
テスタさんが被害にあっているという報道が先日ありました。
昨日の夜にはテレ東ではこの件の報道をしていましたから、さすがテスタさん、反響は大きいようです。
で、これ恐らく、テスタさんに限ってはフィッシングが経路ではなだろうと思います。
テスタさんの他の証券口座でもメールアドレスの改ざんなどの侵入の痕跡があったとのことなので、テスタさん個人のネットの利用環境(ハード、ソフト共に)のどこかでハックされている可能性がありそうです。
そうすると、PCだけでなく自宅の中華製ルータや、公共のWIFIの利用等、侵入経路が特定されていない以上、いろんな原因を想定していないといけなさそう。
この件、当初から自分はフィッシングには引っかかっていないと断言する被害者が複数存在していましたしね。
いよいよ、フィッシング以外のアタックが現実味を帯びてきました。
そしてテスタさんのケースの原因が判明しても一事が万事ではなく、普通にフィッシングで釣られて気付いていない人なども一定数(というか恐らくそっちのが多い)いそうですから、国の対策、企業の対策、個人の対策どれも必要になるでしょう。

で、この被害、明日以降特に注意が必要だと思っています。
なぜなら明日からの連休、海外市場は開いていて、日本市場だけがクローズ。
つまり、普段日本株しか取引きしない人は口座にログインしない可能性が高く、海外株を取り引きされても連休明けまで気づかない可能性が高い。
犯人にとっては、犯行しやすい時期です。
現金置いていなければ海外株買われることもないし、持ち株の日本株を売られて余力作られるのは約定可能な連休明けだから大丈夫だろうということでもなく、信用で中国のごみ株買われていたら目も当てられません。
そして、何か被害に気付いても、連休中の輪番体制の証券会社のサポートは、後手になる可能性もあります。
まあ今これだけ問題にされていているのだから、保全もスクランブルで対応しているとは思いますが、ダメな証券会社ではありうるかもしれません。
なので、連休中何もすることがなくても、時々ログインして履歴の管理くらいはしておきたいところです。
手口や経路などの全貌が明らかになるのは、恐らくまだ先の話だと思いますから、自分だけはと楽観的に考えず、今やれることはやっておきましょう。
