「辛い辛いわめいてるだけじゃ~~心のシワが増えるだけ~~♪
二人だから楽しく踊ろうよ~~~♪」
・・・・とB’zの歌にもあるように・・・。
ともあれ離婚して二人ではなく一人なのだが・・・
それでも雨つづきの毎日に、明日の一歩を踏み出したいと、明日の快晴を願うフリーターの俺である。
1997年 社会的不景気の影が見え隠れした中、俺は大学3年の夏を迎えていた。
この頃の俺は学校も夏休み中で、浪人時代に親しかった友人に会いに京都にむかった。それは浪人中、いつも傍らにいた女性でお互い切磋琢磨した存在だった。
京都の有名女子大に通う彼女は、晴れの日も、雨の日も、生理の日も、素敵な作り笑いでみんなに笑顔をふりまき、男には流し目をし、思わせぶりビームを発射する、社交的な女性である。悪く言うと、八方美人で男をもてあそぶ悪女である。
俺は俺でそれじゃ乗っていこうと・・彼女に思わせぶりビームで熱い視線を送っていた。
しかし彼女とは男と女の関係以前に大切な友人の一人だった。
その彼女に会いに・・・GO TO 京都
東京駅から新幹線に乗り、2時間・・・頭の中では大人に変わった彼女を想像していた。
そして京都駅におり・・・列車とバスに乗り継ぎ、彼女との待ち合わせの場所に・・。
当時は携帯よりPHSが普及しており、俺のPHSから彼女に電話した。
事前にアポはとっていたので安心はしてた
が・・・・・
電話口の彼女は・・なぜか怒っていた・・。
俺の頭の中は・・「なんで????」
それは普通の怒り方じゃなく、ハンパなく怒っていた。
「どうしたの?」
「どうしたもなにも・・あなたね~~。今会って決着つけましょう・・。」
心あたりのない俺は大脳中枢は?状態になっていた。
それでも俺はここまできちゃったので、彼女に会いに。
新京極を超え、鴨川が見え始め五条大橋をわたっていた中腹・・向こうから彼女が歩いてきた・・・。
明らかに機嫌が悪そうだった・・。
まさに弁慶と牛若丸。
弁慶(彼女)が俺にむかって走ってきた。牛若丸(俺)は欄干に飛びのりPHSという名の笛をふきつつ・・舞った。
弁慶(彼女)のなぎなた(マシンガントーク=俺の文句)をひらりとかわし、牛若丸(俺)は弁慶(彼女)に攻撃(ひたすら謝る・・原因不明なことに)・・。
弁慶がひるんだところに・・最後の一押し・・・「ごめん」・・と。
その原因というのは・・当時彼女がいたにもかかわらず、京都まで違う女に会いにきたこと。
なんとつまらないことで怒るのだろうと・・思いつつ・・ひたすら謝り・・。
事情も何もないのだが、とりつくろった事情を話し、彼女の機嫌が京都にむかおうとした頃の電話口の彼女に戻ってくれた。
その後は祇園、二年坂三年坂そして清水寺と彼女と京都観光を楽しんだ・・。
・・・チャンチャン・・・完。
俺は俺でその京都の友人は俺のことを、多分好きなのだろうと・・・自分勝手な都合の良いとりかたをし、京都駅から東京駅にむかった。
