増配率を考慮して10年後に配当10%になる銘柄探し その3 | グデーリアンの投資ブログ

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トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

 

 

 

 

 

 

株価が高い今、高いから何も買えないではなく、今買っておけば配当が大きく育って、10年後の将来、今の買値で10年後の配当利回りを計算した時に年利10%を超える銘柄を探そう企画。

(買値から見た配当利回りをYOC=イールドオンコストと言います)

 

今回は、セクター別ではなく、中小型株でまとめてみました。

 

 

 

 

 

のですが・・・Gemini君希望的観測すぎるので修正させています。

Gemini君、過去平均増配率をそのまま予測に使っていたのですが、ここ数年、東証が株価改善要求を度々しており、それに沿う形で急激に配当を増やした企業が結構あります。

中小型株だとそれが割と顕著。

その増配率が今後も続くというのはちょっと希望的観測すぎ。

 

なので、その辺を修正させたのが以下。

 

 

 

 

 

 

1. スターティアホールディングス (3393)

「ICT成長」の巡航速度で、10年目に10%到達へ

・現在の利回り: 5.12%(DPS 72円 / 株価 1,407円)
・修正想定増配率: 7.0%(還元強化フェーズ終了後の利益成長並み)
・10年後の予想YOC: 約 10.1%
・YOC10%到達までの目標年数: 10年

【再評価結果】
過去の爆発的な増配は配当性向の引き上げによるものです。そこを差し引き、本業のICT保守成長(年7%程度)に収束すると仮定しても、初期利回りの高さに助けられ、ちょうど10年で大台に届きます。
注目点: 派手さはなくなりますが、ストック収益が盤石であれば「最も負けにくい」10%候補として残ります。

 

 

 

 

 

 

2. 丹青社 (9743)

「景気敏感」を考慮し、13年でじっくり大台へ

・現在の利回り: 5.69%(DPS 80円 / 株価 1,407円)
・修正想定増配率: 5.0%(展示会・店舗需要の緩やかな成長並み)
・10年後の予想YOC: 約 9.3%
・YOC10%到達までの目標年数: 13年

【再評価結果】
現在はコロナ後のV字回復と東証対策が重なり、配当が急増した状態です。今後は業界平均の成長率(年5%)に落ち着くと見ると、10年後は9%台に留まり、10%到達は13年目となります。
注目点: 初期利回りは最強ですが、成長率が鈍化すると到達年数が一気に伸びる「高配当株の罠」には注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

3. ジャックス (8584)

「MUFGグループの安定感」で、13年目に到達

・現在の利回り: 4.98%(DPS 200円 / 株価 4,020円)
・修正想定増配率: 6.0%(海外成長を加味した実力値)
・10年後の予想YOC: 約 8.9%
・YOC10%到達までの目標年数: 13年

【再評価結果】
還元方針の大幅変更を経て、現在は配当性向が40%超と適正水準にあります。ここからは本業のEPS成長(年6%想定)に準じた増配になると見るのが妥当です。10年後は9%弱、13年目で10%到達を目指す形になります。
注目点: ペースは落ちますが、グループの信頼性と累進配当により、脱落するリスクが極めて低い「本命」です。

 

 

 

 

 

 

4. インフロニア・ホールディングス (5076)

「インフラ運営」の安定収益で、15年で大台へ

・現在の利回り: 4.33%(DPS 92円 / 株価 2,123.5円)
・修正想定増配率: 6.0%(運営権事業の長期成長並み)
・10年後の予想YOC: 約 7.7%
・YOC10%到達までの目標年数: 15年

【再評価結果】
経営統合直後の「ご祝儀還元」期間が終われば、増配率はインフラ運営の利益成長(年6%程度)に落ち着くと見られます。10年では10%に届かず、15年程度の長期戦になります。
注目点: 建設業からインフラ運営へビジネスモデルが変革できるかが、この6%を維持できるかの鍵となります。

 

 

 

 

 

 

5. オオバ (9765)

「公共需要」の堅実さで、18年での到達へ

・現在の利回り: 3.61%(DPS 44円 / 株価 1,220円)
・修正想定増配率: 6.0%(測量・コンサルの安定成長並み)
・10年後の予想YOC: 約 6.5%
・YOC10%到達までの目標年数: 18年

【再評価結果】
記念配当等の特殊要因を除外すると、本業の伸びは年6%程度が現実的です。スタート利回りが3%台のため、10年後の10%はかなり厳しく、到達には20年近い歳月を要する計算になります。
注目点: 「10年で10%」という目標に対しては、今の株価では少し割高(利回りが低い)と言わざるを得ません。

 

 

 

 

 

 

6. モリト (9837)

「世界シェアの底力」で、18年での到達へ

・現在の利回り: 3.79%(DPS 72円 / 株価 1,898円)
・修正想定増配率: 5.5%(世界経済の成長率+α)
・10年後の予想YOC: 約 6.5%
・YOC10%到達までの目標年数: 18年

【再評価結果】
連続増配の実績は素晴らしいですが、配当性向はすでに50%超に達しており、これ以上の性向引き上げによる増配は困難です。利益成長(年5〜6%)に増配率が収束するため、10年後のYOCは6%台に落ち着きます。
注目点: 安定感は抜群ですが、爆発的な増配を期待するフェーズは終わったと見るべきです。

 

 

 

 

 

 

7. 日工 (6306)

「老朽化対策」の息の長さで、16年での到達へ

・現在の利回り: 4.26%(DPS 34円 / 株価 799円)
・修正想定増配率: 6.0%(公共工事の更新需要並み)
・10年後の予想YOC: 約 7.6%
・YOC10%到達までの目標年数: 16年

【再評価結果】
配当性向が非常に高く(70%超)、今後の増配は「利益が増えた分だけ」に限定されます。インフラ更新需要を背景とした年6%成長と仮定すると、10年後は7.6%、16年目に10%到達となります。
注目点: 性向が高いため、業績悪化時の減配リスクは今回の中で最も高く、注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

8. 日本管理センター (3276)

「ストックビジネス」の強みで、11年目に10%到達へ

・現在の利回り: 4.93%(DPS 64円 / 株価 1,298円)
・修正想定増配率: 7.5%(管理戸数の増加ペース並み)
・10年後の予想YOC: 約 10.1%
・YOC10%到達までの目標年数: 11年

【再評価結果】
東証要請での一時的な引き上げ分を除外しても、管理物件の積み上げによる年7〜8%の利益成長は期待できます。高い初期利回りと合わせ、11年目にはYOC10%が見えてきます。
注目点: 資産を持たない高収益モデルのため、今回の中小型株の中ではスターティアと並んで「最も実力で10%に近い」銘柄です。

 

 

 

 

 

辛口評価の結果、「スターティアHD」と「日本管理センター」が、実力ベースでも10年前後で10%に届くポテンシャルを残しました。他は「15年〜」という長期戦になりますね。

 

何か参考になります?