高さ2m、誰も来ない用水路に捨てられていたグリとグラ | GO!保護犬GO~知る・見る・伝える→殺処分ゼロへ~

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静岡県御殿場市の個人ボランティア 
山の中で5年間、狭いケージで生かされてきた小山町多頭現場出身の犬の幸せさがし、問題を終息させ無事に終わりました

フィラリアでもシニアでも雑種でも、幸せにしたいと頑張ってます



先日、仕事をお休みし3時間をかけ
浜松の殺処分場へ行ってきました








第一の感想


犬や猫がほとんどいない


保健所から、また飼い主から毎日のように犬や猫が入っているはずなのに…



そして職員さんとはなしているうちに、
ここは死の施設なのだと確信しました

職員さんが殺しているのではありません
最後まで飼う責任を全うできないクズ以下の人間たちが殺しているのです



私が休みを取ってまで出向いた理由は
又聞きやリブログではなく、常に真実を発信している自負と責任を伝えようと思ったからです



あんたは、頼んでもいないのに殺すはずの犬を持っていこうとしているのだから、
こちらの指定する日以外は受け付けない


と強気な殺処分場



私は、相手が行政でも誰であっても、態度を変えません
きちんとお話はします
感情で騒いでも何もはじまりません




保管場へ案内いただきました
犬はこの2頭しかいませんでした
ここに入れば、生きることはないのです





高さ2メートル、幅3メートルほど
農業用用水路
農家の方しか入ってこない道路


たまたま作業をしにきた農家さんによって発見され
捕獲されたのだそうです


この子たちの飼い主は、明らかに『死ね!』とこの子達を遺棄したのです

雨が降れば増水し確実に殺せる場所に落とされたグリとグラ
職員さんの話に、もはや怒りもわかないほど
私は冷たい人間になっていました




全く人になついていないのはすぐにわかりました

『ほら、こんな犬たちですからね、首輪だってできるはずないですよ。とにかく危ないですから。噛むかもしれないし、保証なんてできませんからね』






私は多くの犬を見てきました
人にきちんと飼われたことのない犬たち


そういう犬は人になつかないからと手を出さないボランティア達

悪いのではないの
保護しても手間とお金と餌代かかるもの
好き好んで保護する人はいませんでした
(だから東京のアルマさんには絶対的な信頼があるのだけど)







『ほら、自分でかごに入れてくださいよ、うちは一切手をだしませんからね』

と職員さん
「あはは、大丈夫ですよ」
内心は
「おいおい、できねーよ、どうしよう」だったのですが笑





この痩せ犬(グリ)が、おデブちゃん(グラ)をひたすらかばってタテになっていました





きっと、ご飯も先に食べさせて、残りを食べていたのでしょうか






真っ赤な皮膚
早く病院へ行こう



そのためには入れ物にいれないといけません












最初がこんな感じ

仕方がないので、すのこを立ててハウスに追いやりましたが、入ってくれません


職員さんが鉄の棒を持っていたのでそれを借りて、棒でグリグリ
何とか2頭を同じハウスに入れました







首輪もできない
これでは病院に連れていけません


けれど、意味のわからない自信がわいてきました
野犬達や多頭崩壊の犬たちをすべて家庭犬にしました
他のボランティアさんが譲渡したのになつかないからと返還された犬もしっかり旅立たせました


だから大丈夫!
また3時間かけ御殿場へ帰ると
いつもの熱中症の症状


けれどこの子達、臭いし汚いし皮膚病だし


で、ハウスごと浴室に持ち込み、おそるおそるお湯をかけ、全然洗えなかったけれど、自称頑張ってシャンプーしました



もちろん、抱っこできず
しようともしませんでしたけど






タオルで拭くこともできず
脱衣場にタオルを敷き詰めて、ドライヤーで追いかける方式で乾かしました









よく見ると、全然きれいに洗えてないのがわかりますね


濡れるとまた臭い!



これが、我が家に到着直後の2頭
ここからまた、大変な時間になるのですが
私は熱中症でダウンするのでした



全く触れない、首輪もできない2頭、
さあどうなるのでしょうか








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