大型株は軒並み高くなっちゃっていて買いにくい中、中小型株に資金が循環してくれたら、上がる余地はありそうな?というところでのご紹介。
個別銘柄【3076】アイホールディングス
株価2410
■配当関連
予想EPS 270.3円
一株配 90円
配当性向 30%
■割安性
PER8.92倍
PBR1.54倍
■利益率
ROE17.33
ROA14.26

防犯カメラシステム、紙・布カッティングマシン、病院向けカード発行機などを手掛ける卸売業の会社。
ここ一年2200円から2600円のレンジ相場を形成している時価総額1300億円の中小型株です。
直近の決算は超絶好決算に見えますが、これは買収した子会社ののれんが利益計上された結果なので注意が必要です。
(コンセンサス予想経常利益5,611百万円⇒実績11,104百万円)
四季報にある「熊本の半導体製造・検査装置メンテ会社を子会社化」と書いてあるのは、熊本のTSMC工場関連の恩恵が受けれるのかと期待してしまいます。
この子会社「株式会社ティエスティ」という会社のようで、21年から22年にかけて、EPS117⇒464と4倍になっています。
とはいえ、今のところ純資産2.7億円程度の小さい会社なので影響力はあまりなさそうですが、この子会社を足掛かりに、本業の販路をTSMCへ拡大出来るストーリーが描けるならちょっと面白みがありそう。

本体のアイホールディングスは、現在の株価で配当利回り3.73%と比較的高配当ですが、配当性向は30%と余裕があります。
配当金は19年の40円から23年の80円と倍になっていて、24年は10円の増配で90円です。
上記のようなM&Aを繰り返しているようですが、キャッシュは潤沢で自己資本比率は80%を超えますので財務は万全です。
また利益率も、ROE17.33、ROA14.26と高いです。
6月決算の銘柄で、次の第3四半期決算は5/15日の予定。
