最近の記事は、地中海に浮ぶサルベーニャ島の遺跡からの紐解きで
した。
この場所を見ていると、東京スカイツリーとその界隈がリンクするので
す。
前の記事では、相撲の鉄砲柱と、私の不思議な共時性からの紐解き
でした。
その相撲と、もう一つ繫がるような伝統がこの島にはありました。
それは、3000年もの昔から伝わる羊飼いの歌で、「カント・ア・テノーレ」
と言い、聖なる場所で歌われるのです。
大きな岩が重なった空間で三人で(?)歌うのですが、独特な発声法を
しています。
モンゴルのホーミーのように、声帯を震わせた音の出し方が良く似てい
ます。
[ホーミー]
モンゴルのホーミーは、モンゴル西部や、ウイグル自治区の伝統芸能
から伝わっています。
ウイグル自治区は、「東トルキスタン」と言う国に独立したいと、中国と
問題になっている地区です。
トルキスタンとは、トルコ人の住む地と言い、ウイグルはトルコ系のイス
ラム教の中国内の自治区です。
この西アジアは、今までの紐解きでも重要な場所でした。
今回も、やはり、つながるのです。
この聖地を見た時、何処かに似た場所が有る事を思い出しました。
それは、この岩の重なり方が沖縄の聖地、斎場御岳(せーふぁうたき)
の三庫理(さんぐーい/三角に切り取った空間の意味)と似通っているのです。
ここでも三角です。シーサーもスフィンクスが原型です。
羊飼いの歌が歌われる聖なる場所も、三角形になった空間をしている
し、この島の聖なる井戸も三角です。
沖縄でも、ホーミーと言う言葉が有ります。
意味は、「女性器」を意味します。
この言葉とのつながりは聞いた事はありませんが、エジプトの遺跡に、
死んで魂は船に乗り、女性器から再生する輪廻転生を描いたものがあ
ります。
以前、私は、スフィンクスも、輪廻転生の象徴としてきました。
前の記事で書いたように、サルベーニャ島のピラミッドのヌラーゲ(塔)も
スフィンクスと同じであるとした私の説もあるなら、沖縄の「ホーミー」
も、三庫理もつながっているかもしれません。
モンゴルも相撲とは、つながりが深い国です。
この島の羊飼いの歌から、相撲につながっているなら、日本の相撲と
もつながっているはずです。
[相撲と石清水八幡宮]
相撲の聖地は、蔵前ですが、この場所にある蔵前神社は、石清水八
幡宮を勧進したことに始まるようです。
石清水八幡宮の紐解きでスフィンクスと繫がると紐解いてきましたし、
石清水八幡宮と言えば「風」と「水」で知られます。(その記事はコチラ)
サルベーニャのヌラーゲと、相撲の鉄砲柱と、諏訪大社の御柱とを結
び付けてきましたが、諏訪大社も「風」と「水」の守護神で有り、この重
なりが偶然とは思えません。
石清水八幡宮は、橘でも知られます。
橘紋の日蓮宗は相撲との繋がりもあり、鶴亀の具足や、妙見信仰から
も、東京スカイツリーを絡めた地域との関わりを紐解いてきました。(その記事はこちら)
私が通っていた高校も、相撲と関わりの有る日蓮宗であったので校庭
には、相撲部も無いのに「土俵」があり、その横に橘の木が植えられて
いました。そして、校名も「立花」と言いました。
スカイツリーの秘密を紐解いた時には、相撲の事は入れていませんで
したが、この「相撲」からも結びつくようです。
この次の記事は、サルベーニャ島の石積みのピラミッドと、スカイツリ
ーとのつながりを紐解いて見ます。
つづく