戦国時代の最大の合戦になった関ケ原の戦い。
徳川につくか豊臣につくか、それだけでなく、中には関ヶ原の本線には参加せず、この混乱に乗じて自らの勢力拡大を狙っていた武将が少なからずいたようです。
その武将たちがこぞって思ったであろうことが
「一日で終わるのかよ!早すぎだろ」
でしょうね。
史上最大である以上、しばらくの間戦いが続くと思っていたのが、まさかの一日決着。

今月の株価の乱高下もこれに似ていて、動きが速すぎて、下落を想定していた人でも、想定していた金額を買う前に戻ってしまったって人も多いのではないでしょうか?
僕もその口です。
7月末から、積み立て投資を毎日積立に変更し・・・
4000円下落した8月5日の場中と引けで打診買いをし・・・
8月6日の寄りで少し買い増して、上髭つけて戻ってきたら
また買おうと思っていたら、そのまま上がってしまいました。
「早すぎだろ」
まあ今回は戻りも早すぎたので、もう少し時間をかけてごにょごにょ動いたとしたら確かにもう少し多く買えたのですが、でも長い目で見ると。
■これは積水ハウスの週足ですが
結局のところ、今回の下落の最安値で買えた場合であっても、2023年の5月の値段よりは高値で、2023年5月以前ならタイミング考えずいつ買っても、今回の下落よりも安い値段で買えました。
■こちらは三菱UFJですが
こちらも、今回の下落の最安値は、2023年の8月以前であれば更に安く買えていた値段でした。
つまり、下落を待って資金を貯めて、今回満を持して買うよりも、買えるときに買っているだけで、今回安値で購入して出たキャピタル以上の利益が出ていたことになります。
(一括購入ではなく、チャート内に引いたトレンドラインの始点から、ドルコスト平均法で買い続けた場合なんかも同じ結果になるでしょう)
これ、何が言いたいかというと
やっぱり「Jast Keep Buying」が正解だったということです。
■Jast Keep Buying
時期を測らずにただ買い続ける人のほうが、時期を見て売買を繰り返す人よりも資産を築きやすい

優良銘柄であればコロナショック前の高値で買っていても、8月5日の安値よりもさらに安い値段で買えていたことが、チャートを見るとわかります。
※上記のチャートには2020年のコロナショックも載っているので確認してみてください。
また、上記2銘柄以外も、優良銘柄であれば同様の結果になっていることがほとんどだと思うので、それぞれチャートを確認してみてください。
今回も、8月5日の暴落前の高値で掴んでしまっていた人。
きっと数年後に見たら
「最安値ではなかったけど、あの時買って、売らずに持っていてよかったよね。」
という結果になる可能性が高いということです。
今回の下落は、一旦はかなりいいところまで値を戻しましたが、このままスルスルと上昇していくかどうかはわかりません。
42000円まで全戻し刷るかもしれませんし・・・
38000円で値固めしてくれるかもしれませんし・・・
一旦反落してダブルボトム、トリプルボトム、逆ヘッドアンドショルダーを形成してから再上昇するかもしれませんし・・・
今回の反騰はただの中間反騰で、2番底を目指すかもしれません。
ただそれでも
1、将来から見たら。この上げ下げは誤差の範疇に収まっている可能性が高いこと。
2、今回の急落でわかるのように、いったん売ってから買い戻すというのが暴落時には非常に難しいこと。
を考えたら、最適解が「Jast Keep Buying」になる人が多数だで、それこそが「稲妻の輝く瞬間に相場に居合わせる」ことが出来る方法だと思いますから、皆さん冷静に相場を生き残っていきましょう。
■敗者のゲーム
投資家は稲妻の輝く瞬間に相場に居合わせなければならない
