共時性の怖さ(1) / 三上山は、火の神だった | パオンのブログ

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最初から続いている不思議な話です。
読まれていない方は、ブログのテーマ・「まとめ」から
読んで見て下さい。

今日の記事は、京都旅行の記事から離れます。

その次の週に行った東近江の記事を挟みます。

 

[「88と凶」との共時性]

前の記事で、虎に関するものが続いて現れたと書いてきました。

これは、共時性の成せる技と思われます。

一つ現れると、関連して連続する特徴を持ちます。

私には、頻繁に起きる現象です。

 

最近では、私と良く繋がるブロガーさんから「88と、凶」が現われたと連絡があり、何だろうと言っていました。

その数日後、私が訪れた紅葉見物で訪れた日野市(滋賀県)で、ホテルの近くに森が見えたので散歩がてら行ってみると、日枝(ひえ)神社がありました。

そこで、この意味が分かりました。

私は、この日野市に意味があって来たようです。

 

 

無人のおみくじがあったので、引いてみることに。

 

 
 
妻は、11番町で育って、11面観音にも深く縁があるからか、11を引きました。
私の出た数字は8。
私の数です。
8は、この表を見ると大凶。
88ではないですが、12までしか無い数です。
100まであったら、おそらく88だったのでしょう。
それは、この先に訪れた場所が、そうだと言っているように現れ、私は確信に変わったのです。
ゾクッとしました。
 
[日野の祭り・南山王祭]

この神社は、古くは、南山王宮(みなみさんのうぐう)と言い、日野の春祭りを執り行います。

 

その祭りは、この町の色々な所に見られる「ほいのぼり」を使って4月4日に行われます。

前の記事で取り上げた、三位一体を表わす山王がここでも現れました。

修学院離宮で、感じたばかりだったので、この流れはいつもの流れだと感じたのです。

 

ほいのぼりとは、長い竹ひごに沢山のピンクの小さな紙を付け、枝垂れ桜のようなノボリで、

「疫病退散を願う、鎮火祭」を起源としています。

 

ほいのぼりは、上の画の南山王祭の写真です。

 

祭神は、天津日子瓊瓊杵尊と、天津屋根命。

鎮火祭の意味は、邇邇芸命(ニニギノミコト)と、木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)の伝説から来ているものと思われます。

それは、地上に住む女性、コノハナサクヤヒメが、子供を宿す時、天の神(ニニギ)の子だと言う事を証明するために、産屋に火を放って三人の子を産むのです。

天の子であれば、火の中でも産まれ助かると言うコノハナサクヤヒメの自信からでした。

天尊の子であったため無事三柱は産まれるのです。

コノハナサクヤヒメのコノハナは、桜と言われる事から、垂れ下がる「ほいのぼり」は、枝垂桜と言う事なのでしょう。

子供が産まれる伝説からか、もう一つの祭神の名に「児」がついていると想像します。

この天津児屋根命は、藤原氏の祖神と言われます。

藤原氏は下り藤の紋で知られ、我が家も下り藤です。

何故、藤原氏の祖が、ここに祀られているのか、この日の最後に行った三上神社に答えがあり、全てが繋がったのです。

 

我が家の西に、コノハナサクヤヒメの別名・萱津と言う地名があり、藤の花の名所がありました。

これも、共時性が、成せる業でしょう。

「ほいのぼり」は、下り藤の意味もあるのかもしれません。

 

我が家は特に、この木花咲耶姫に縁が深く、

母は、木花咲耶姫の祀られている富士宮に眠っています。

そして、妻のルーツのお寺の場所には、昔、コノハナサクヤヒメと、ニニギを祀った神社があり、その上に建っています。

我が家もコノハナサクヤヒメとの共時性が驚くほどあるのです。

その特徴の一つ、我が家の周辺には若後家(夫が早く亡くなる)が不思議に多いと、近所の人は口々に言います。

また、木花咲耶姫の名前もこの地にあるから驚きます。

 

[日野祭も、火の祭り]

日野市には他に、メインの祭り「日野祭」があります。 

曳山を各町から繰り出す5月2日の宵祭りと、3日の本祭とで賑わいます。

この祭りは綿向(わたむく)神社を中心に行われ、この神社を訪れた時、この日野市の「日野」は、「火野」が正しいのではと確信しました。

この祭りが行われる5月2日は、私の誕生日で、八十八夜です。

もう、この町に来たのは絶対に変だと意識しました。

88がここでも出ましたが、決定的な88は、もう少し後に現れたのです。

 

 

 

この町が、火の町だと思うのは、ここに、こんなものがあったからです。

 

撫でイノシシです。
私の読者の方なら、何を意味するのか分かりますね。
2019年の京都旅行で、幾つも出現したイノシシです。
火の女神を祀る京都愛宕には、イノシシの伝説があり、和気清麻呂が関わっていました。
消防士の聖地と言われます。
それは、コノハナサクヤヒメが祀られる富士宮の浅間神社も、富士山の鎮火として知られ同じです。
夫のニニギに、火の文字が入っている事は、妻のコノハナサクヤヒメは、対極の水の一族を表わしているのではと考えられ、
だから、富士山の鎮護の女神となっているのではないでしょうか?
それは、藤原家の守護宮・春日大社は、奈良の水を司り、藤原氏は、天皇の妻の座に、ずっと入り続けている一族だからです。
天照の天孫の系譜の天皇との関係は、天照の孫のニニギと、コノハナサクヤヒメとの天皇と、妻の関係のようです。
 
 
[日野を支配していた蒲生一族と、三上(御神)神社]
 

日野から次に向かったのは、野洲市にある三上神社です。

今回で3回目になります。

今回は、お礼参りです。

 

我が家では、長男に昨年子供が誕生し、一回目は、その子の無事誕生の祈願で行き、2度目は、産まれた時に行きました。

それは、その子が手術をしなくてはならず、無事を祈願してです。

今回は、その子が、無事健康を取り戻した事への感謝で訪れました。

この子は、赤いアザが体に見られました。

赤いアザを持つ子は、火の子の印と言われます。

当初は心配しましたが、今の医療は進んでいて、レーザー治療で、現在では、目立たないほどになっています。

この子の母親も、私の妻も、私の母も、富士山を鎮める火に関わるコノハナサクヤヒメに縁があるからなのでしょうか?

この三上神社は、近江富士を御神体にする神社で、三上一族によって守られてきました。

やはり、文頭のおみくじの神社が、山王と言うのも、コノハナサクヤヒメの父親が山の王、大山祇神(おおやまつみ)であるから、近江に富士山に似た山が有ったので、三上一族がこの場所に自分たちの神が降臨した聖地としたと想像するのです。

それは、この神社の本殿両脇の西の社に「菅原道真」を祀るのも、菅原道真が、天孫と地上の人間との子とされる事からと思われ、ニニギと、コノハナサクヤヒメから産まれた火の子と被り、

今まで私が書いて来た、多くの伝説や、民話は、一つに繋がったのです。

 



「蜘蛛の綾織り」や、菅原道真の伝説は、上石津(岐阜県)に伝わる、藤原秀郷の孫の僧がヘビの化身の女性を助けた「ヘビの恩返し」の伝説と同じ話しで、藤原秀郷がヘビを助けた伝説の地・三上山(尾張富士)と重なるのです。

この因縁は、我が家の女性陣と、ヘビの三輪一族と重なるのです。

私の母の旧姓は三輪で、上石津は、三輪氏が著しく多く、大神神社が在る三輪の地なのです。

(上石津の伝説の記事はコチラ)


三上山

 

日野の蒲生一族も、三上一族をルーツとします。

イノシシ伝説のある京都愛宕五坊を開山した白山の泰澄大師も、越前の足羽郡の神職・三上氏を出自とします。

私は、足羽郡の守護宮・足羽神社が、御井の神の泉の三柱を祀る事から

泰澄大師の三上の姓を泉の三神と思い込んでしまいました。
 

その事から三上神社の三柱を、御井の三柱と勘違いしていました。

コノハナサクヤヒメと、白山との関りは、そうすると無いように思われますが、我が家の総ての家族が、白山と深い縁がある事から、私的には、火の三神との繋がりは有るはずと思っています。

 

また、久留米の御井の神ルーツの高良大社を調べていた時、野洲の三上山に降臨した三柱は、御井の三柱と解説していた郷土史家の資料を読んだ事が一番の勘違いの原因でした。

 

三上神社に来る度に違和感がありました。

何故、ここの祭神が御井の神では無いのか。

摂社に、火の神を祀っているのかが、その違和感でした。

そして、菅原道真もです。


本殿右側の菅原道真を祀る社

私が日野を訪れ、蒲生氏が火の神を信奉した事を知った事から、この違和感が無くなりました。

それは、三上神社に到着した時、停めた場所の番号が、これだったからです。

 

 

最初に三上神社を訪れた時には、山頂の奥宮まで登頂して、長男の子の

健康を願いました。

その時、もう一人、山頂で願った子がいます。

それは、私と同じ悩みを持つ人がいて、その方の子の事も三神に願い、その場から、その方に、もう大丈夫とメッセージを送りました。

その後、その子も火の子であることを知り伝えると、その方は、私が勘違いしていた泉の神の水では、この子の火が消えてしまうのではと心配されました。

しかし、私の本能は、一番ベストな方法を選択したのでした。

この火の三柱は、火から守る神であったからです。

私が、三上の神を水の神と勘違いしていた時、その方に繋がる悪い共時性が現れ、改善が見られない事から、名前の変更を提案しました。

今思うと、その方の名前が火山に水を掛ける名前だった事を私の本能は知っていたのかもしれません。

問題は、この事ではありません。

三上山の伝説の、水の一族がヘビを助けた事にあります。

 

今回の紅葉狩りは、今まで取り上げて来た伝説を一つに繋げただけではなく、共時性の怖さと、奇跡を起こすヒントをくれました。

 

それを書くと、私と同じ憂いを持つ上記の方に苦しみを与える事になります。

その方から、それを覚悟で知りたく思うと言われたら、優先して書こうと思っていますが、コノハナサクヤヒメは、三人の火の子を産んでいます。

我が家と、その方に一人とすると、もう一人、奇跡を起こすヒントを求めている方がいると思うのです。

書くことを迷っています。