こんばんは!

看護学生実習サポート塾(Nursing-link)の唐木杏季子です爆笑

 

9月に入り、少しずつ看護学生さんの病院実習が始まっています。

今日も、実習に行かれている生徒さんのサポートをしましたが、あるやりとりで、アセスメント記述の重要性に改めて気づきました!?

 

授業の中で、受け持ち患者さんに対して、生徒さんが「この患者さんは5割食べられているから、栄養に問題ないですね」とおっしゃったのです滝汗

私は「え、どうして?」と反応しました。

 

すると、生徒さんは「老年期だから半分食べていれば、まあいいかな・・・」と答えました。

私は、「5割って、他の日はどうなのかな?」と聞きました。

 

すると、「全量摂取するときもあるし、1割の時もあります」との回答でした。

 

そもそも5割は、昨日から始まっている2日間の実習の昼食の量でした。何をもって5割の摂取量と判断したのかも漠然としていて、ここ2週間程度の朝食・昼食・夕食の摂取量の平均も取らない状況での、なんとなくのアセスメントでした驚き

 

また、老年期だからというのは、理由になりませんね。

病院では、年齢・体重、そして病態から1日の必要摂取エネルギー量と栄養素を算出した食事が出されています。

10割摂取して、栄養状態を維持できる状況となりますひらめき電球

 

また、1割から10割と幅が広いので、食べられない時には何らかの要因が影響していることを分析していかないとなりません。

 

もちろん、もともと1割しか食べることができていなかったのが、平均的に5割になったというのであれば、血液データも加味して「栄養状態が徐々に維持できるようになってきている」という判断になりますOK

 

また、癌悪液質など食欲低下がみられる疾患では、無理に量を食べることを推奨しない場合もあります。

 

でも、そういった状態ではなく、2日間の昼食の5割のみで、このアセスメントをする専門学校最終学年の生徒さんの、今後の患者さんを捉える視点と分析能力が気になりますね汗うさぎ

 

今までも指導をしてきましたが、その学校はアセスメントをほとんど書かなくても、看護教員が何も言わず実習合格できることで、今までは関連図メインの指導でした。一緒に学習するのは1実習3-4時間程度で、アセスメントを一緒にやってこなかったことが、この状況を招いているのだと、実感しました。

 

もちろん、ご料金の掛かることですし、生徒さんの希望時間数でやりますから仕方のないことですが…。

 

そして、学校側の「アセスメントを記述しなくていい」という方針がこの状況を引き起こしているのだと思います。

コロナ後、文章で各パターンのアセスメントをしなくていい学校が増えました。

 

でも、これでは、なかなかアセスメント能力が身に付けられないと実感しています。

十分に個別指導を受けられる生徒さんはいいですが、そうでない生徒さんも多くいます。

 

学校側も、看護学生さんの学習の状況をもう少し的確に捉えて、いい看護人材が育つよう、ともに協力していきたいですねビックリマーク

 

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