昨年7月の旅行記、真夏の京都3泊ひとり旅も今回が最終回です。
いきなり高いところから。
この昨年7月のひとり旅も、前回の昨年5月の旅と同様「ずらし旅」というプランで申し込んでいました。その特典として、いくつかの体験などのプランがあったのですが、この旅では「京都タワー展望無料とお買い物券」という内容のものを選択しました。
前夜、甲子園で遅くまで熱狂の中にいたため、旅の最終日はさらにゆっくりのスタート。
まずはこの展望台へと直行しました。
空中からの「東本願寺」です。
「西本願寺」です。たくさんの方がお堂から出てくるのが、レンズを通じてわかりました。
反時計回りに進みます。緑の濃い「梅小路公園」。その向こうは「京都鉄道博物館」。
「東寺」の「五重塔」。
紅葉で知られる「東福寺」。
真ん中あたりにとても横に長い建物、「三十三間堂」です。
その上の大きなお堂は「智積院」です。
真ん中あたりの煉瓦の洋館は「京都国立博物館」。
真ん中あたりに遥か「八坂の塔」。その後ろに「霊山観音」も見えます。
右の方に見える大きな屋根は「知恩院」。その手前が祇園一帯となるはずですが、写真では分かりにくかったです。
一周しました。再び真北を向きます。眼下の「東本願寺」と「お東さん広場」。
「平安神宮」の「大鳥居」が見えました。その先は「金戒光明寺」でしょうか。
「烏丸通」も緑が豊富ですね。その先の大きな森に見えるのは「京都御苑」です。
「左大文字」が見えました。
右に「天王山」、そしてその奥には大阪のビル群がうっすらと見ることができました。
眼下の京都駅ビルのガラスは、夏の雲を綺麗に映していました。
真ん中あたりに「清水寺」の堂宇。
「嵐山」方面。「鳥居形」も見えました。
京都タワーの展望室訪問はおそらく、大学生の頃に知り合った京都の短大生の皆さんに案内してもらって以来、約40年ぶりだと思います。当時はおそらく説明を受けても知っている寺院はわずかだったでしょう。
それが今では多くのスポットがわかるようになったのも嬉しいものでした。
猛暑のときは、このような観光の仕方もいいものだと思いました。
この日は野球場に持参した望遠レンズは重いので、スーツケースに入れて持ち歩いてなかったのだと思います。今度は望遠でも撮ってみたいという楽しみが残りました。
ランチも「京都タワー」の地下にあるフードコートの「京の焼肉処 弘」さん。
「和牛焼肉重」でスタミナ補給。ランチタイムはスープ・キムチ付きです。
食後は、京都駅地下街の「ポルタ」でいつも気になっていた「JA」が全国で展開する「みのりカフェ」さんへ。
いつもは行列ができていましたが、このときは空席が見えたので女性のお客さんがほとんどのこちらのお店に突入です。
店の外を通る方からもよく見える席で恥ずかしかったけど旅の恥はかき捨てです。
パフェとドリンクを。
フルーツたっぷり、快く旅に送り出してくれた妻に申し訳なさもいっぱいでした。
銀座三越、長崎駅に続いて三店目となった「みのりカフェ」。また旅先で出会ったらぜひ寄りたいです。
猛暑の旅の最終日は、「東本願寺」の北側にある情報発信・交流の拠点となる施設の「しんらん交流館」で行われている「定例法話」に参加させていただくことにしました。
開始時間まで「東本願寺」へお参りします。この昨年7月の旅では、連日の参拝が叶いました。
「東本願寺」の塀の陰に集う鳩たち。
南側部分のお堀には蓮が綺麗でした。
いつもこちらは通っていなかったので、これも発見でした。
「阿弥陀堂門」へ。
「阿弥陀堂」です。
先ほどまで展望をしていた「京都タワー」を見上げます。
この後、14時から15時半までのご法話へ。普段お東さんで聞くご法話の3倍以上の時間のものです。
十数人ほどのご参加の皆さまは、皆さん挨拶をされていたので普段から熱心に聞きに来られているご門徒さまだったのでしょぅ。そんな中に混ぜていただきましたが気軽に参加できる雰囲気でした。
内容も、用意されている「真宗聖典」を常に引きながらのお話はわかりやすく、この日はまるで大学での講義を受けているような気持ちにもなれました。
京都でのまた新たな過ごし方を知るよい経験となりました。ありがとうございました。
さて、ご法話が終わり、駅の方に戻ろうとしたときです。外はさっきまでの晴天が一転、雷雨になっていました。折りたたみ傘は持っていたものの、あまりの雨量で道はうっすら冠水しはじめ、雷も近くで鳴っているため、「しんらん交流館」の建物を出ることができなくなってしまいました。
しばらくして、少し弱まったかというタイミングで外に出ましたが再び外は荒れ狂いだして、「東本願寺」の「御影堂門」の下に駆け込むのがやっとでした。差していた傘は何の役にも立たず、靴も一瞬にしてびしょびしょです。
目の前には「御影堂」があるものの、この場所から動くことはもう不可能。
10人くらいの皆さんとこの場所で1時間ほど足止めとなってしまいました。
調べてみると、本当に局地的に発達した「雨柱」の下にいたようです。
「御影堂」さえかすんで見えます。
激しくたたきつける雨。
突風も吹き込んでいました。
雷も加わっていました。
私も皆さんもただ空を見上げるほかありません。
まだ降っていましたが、それでも雨が少し弱くなったところで「東本願寺」を後にしました。
「阿弥陀堂」の「靴袋」の入っている大きな木の箱も、突風で飛んでしまい灯篭の前まで飛ばされていました。
この後、一番近い地下道への階段へと駆け込んで無事に京都駅へと戻ることができました。
京都駅の大階段では、また「山鉾」と会うことができました。
帰りの新幹線で食べるお弁当を購入して外へ出てみると、さっきまでの天気が嘘のようにはれ上がっていました。気温が急激に下がったのを感じたのを覚えています。
真夏の京都3泊4日ひとり旅は以上です。
京都を拠点に2度のプロ野球観戦に、祇園祭にと欲張り過ぎの日程で、よく疲れで熱中症にならなかったものだと、まとめてみて思いました。
私に発動中の「できるうちにやっておこう」キャンペーンのおかげで、この旅行でもたくさんの「初めての体験」にまた出会えました。快く送り出してくれる妻にも感謝です。
また、忘れかけていた旅の記憶も蘇ってきて、また旅に出たようなお得な気分にも浸ることができました。
いつもながら冗長な文章にお付き合いいただき、本当にありがとうございました