第一次たばこ病訴訟最高裁判決 | 受動喫煙の完全防止を目指すブログ

第一次たばこ病訴訟最高裁判決

「喫煙が原因でがん」賠償請求、患者ら敗訴確定 
喫煙が原因で肺がんなどの病気になったとして、患者や遺族計6人が、日本たばこ産業(JT)と国を相手に計6000万円の損害賠償と広告の差し止めなどを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(才口千晴裁判長)は26日、請求棄却の1、2審判決を支持し、上告を退ける決定をした。患者側敗訴が確定した。 喫煙者が国を相手取った初めての訴訟で、原告側は「JTがたばこの有害性と依存性についての情報を提供せずに販売し、国はそれを放置した」と主張したが、1、2審とも「たばこの依存性は低く、喫煙は自由意思だった」と判断していた。 (読売新聞) - 1月26日22時7分更新

Ryoさん、情報ありがとうございました。
第一次たばこ病訴訟は、残念というか、想定の範囲内の結果です。


たばこによって、114,000人の超過死亡者数を製造・販売元の国が発表しています。こんな矛盾があるでしょうか。JTすなわち国は、たばこの依存性を利用して、簡単には止められないように、若いうちから喫煙習慣がつくようにして税収を得ているのです。司法に正義の判断を求めても、相手は強大な権力を持つ国家で、裁判所はあくまでも国家機構の一部門に過ぎないから、法廷内で、自らの主張を累々述べて証拠書類
の提出をしただけでは、決して勝つことは出来ない、広範な市民に対し、たばこの真の有害性を訴えていく、法廷外の運動が不可欠と聞いております。一審において、原告の主張に耳を傾けてた審理が行われていましたが、結審の直前に裁判官が全部入れ替えられてしまったことでも明らかです。


第二次たばこ病訴訟が来る、2月8日横浜地裁で1:00口頭弁論が開かれ、続いて報告会が開かれます。


また、今日、横浜地裁小田原支部において13:30神奈中ハイヤー訴訟本人尋問が開かれ報告会も予定されています。原告は、13ヶ月間喫煙車への乗務によって気管支炎を罹患・悪化させられたと勤務会社を訴えています。


そして、原告は、国を訴えた、タクシー訴訟元原告団長の安井氏同様、既に禁煙タクシーへ乗務しています。このように、私達は、諦めずにたばこ撲滅を願って、受動喫煙の撲滅を願って微力ながら運動を続けていきたいと思います。

管理者 N.H


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