昨年の旅行の最終日です。

昨年7月の九州旅行のときもそうだったのですが、この日も本降りの雨でした。

そのせいもあり、この日はほとんど写真を撮影していませんでした。

 

最終日は一路、小樽へ。


到着するなり、「寿司屋通り」へ向かうもどこも満席。ようやく探した店で寿司にありつけたのは覚えているのですが、写真が残っていませんでした。

 

食後は、堺町通り商店街を散策。「ルタオ本店」へ。

整理券を受け取った後も、一時間近くかかったと思います。昔も今も変わらぬ人気ぶりです。

 

誕生月を兼ねた旅行なので・・・と言い訳をしつつ、この旅でも連日のスイーツを満喫。

 

長く待ってでも入りたかったのは、こちらの本店の階段を上っていったところにある展望室に行きたかったからでした。小樽の街から海まで見渡せる無料の展望室です。

 

「雪印パーラー」の際にも書きましたが2009年9月、妻と妻の妹と先輩「Yちゃん」との4人の「チーム熱量」はここで集合写真を撮っていました。そして私はこちらの隣にある「小樽オルゴール館本館」で写真が飾れるオルゴールを購入し、みんなにプレゼントしました。その一つは今も我が家に飾られていて、紐を引っ張ると「北の国から」がオルゴール音で流れます。

この日、私はその集合写真と同じ位置に立ってみました。

 

思えばその頃の私は、仕事で寝る時間も削られ精神的にもいっぱいいっぱいだったのでしょう。その渦中にいる時って、そんな自分を今のように客観的に見つめることなどできません。

そんな私に何か楽しいイベントを、ということできっと他の女子連がこの機会を作ってくれたのだということが、今になってしみじみわかります。

 

あの日、この柱を挟んでセルフタイマーで撮ったあの集合写真の「Yちゃん」が、いま我が家の仏壇の片隅に置かれ、毎朝夕のお勤めのたびに微笑んでくれています。

 

その「Yちゃん」、この旅行の日で約1年、そしてもうすぐ「三回忌」の日が近くなってきました。

「東日本大震災」を経験して、出会った永六輔さんの言葉。

「その人を忘れない限り、その人は生きている」。

かつてはそう信じるように思っていましたが、今は「生きている」ということが実感としてわかります。

 

その「小樽オルゴール館本館」前の「メルヘン交差点」のシンボルでもある蒸気の時計台。SLの発車を思わせる大きな蒸気音に驚きつつ、素敵なオルゴール音に癒され、かつて石原裕次郎もこよなく愛した北の港町の旅情を味わいました。

 

「小樽運河」へ戻った頃には雨も上がったかと思いきや・・・。

 

「涙雨」なのでしょうか、また降り出し。

 

「思い出は上書き保存」。あの日以来の小樽の街を心に刻みこみたいと思います。

 

傍らには、「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」の大ヒット曲「小樽のひとよ」の歌碑。周りを気にしながら、小さな声で熱唱しました。途中まででしたけど。小樽を後にしました。

 

札幌まで快速電車で戻り、ホテルに預けた荷物を受け取ります。

 

かつて「上野」駅にもたくさん見られた、特急列車名と乗車位置を示すボード。

 

「札幌」駅ともお別れをして、新千歳空港へと向かいます。

 

そして、空港ビルで旅行最後の食事も、「けやき」の味噌ラーメンを。

「ラーメンに始まり、ラーメンに終わる」札幌旅行は以上です。

これにて、昨年にお出かけした未掲載の旅行記が無くなりました。

 

今年出かけた旅行記も追々まとめていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。