2023年1月9日 川崎大師へ厄除け祈願を兼ねて初詣(駅名になっているお寺を訪ねる3) | ミラーレス一眼越しに、私が見た風景たち

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~たゆたうはロマンか、センチメンタルか、メルヘンか

今年に入ってからの出来事について何も書いていませんでした。

過去の旅行ネタは、まだ続くもので今日は初詣のお話を。

 

駅名になっているお寺を訪ねてみる」シリーズというのを昨年から始めました。第一弾は大阪府の「葛井寺」、第二弾は兵庫県の「中山寺」をでした。

 

まだ始まったばかりですが、「駅名」になるほどのお寺、訪ねてみてよかったところばかりでした。

第二弾のときの模様は、下記のリンクです。

第一弾のときの模様は、その記事内にリンクが張られています。

 

では本題へ。

第三弾は初の関東地区。そして初の「初参拝ではない」お寺です。京浜急行大師線の「川崎大師」駅から訪ねる真言宗智山派のお寺、金剛山金乗院平間寺、通称「川崎大師」へのお参りです。

 

駅を降りて目の前。「大師薬師門」とありますが、「表参道」の入口の門です。

本来なら「大山門」から入るべきでしょうが、お正月期間は混雑緩和のため、かなり大回りすることを知っていたので、次の回のお護摩供養に間に合うように、駅から一番近い「西解脱門」から「川崎大師」の境内へ。

「厄除け弘法大師」をご本尊としていることから、私も還暦の厄年の年を迎えられたら、こちらにお参りしようと数年前に決めていました。

 

「しょうづかの婆さん」です。昔から歯の痛みを癒し、容貌を美しくすると信じられ、他にも健脚や諸願をかける人が多く、今日では女優やモデルさんの参拝スポットとになっているそう。

三途の川で亡者の衣服を剥ぎ取る婆を奪衣婆(だついば)、即ち「葬頭河の婆(そうづかのば)」が訛ってこう呼ぶようになったそうです。

 

「古賀政男先生銅像」です。氏は川崎大師への信仰がことのほか深く、昭和52年3月には「川崎大師讃歌」を作曲奉納したそうです。翌年の7月古賀氏は逝去しましたが、この胸像はその七回忌にあたり弘法大師1150年御遠忌並びに吉例大開帳奉修の記念事業として建立されたものだそうです。

 

この日は「成人の日」でした。特設祈願所では「新成人身上安全祈祷」が行われていました。おめでとうございます。

今年の関東地方はお天気にも恵まれました。

 

この後、お堂いっぱいに参拝者が埋め尽くす中、私も念願の「厄除け護摩祈祷」を受けることができました。

 

しばらく振りの参拝ですので、境内の諸堂にもお参りします。

 

 

「八角五重塔」です。境内のほぼ中央に聳えるシンボル的な塔です。

 

西陽も美しく。

 

大相撲第五十五代横綱「北の湖敏満」像です。川崎大師の檀家であり生前、御本尊厄除弘法大師に篤い信仰を寄せたそう。平成29年10月の三回忌の折、親族奉納により建立されたそうです。

「花の二八」と言われた昭和28年生まれは私と10年違い。お元気ならば今年古希を迎えられていたことになります。

横綱「輪島」関との熱い取り組みは忘れられません。

 

つるの池に架かる「やすらぎ橋」です。

 

欄干には、悟りへの段階を表す「梵字」が刻まれています。

 

橋を渡った先には「降魔成道釈迦如来像」です。金色に光り輝くお姿。胎内には真身仏舎利が奉安されています。

 

 

どんどん陽が沈んでいきました。

 

 

 

「薬師瑠璃光如来尊像」を祀る「薬師殿」です。インドの寺院に訪れたかのようです。

 

「不動門」です。こちらから一度境内を出ました。

 

そしてこちらが「大山門」です。

 

山門を越え、先ほどお護摩祈祷を受けた「大本堂」を。

 

ここで、ラストオーダー前に大事なルーチンを。

門前のくず餅の名店「住吉」さんへ向かいます。

 

私は「久寿餅(くずもち)」とグリーンティーのセット。妻は「福の舞」というこしあんのお餅。さらには「厄除け饅頭」も注文。

「還暦」のお祝いと言い訳しつつ。

 

大山門の目の前のこちらのお店。風情があります。

 

満腹となったところで、もう一度境内へ。最初は人で埋め尽くされていて写真どころではありませんでした。

 

「経蔵」です。中国最後の木版大蔵経「乾隆版大蔵経」7240冊が収蔵されています。

 

「不動堂」です。御本尊の「不動明王尊像」は、成田山新勝寺の御本尊のご分躰を勧請し奉ったものだそうです。

 

諸堂参拝を終えた頃には、すっかり闇夜となっていましたが、デジカメだとこれくらいに撮れます。

 

境内を埋め尽くす屋台。

 

この年齢になったときのお参りをしようと、その願いが叶ったことに改めて感謝をして。

 

 

また元気に「お礼参り」が叶いますよう。

 

参道のお店は、達磨さんがたくさん並んでいたり・・・。

 

「残したい日本の音風景100選」にも選ばれている、できたての飴を軽快なリズムで切り続ける「包丁とまな板の音」が小気味よく響いていました。

 

今年がスタートしてもう一か月近くなろうとしております。既にいろいろなことがあったかとは思いますが、ご覧いただいた皆様にも福が参りますように。