金相場が史上最高値を更新しているという話を前回しました。
前回の記事はこちら
【金投資】金(ゴールド)投資、上昇の仕組みは?【あり?なし?】 | グデーリアンの投資ブログ (ameblo.jp)
仮に金投資をしようとすると、どんな投資方法があるかを考えてみます。
投資したことない人は、宝石店に行って金の指輪とか買っちゃいそうなので。
いやそれでもだめじゃあないんですけどね。
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■現物の購入
金は以下のような方法で現物を買い付けることもできます。
それぞれ、金の価格の他にコストがかかります。
金貨(メイプルリーフ金貨 イーグル金貨)
金の価格+αの販売価格
金地金(インゴット 金の延べ棒)
金の価格+販売業者に対する手数料
装飾品(指輪 ネックレス)
金の価格+α装飾品としての付加価値(加工費用やブランド代)
また、売却時には譲渡所得税が発生します。
利益が50万以下なら非課税であったり、5年以上持てば減税されたり、購入価格の証明をしなくてならなかったりと、ルールすこし複雑です。
金の現物が手元にあるので、見て楽しむ、身に着けて楽しむといったメリットもありますが、それは同時に盗難のリスクも抱えることになるため、保管方法にも費用(金庫の購入など)を掛けなくてはいけないかもしれません。
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■金に対する投資商品の購入
金を対象とした投資商品を買うこともできます。
こちらも金の取引レートにプラスアルファでコストがかかります。
投資信託/ETF
金価格+維持費用(信託報酬)
金先物取引
金価格+ロールオーバー費用
これらの商品を購入した場合、金の現物が手元に届くことはありませんが、商品によっては解約時に現金ではなくゴールドと引き換えることが出来る商品もあります。
現物取引に比べて低予算から投資でき、現物取引では避けられない売却時の税金もNISAやDCで買い付ければ非課税で運用できるため、投信やETFでの投資はお手軽でお勧めです。
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■ありがちな失敗
失敗する人がいそうなストーリーとして
1、ニュースで金が高く売れるのを知る
2、貴金属店に行って、金の装飾品を買う
時間が経過して(↓は今日までの金の長期チャートです)
3、金先物価格を見て、購入時の相場より上昇しているのを確認
4、買取店に売りに行く
5、買取価格が想像よりも安い
というのは結構ありそうです。
貴金属を買う時点で、金そのもののレートではなく、装飾品としての加工費やブランド代が金そのものの価格に上乗せされているので、当時の金相場よりも高い金額で買っていたはずです。
対して、売るときは純粋な金の相場を見て売りに行っているので、その装飾品のデザインやブランド価値が買取店でプラス査定されない限り金相場よりも安い値段が付くこともあるはずです。
さらに、買取店の買値と売値のマージンも引かれますからね。
こういうことまで考えると、特に装飾品が好きとか、空襲で家を焼かれたときに持って逃げる予定とか、装飾品や骨とう品の目利きに自信があるとか、特別な理由がない限りは金相場に連動した信託商品を買っておくのが無難ではないかなと思います。
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