
最近の台風被害、その少し前には地震による被害。
被災している方も多くおられるので、お見舞い申し上げます。
僕自身も2011年の地震では震源に近い場所に住んでいつつ、当日は地元を離れていたため、4日かけて日本海側を通って帰宅しました。
家に帰るまで、家の状態がどうなっているかもわからないという不安の中の帰宅でした。
それ以降、投資に関しては、防災・国土強靱化テーマの銘柄を一定数買っています。
これは、他人の被災で儲けようという事ではありません。
自身が被災した経験から、自身の資産がどうなっているのかわからないという状況では、仮に帰宅した時に自分の家や車などの資産が被害を受けていたとしても、その時にあがる可能性のある資産を持っていることがリスクヘッジになるという考えからですので、ご理解いただければ幸いです。

リスクヘッジというなら、地震保険などの保険が一番いいとは思いますが、資産管理という面で言えば、保険は平時には資産を増やしてくれません。
その一方で、これら建設関連銘柄は平時も割と高配当なインカムがあり、有事にはキャピタルも出るという傾向があります。
「ああ、家の補修に○○百万円はかかるな。」
という不安が
「それでも、防災関連銘柄が上がってくれていれば、大分負担減るな」
と思えるだけで精神的に楽になると思います。
今回は国土強靭化銘柄として、Gemini君に銘柄をピックアップしてもらいました。
以下はそれを、国策寄与度順に並べたものになります。
柄の後ろの★は僕が所持している銘柄です。
※ただし、この順位はあくまでの企業の持つ国策関連事業の割合を示しているだけで、その企業が優良かどうかを示すものではありませんので、ご注意ください。
例えば1位の大盛工業は、去年末のガバナンス不祥事と今年の減益予想で、去年から株価は半分になっています。
(底値で買い時という見方もできるかもしれませんが、優良かどうかはまた別の話)

1. 大盛工業★ 【東証スタンダード 1844】
国策寄与度(目安): ほぼ100%(超高)
特徴: 首都圏(特に東京都下水道局など)の上下水道・地中シールド工事に特化した、内水氾濫対策のド真ん中銘柄。
直近業績: 2026年7月期通期決算は売上高81億円(前年比25.3%増)と絶好調。一方で、2027年7月期の予想はM&A子会社の離脱や案件の端境期により減収減益(純利益25.1%減)の慎重な見通しを発表。2025年秋のガバナンス不祥事のしこりもあり株価は低迷中ですが、配当12円維持で利回りは2.6%を超え、国策需要の底堅さから逆張りの買い場を探る動きもあります。
2. ライト工業★ 【東証プライム 1926】 / 日特建設★ 【東証プライム 1929】
国策寄与度(目安): 約70%〜80%(高)
特徴: 特殊土木(斜面保護・地盤改良)の双璧。地下貯留管を掘る際の地盤強化や河川堤防の補強など、国家規模の公共土木が主戦場。
直近業績:
【ライト工業】 2027年3月期・第1四半期は、利益率の高い案件への選別受注が功を奏し、営業利益が前年同期比19.5%増(33億円)と大幅増益。受注高も同42.3%増と爆発的に伸びており株価も強い動きです。
【日特建設】 2027年3月期・第1四半期は、売上高が前年同期比7.1%増、営業利益が同52.2%増と増収増益。徹底した原価管理で利益率が大きく改善しており、年間50円への増配予定など足元は極めて堅調です。

3. NJS 【東証プライム 2325】 / 日水コン 【東証スタンダード 261A】
国策寄与度(目安): 約65%〜75%(高)
特徴: 上下水道に特化した建設コンサルタント(調査・設計・計画)のツートップ。自治体の浸水シミュレーションや、官民連携(ウォーターPPP)の波を捉える。
直近業績:
【NJS】 2026年1〜6月期(上期)決算は過去最高を更新。通期計画(経常利益37億円)に対して上期だけで50.8億円(進捗率137%)を叩き出すなど業績が爆発しています。
【日水コン】 2026年1〜6月期(上期)は人件費先行で前年同期比減益(純利益9.1億円)となったものの、受注高は265億円(前年同期比10.9%増)と潤沢で、下期の巻き返しが期待されます。
4. 明電舎 【東証プライム 6508】
国策寄与度(目安): 約60%〜70%(高)
特徴: 水処理プラントの電気設備・制御システムの大手。自治体の排水ポンプ場や下水処理施設の電気・機械システム、O&M(運営・維持管理)を広く手がける。
直近業績: 官公庁向けの社会インフラ事業が非常に好調。部材高騰の価格転嫁が進んだことや、自治体の下水道強靭化予算(電気設備の更新需要)の波に乗り、2027年3月期も堅調な利益成長を維持しています。

5. ショーボンドホールディングス ★【東証プライム 1414】
国策寄与度(目安): 約60%〜70%(高)
特徴: 既存のコンクリート構造物の「補修・補強」で圧倒的首位。下水処理場や排水ポンプ場など、既存インフラの長寿命化(延命)国策の筆頭。
直近業績: 日本のインフラ老朽化という長期の国策トレンドを背景に、営業利益率20%超という驚異的な高収益体質と、実質無借金の極めて強固な財務を維持。安定成長のディフェンシブ株として高い評価を得ています。
6. 萩原工業 【東証プライム 7856】
国策寄与度(目安): 約30%〜40%(中)
特徴: ブルーシート国内首位。災害用の土のう袋や、下水道トンネルの強度を高めるコンクリート補強繊維(バルチップ)を展開。
直近業績: 防災資材の官公庁・自治体向け備蓄需要は安定。ただし、民間の工場・建築向けシートや海外ビジネスの比率も大きいため、土木特化型に比べると国策への依存度はマイルドです。

7. 荏原製作所 【東証プライム 6361】
国策寄与度(目安): 約15%〜20%(低〜中)
特徴: 都市の浸水被害を防ぐために最重要となる「大型排水用ポンプ」で世界屈指の実績。
直近業績: 国内のインフラ強靭化(大型ポンプ場の新設・更新)は非常に手堅く推移しています。ただし、同社は半導体製造装置(チンププラントなど)を扱う「精密・電子事業」が現在の最大の稼ぎ頭。会社全体の業績や株価は、世界の半導体サイクル(シリコンサイクル)の影響を強く受けます。
8. クボタ ★【東証プライム 6326】
国策寄与度(目安): 約10%〜15%(低〜中)
特徴: 耐震型水道管(ダクタイル鉄管)で国内シェア約6割。水環境プラントも強い。
直近業績: 国内の水道強靭化ビジネスは極めて堅調です。しかし、全社売上が3兆円を超える巨頭であり、業績の8割以上は「海外の農業機械(トラクターなど)」や為替に左右されるため、全社比での国策寄与度は低めになります。

9. 積水化学工業★ 【東証プライム 4204】
国策寄与度(目安): 約10%以下(低)
特徴: 道路を掘り返さずに古い下水道管を内側から補修する「SPR工法」という独自の強力な国策技術を持つ。
直近業績: 下水道管路更生(SPR工法)事業は自治体の予算獲得とともに順調ですが、会社全体としては「セキスイハイム(住宅)」や「高機能プラスチックス(半導体・自動車材料)」が大部分を占める多角化企業であるため、全体割合としては最も低くなります。
さてこれは国土強靭化関連の国策に沿った事業をどのくらい持っているかだけのランクでしたが、逆に言えばそれだけ。
国策寄与度、会社業績、インカムの三点に注目して、買えそうなトップ3とワースト3のランク付けしてもらいました。

下水道強靭化・国土強靭化関連株9社をガチ精査!総合評価トップ3 vs ワースト3
ゲリラ豪雨や線状降水帯による「内水氾濫」から日本の都市を守る下水道・国土強靭化は、これからの日本で絶対に削ることができない「最強の国策テーマ」です。
しかし、このテーマ株には「災害時に急騰する反面、平時には市場の関心が薄れて長く低迷する」という特有の弱点があります。
そこで今回は、単なる名前買いを避けるため、①国策寄与度(予算の直撃度)、②会社業績(他事業の成長性・ノイズ)、③インカム(配当利回り・財務の安定性)の3つの視点から、関連主要9社を徹底精査!長期保有に適した「トップ3」と、今あえて買う必要のない「ワースト3」を決定しました。

総合評価トップ3(長期保有・買い推奨)
国策の追い風をしっかり受けつつ、平時の低迷期も「高いインカム」や「強力な別事業・DX」で株価が下支えされる、長期投資の本命3社です。
1位:【1926】ライト工業
国策寄与度: 70〜80%(高)
会社業績 : 特殊土木(斜面保護・地盤改良)の最大手。直近(2027年3月期1Q)は利益率の高い案件への選別受注が功を奏し、営業利益が前年同期比19.5%増と大幅増益。何より受注高が前年同期比42.3%増(699億円)と爆発しており、先々の業績安心感がケタ違いです。民間向けの地盤改良や米国でのインフラ再生予算も取り込んでおり隙がありません。
インカム : 配当利回りは約3.7%とセクター屈指の高水準。自己資本比率も約70%と実質無借金の超・高財務です。10月には「1株➡4株」の株式分割を控えており、個人の買い呼び込みによる一段高も期待できます。

2位:【1414】ショーボンドホールディングス
国策寄与度: 60〜70%(高)
会社業績 : 既存コンクリート構造物の「補修・補強」で圧倒的首位。下水処理場や排水ポンプ場などの長寿命化(延命)国策の受け皿。大型土木のように「工事が終われば終わり」ではなく、日本の老朽化インフラのメンテ需要が永遠に続くため、営業利益率20%超という驚異的な稼ぐ力を誇ります。
インカム : 利回りは2.5%前後ですが、日本の建設業で唯一無二の「20期連続増配」を継続中。自己資本比率80%弱、実質無借金の「お化け財務」であり、持っていれば持っているほど毎年配当が増えていく、インカム投資の絶対王者です。

3位:【2325】NJS
国策寄与度: 65%〜75%(高)
会社業績 : 上下水道に特化した建設コンサル(調査・設計)のトップ。直近(2026年12月期上期)決算は過去最高を更新。通期計画(経常利益37億円)に対して上期だけで50.8億円(進捗率137%)を叩き出すなど業績が爆発しています。自治体向けにドローンやAIを使った自動点検システムを外販する「インフラDX企業」としての顔を持ち、これが高利益の源泉となっています。
インカム : 株価急上昇により利回りは2%台前半ですが、業績の爆発力に伴う増配期待が非常に高いです。

総合評価ワースト3(様子見・買い控え推奨)
「下水道関連」という看板は立派ですが、企業固有のガバナンスリスクや、他事業(海外・コスト高)のダメージが大きすぎて、国策の恩恵が相殺されてしまっている3社です。
1位:【1844】大盛工業
国策寄与度: ほぼ100%(超高)
会社業績 : 東京都の上下水道地中工事がメインで国策直撃ですが、直近で発表された2027年7月期の通期予想が「純利益25.1%減」の大幅な減収減益見通しとなり、これが株価低迷の主因となっています。また、2025年秋に起きた社内での泥沼の内部告発トラブル(ガバナンス不祥事)のしこりが残っており、市場の信頼回復にはまだ時間がかかります。
インカム : 配当12円維持で利回りは2.6%を超えますが、中小型株特有のガバナンスリスクを考慮すると、12月の1Q決算で業績の進捗を確認するまでは買い増し厳禁の「静観」推奨です。

2位:【6326】クボタ
国策寄与度: 10〜15%(低)
会社業績 : 耐震型水道管で国内シェア6割の絶対王者ですが、全社売上3兆円の巨頭であり、業績の8割以上は「海外の農業機械(トラクター)」で決まります。現在、海外での金利高止まりによる農機在庫の調整が長引いており、本業の足取りが重いです。さらに足元の円高トレンドは同社にとって大きな逆風となります。
インカム : 財務は堅牢ですが、国内の下水道強靭化予算の恩恵が、巨大な海外農機ビジネスの失速によって完全にかき消されてしまうため、このテーマで今あえて買うメリットは薄いです。

3位:【261A】日水コン
国策寄与度: 65〜75%(高)
会社業績 : NJSと並ぶ上下水道コンサルですが、直近決算では受注高が前年同期比10.9%増と好調な一方で、技術者獲得の人件費や外注費の高騰が重くのしかかり、純利益は減益で着地。
インカム : 「案件はあるのに利益が残りにくい(価格転嫁が遅れている)」状態にあります。同じコンサル分野で、コストをこなして過去最高益を叩き出しているNJS(トップ3の3位)が真横にいる以上、あえて今こちらを新規買いする必要性は低いです。

自身の保有としてはトップ2とワースト2の両方保有していました(;'∀')
ワーストの大盛工業については確かにそう思いますね~
ただ、小型で事業が下水関連一本足打法なので、テーマに乗った時には急上昇の可能性もある・・・ギャンブル銘柄ではあると思います。
他にもTOP3には載らなかったですが、積水化学なんかは、ペロブスカイト関連銘柄でもあったりするので、そう意味でも良さそうな気はするんですけどね。
連続増配銘柄だし。
後は萩原工業とかかなぁ。
コンクリートの補強素材売っていていい気がするんですけど、Gemini君にはピックアップすらされていないですね。
ご参考までに。




