1年前の関西旅行記の続きです。
いよいよ今日は、今年の「葵祭 路頭の儀」開催日ですね。
あの日から1年。写真を整理しながら懐かしく思い出しております。大河ドラマの放送やインバウンドの影響もあって、きっと今年の観覧者は昨年の比ではないのかとも拝察しております。
どうかトラブルなく、歴史あるお祭りが遂行されることをお祈り申し上げております。
さて、遅ればせながら昨年のお話をまとめさせていただいております。
「葵祭2023 路頭の儀」のゴールを見届けた後は、初めて参拝させていただく「上賀茂神社」のご本殿へ、と思っていたのですが・・・。
葵祭について勉強不足でした。上賀茂神社に到着してからが大事でした。
ここからが大事な「社頭の儀」。
こちらでも境内の芝生拝観席が当日販売されていて、当然ながらこの時間では完売。
遠くから望遠レンズで拝観させていただくことにしました。
「斎王代」さまも二の鳥居のあるご本殿の方角へと歩かれていきました。
行列が終わると、しばらくは二の鳥居内にて「社頭の儀」が続いていたと思われます。
一連の儀が終了するまで参拝は叶いませんので、一の鳥居内の境内を散策します。
するとこの日、大役を務めたお馬さんたちに遭遇。
長い距離をどうもありがとう。人に慣れたお馬さんばかり。
神様のお使いですから、近寄りすぎないように。
「ならの小川」です。豊富な水量がとうとうと流れています。それはそれは透き通った綺麗な流れでした。
しばらくすると動きがありました。かなり長い時間が経っていたと思います。
神馬が幾度かひかれていくのがわかりました。
アオサギ君は松の木の上で高見の見物中。
やがて馬にまたがり、何頭かが一の鳥居の方へひかれていきます。
そして二の鳥居の方に向かって疾走。余りの速さにピントがまったく追いつきませんでした。
「走馬の儀」というそうです。
これにて一連の儀が終了したようです。
そして準備ができ次第本殿への参拝ができることが分かり、私も二の鳥居の下で待たせていただきました。
正面に綺麗な円錐の「立砂」が見えました。
お陽さまも沈みかけの時間へと。
中へと進みます。
早くに並んだおかげで、本殿には行列ができる前にお参りが叶いました。
初めての参拝が叶ったことに感謝を。
たくさんのお神酒の中に、鎌倉の「鳩サブレー」があるのも見つけました。
奉納されている絵馬の種類も多種にわたります。
当然ながら、宮家との深いつながりを実感しました。
「紫式部」の歌碑。
想像していたより、境内は狭く感じましたが、まさに古来からの神域そのものを実感しました。
先ほどまで神馬が駆け抜けていた参道。
この枝垂れ桜が咲いているのを見られたら、どんなに見事でしょう。
初めての葵祭、そして初めて参拝の叶った「上賀茂神社」を後にいたしました。
帰りのバスはどれもいっぱいです。せっかくなので夕景の賀茂川沿いをてくてくと。
実際は真っ暗に近かったのですが、デジカメだと光を集めてこのように撮れてしまいました。
「半井の道」の桜も、葉っぱをいっぱいに携えていました。
京都がまた日常へと戻っていきました。
ついに大きな念願の叶った旅の3日目でした。
昨年の3泊4日関西ひとり旅は最終日へと続きます