「虎舞竜」の歌の文句ではありませんが、これを書いている「ちょうど一年前」の夜、あの忌まわしきトラブルを経験した日でもありました。
昨日は6月4日「虫歯予防デー」。最近食事や運動、さらに薬などでも血糖値コントロールが安定しなくなってしまった私。
年を重ね病とともに「免疫力」も落ちているのを実感する私には、口内ケアの大切さが痛いほどわかるようになりました。
それもこれも実際に自分がなってみないと「他人事」でした。
交流戦ではなかなか波に乗れないベイスターズの先発はエースの東投手。「東北楽天」を横浜に迎えての三連戦の最終戦。
前日まで連敗しているだけに、ここで何とか連敗を止めなくてはなりません。
しかし楽天の先頭打者の佐藤選手に、いきなり左中間へのホームランを放り込まれてしまいました。
東投手が先頭打者に被弾したのはプロ入り初めてのことだそう。
これで出鼻をくじかれた東投手。続く辰巳選手には「死球」。
さらに平良選手は「ヒット」。
そして4番の浅村選手にもあわやホームランかという「タイムリーツーベース」で2点目を献上。
5番の村林選手にはストレートの「四球」で無死満塁とされ、
6番の黒川選手は「犠牲フライ」で3点目。ここでようやく一死がとれたものの、
7番のマッカスカー選手に「センター前タイムリーヒット」で4点目を献上。
この頃、都内での仕事を終えた妻が席に到着。一分でも早くと満員電車に揺られ、途中経過さえも見ずに着いた妻にはあまりにも信じられない光景で、慰める言葉は「まだ初回だから…」と言いつつも、「東なのにどうして」とだけつぶやく妻には慰めにはなりませんでした。
8番の太田選手をキャッチャーファールフライに打ち取ったものの、
続く9番の楽天先発瀧中投手を「四球」で歩かせてしまい、また満塁に。
先の打席でホームランを打った1番の佐藤選手に打順が戻り、このピンチをライトフライに打ち取り、東投手が46球をも投じた、約30分にわたる初回の「東北楽天」の攻撃がようやく終わりました。
今年も開幕から9試合連続で「クオリティスタート(先発で6回以上で、自責点3点以内)を達成していた「東投手」だけに期待も大きく、初回から思いもしなかったスタートに気勢をそがれてしまったのは否めませんでした。
過去にはシーズンをまたいで「32試合連続」を記録したこともある「東投手」。
斜め前の席のファンからは「だから祐大を…」の声も。それだけシーズン途中の正捕手のトレードは衝撃も大きく。私も思わず「もうそれを言うのはやめましょう」と言うと、妻は「そうも言いたくなるよね」とフォローしていました。
ベイスターズは怪我で戦列を離れていた「牧選手」がようやく戻ってきてくれました。
実は私はこの前々日、台風の迫る中「ベルーナドーム」で行われた「西武対横浜」のファームリーグ(2軍)のゲームを観戦していました。
その日のゲームで久しぶりに元気な姿を見れた「牧選手」は、西武先発の「冨士投手」にチームが6回9奪三振とアウトの半数を三振で苦しめられている中、第2打席で打った瞬間にわかる、レフト中段へのホームランを打っていました。この日2安打を打った牧選手はフル出場し、守備も軽快に5つのセカンドゴロと2つのセカンドフライをさばき、この勢いそのままに翌日のあの台風一過の後に行われた一昨日の楽天戦からの復帰間違いなし、と思い前述の郡山の一件で知り合った知人に、気が早い私は「明日から昇格しますよ」と断言したLINEまで送っていました。
ファンは結果次第で勝手なことを言うものですが、火曜の「ベルーナドーム」の翌日のファーム戦は、お隣の「カーミニーク球場」という屋外でのデーゲームの予定でしたので、台風が接近していた火曜の試合中に翌日のゲームの「中止」が発表されていました。
ゆえに「水曜日」はゲームのあった一軍のゲームへの復帰は100%間違いなし、と思っていたのに復帰はこの写真にある昨日からでした。せっかくファームで実戦感覚を完全に戻した「牧選手」を丸一日またゲームからなぜ遠ざけたのでしょう?
ファンは勝手なことをいうものですが、復帰したこの日は1.2打席ともに三振、3打席目は投ゴロに倒れてしまったのが、何だかとてももったいなくて、私が記者なら水曜日の「牧、空白の一日」についてぜひ知りたいと思ったことも残しておきます。
イニング間イベントの「本物はどれ?」のコーナー。
手を前に出している真ん中かと思いきや…。
本物は一番左でした。このゲーム難しすぎます。重い試合展開に加えてさらにイライラする私。
毎回ランナーを出すものの得点につながらず。
筒香選手からも、早く一発が出ればそこからのれそうですが…。
度会選手は3割をわずかに切ったものの、今年は好調が続いています。
オフィシャルパフォーマンスチームの「diana」とファンとのリレー対決。
この日も快足「diana」が勝利です。
昨年の郡山のゲームでも先発し、ベイスターズの「ケイ投手」との投手戦を演じ惜敗した「瀧中投手」は去年のリベンジとばかりに6回を無失点に。100球を越えたところで7回から次の投手にマウンドを託しました。
交流戦ならではのほのぼのとした光景。
ベイスターズは6回から、「東投手」に代わり「宮城投手」がマウンドへ。
特筆すべきは2回以降の「東投手」。5回までの4イニングはパーフェクトに抑えて、しっかりと修正できたこと。
だけに初回の乱調がなお悔やまれました。
打席を重ね、しっかりと球が見極められている様子の牧選手。
7回を終わって0-4のまま進んだゲーム。8回は堀岡投手がマウンドへ。
四球、センター前ヒット、内野安打で無死満塁のピンチに。
ここで投手の打順、代打に渡邊選手。横浜高校出身、祖父はご存知横浜高校の渡邊元監督。
ここはセカンドフライに倒れ1死満塁となったものの、続く佐藤選手は走者一掃のタイムリーツーベースを打たれ、楽天は終盤に大きな3点を加え0-7と大量リードとなりました。
ここで斜め前の席のファンは帰りました。それもそのはず、昨日読んだ記事でも、8回表終了時に7点差以上が着いた試合を逆転で勝ったことは球団史上一度もないとのこと。
私たちも帰りのことを考えて、妻に帰ろうと言ったものの妻は断固拒否。「試合は最後まで見届けるもの」とまさにファンの鏡です。
ヤクルトスワローズの初代応援歌、半世紀前から今でも歌い継がれる「飛びだせヤクルトスワローズ」。
当時ファンだったチームのこの歌の歌詞に「野球はドラマだ、人生だ」という部分があります。
子どもの頃、オーバーな歌詞だなと思いつつ歌っていたあの歌通りになったのが、きっと後世にも語られるであろう「2026.6.4」の「8回裏」でした。
0-7のビハインド。楽天の投手は3番手の柴田投手にスイッチしました。
この回、先頭の1番蝦名選手、フェンス直撃のスリーベースヒットを放ちます。これで後、ホームランが飛びだせば「サイクルヒット」達成にリーチとなった蝦名選手ですが、さすがに回は8回。もう一打席回ってくることは現実的でないと思いました。
無死3塁で続く牧選手。犠牲フライでも1点の場面に復帰後初のヒットが出てまず1点です。
塁上の牧選手をようやく見られました。
続く3番の佐野選手、四球を選び無死1.2塁に。
続く4番の筒香選手もセンター前ヒットで無死満塁となりました。
もし満塁ホームランが出れば5-7と2点差まで追いつけるというシチュエーションに。
ここで楽天もピッチャーを鍛冶屋投手にスイッチします。
ここで続く5番の度会選手、どちらにも痛い「死球」で押し出し。ベイスターズこの回2点目で2-7に。
痛みに耐えつつ、一度ベンチに下がったもののまたグラウンドへ戻った度会選手にナインもさらに燃えたのでしょう。
続く6番勝又選手はセカンドゴロで1点を追加。3-7に。1死1.3塁です。
続く7番京田選手、センターへのタイムリー。4-7に。1死1.2塁です。
続く8番松尾選手は、空振り三振に倒れ、2死1.2塁となります。
続く9番は、堀岡投手の打順。チームが1死になった時点では一度ベンチ前で、次の回に備えベンチ前でキャッチボールをしていた姿も見られていました。
代打には満を持して大明神「宮崎選手」が登場。
1ボール2ストライクと追い込まれなた4球目、外角低めの難しい球を「コツン」と合わせ、ライト前へのタイムリーヒットとなりました。得点は5-7の2点差に。
完敗の様相から一転イケイケのムードで、蝦名選手サイクルヒットに王手でこの回2度目の打順が回ってきました。
ホームランが出てサイクルヒット達成となれば、一気にこの回逆転の場面。しかしここは「死球」となり2死満塁に。
ここで楽天は鍛冶屋投手から津留崎投手にスイッチです。
続く2番の牧選手、レフトへの2点タイムリー!この回2本目のタイムリーで遂に7点あったビハインドを跳ね返し7-7の同点となりました。
続く3番佐野選手は何とまたまた「死球」。1イニングに「3つ」もの「死球」が出るのも珍しいと思い調べてみたら、やはりプロ野球タイ記録でした。
一昔前なら乱闘になったであろう場面も、同点になっていたゆえでしょう。
またもや2死満塁の場面で迎えた4番の筒香選手はセカンドゴロに倒れ、13人もの打者でもぎ取った「7点」がスコアボードへ刻まれました。
9回表の楽天は、4番の浅村選手から始まる嫌な打順。ベイスターズはここで「伊勢投手」をマウンドに送ると、浅村選手を三振、村林選手をセカンドゴロ、小深田選手も三振にとり、流れを渡しませんでした。
そして迎えた運命の9回裏です。
この回無得点だと延長戦というこの回。私たちも練馬まで帰らねばなりません。さらには妻には翌日の仕事があります。
どんな状況でも、この電車には乗って帰ろうと決め、この日別の席で観戦していた知人に「こちら21時55分で球場を出ます」とのLINEをしていました。
9回裏の先頭打者は5番の度会選手。楽天の投手は西垣投手にスイッチです。
度会選手、落ち着いてストレートの「四球」でサヨナラのランナーとして出塁。ここで代走にこの日伝説を作った「三森選手」が登場します。
そして「三森選手」のすごいところ、すかさず初球から走り2塁への盗塁を決めました。無死2塁、快足三森選手を得点圏に置くことに成功します。これがドラマへの伏線となります。
続く6番の勝又選手、センターフライに倒れて1死2塁に。さすがの三森選手もこの当たりでは3塁にタッチアップすることはできませんでした。
そして第二の伏線。続く京田選手、「死球」です。前の回からに続きこの日4つもの「死球」となりましたが、楽天西垣投手にとってもこの時点でかなりの重圧から制球を乱していたのでしょう。
京田選手にもいろんな思いがあったでしょうが、1塁へと歩きます。1死1.2塁に。
続く8番松尾選手もセンターフライに倒れ、2死1.2塁となりました。
そして伊勢投手の打順に代打の「神里選手」登場。
お伊勢様に「神様」とこれも第三の伏線だったのでしょうか。
今季11打数1安打ながら、1打点を記録している神里選手。
初球、2球目と落ちる球を空振りしたときは正直、延長を覚悟しこの試合のラストは見られないと思っていました。
3球目も同じような落ちる球を見逃しボールに。
そして運命の4球目。神里選手の足元でバウンドした球をキャッチャーの太田捕手、体に当てて後逸を防いだものの球は1塁ベンチ前に大きく跳ねます。
2塁ランナーの三森選手は一気に3塁も回ります。このとき太田捕手はまだ捕球していなかったことをビデオで見ました。
そして本塁ベースカバーに入った西垣投手に好返球。
本塁でのクロスプレー!球は先に西垣投手のグラブに収まり、タイミングは完全に「アウト」でした。
球審の山路審判も大きなアクションで「アウト」を宣告。しかし三森選手は余程の自信があるようです。
セーフをアピールし、相川監督はすかさず「リクエスト」を要求します。
判定どおりなら「延長」に、覆れば「サヨナラ勝ち」という重大な判定へと突入します。
ビジョンにリプレーが映し出されます。ホームのかなり前で西垣投手、待ち受けていました。
この時点で通常の「左手」ではなく「右手」を咄嗟に出している「三森選手」。
「ん?!」。
巧みに体を交わしでタッチを逃れ、「右手」が本塁に触れているシーンが映ると場内からは大歓声が沸き起こりました。
別の角度からの映像。
こんなにバランスを崩すスライディングをしながら、ホームを行き過ぎることなくしっかりタッチしていた「三森選手」。
まさに戦場で「生き抜く」ため、諦めることなく「生への執着」を見せてくれた魂のプレーが呼んだ「奇跡」。
帰りの電車で電車を待つ間に「楽天」のユニを来た青年が隣に。彼から「あの走塁はすごい。いいゲームをありがとうございました」との言葉をもらえたのも、互いが死力を尽くした結果が生んだスポーツのよさを味わえたよい経験でした。
互いに硬い握手で別れることができた昨日。私が逆の立場なら同じことが言えただろうか。ありがとう、青年!
アウトの判定から約2分半後。ゆっくりとした足取りでグラウンドに現れた審判に、判定が覆る雰囲気が漂いました。
審判が大きく両手を横に開いた瞬間、8回表終了時0-7のゲームがひっくり返った「サヨナラ勝ち」の目撃者となれました!
「8×-7」。この劇的な幕切れのスコアボードを取り忘れたことだけが後悔です。
まるで優勝したかの喜びようです。
ライトスタンド下からの救援陣も歓喜の輪に加わります。
山﨑投手と若松投手はグラブをしたまま走ってきたということは、次の回に備えて投球練習をしていた最中だったのでしょう。
やんちゃな山崎投手、堀岡投手の帽子を後ろから掴むと…。
放り投げている様子も写っていました。
やんちゃな山崎投手、続いては…。帽子を取られた宮城投手、「きゃあ!やめて」!
この日、最後のカットです。この時、帰りを決めていた時刻を過ぎ22時を回っていましたが、予定していた電車には乗れ、地元には23時半頃に到着できました。
ヒーローインタビューは見られませんでしたが、客席を出ると時間が時間だけに結末までを見届けたお客さんが沢山です。
ここでも多くの人と「ハイタッチ」。
場外を警備していた若い職員さんにも、いい年をして何度も「バンザイ」をしながら歩いていると「バンザイ」を返してくれてありがとう!
先月末は厳しいゲームの観戦が続いていた私。ファームのゲームも含めて何と「35イニング連続無得点」というのも経験していて
球場に行けば行くほど疲れは溜まり、ストレスは増え、免疫力もそのせいで下がったのか体の不調さえ出ていました。
「交流戦」は前から購入していて、それも第3戦目はすべて購入済みだったので、「交流戦」での観戦時のベイスターズの勝敗も「3勝2敗」と勝ち越すこともできました。
本当に最後まで何が起こるかわからないのが野球などと言われますが、これだけの劣勢を跳ね返したゲームにオーバーですが「人生、後半からでもいくらでも逆転ができる」ということも教えられました。
この日の「サヨナラゲーム」で思い出したのは、もう9年も前のことととなるこの試合です。
ミラーレス一眼を持って以来、野球場にいつも一緒にいてくれた「相棒」のおかげで沢山の感動を残すことができました。
昨夜の試合は、そんな想い出たちも一気に蘇らせてくれました。
「ここで打て」の願いを込めながら推し続けた中で捉えることのできた大切な想い出たちもこの場を借りて並べさせてください。
私の体調を心配してくれた友人からは、「心から熱中できるものがあるって幸せなことですよね。これで免疫力上がったはずです。」とのメッセージももらえました。
そんな友に「感謝」、野球に「感謝」!
























































