緩和ケア病棟での夜勤で
70代の女性が旅立たれました。
その方には、とても可愛がっていた
中学生の男の子(孫)がいました。
その日の日中も面会に来て
翌日は学校だったため
早目に自宅へ帰り、
おばあちゃんの最期には
立ち合えませんでした。
旅立たれた後、御家族が病室での
お別れをして、
最後のケア(エンゼルケア)を行うのですが
ふと気がつくと、暗い廊下で
1人泣いている男の子が見えました。
私は御家族に相談して
彼も一緒に最後のケアをしようと
声をかけました。
最初は首を横に振って
泣いていたのですが
私は諦めませんでした。
「私が教えてあげるから。きっと
おばあちゃんも喜んでくれるよ」と
話すと、涙を拭いて頷きました。
ケアは、私と男の子と、
そのお母さんと
おばさんの4人で行いました。
男の子も、身体を拭いたり
髪を洗ってあげたりと、
おばあちゃんの思い出を話しながら
時折、笑顔も見せながら
最後まで努めてくれました。
暫くして、お迎えの車が到着して
病院を出られるとき、
その男の子が打ち明けて
くれたことがありました。
それは、
「さっき、身体を拭いてたら
おばあちゃんと
話しが出来たんだ。」と。
さすがに驚きましたが
話しをしてくれた男の子の顔は
ケアをする前とは格段に違って
凛とした表情に変わっていました。
最後のケアをご家族一緒に
行うことは珍しくありません。
しかし、この男の子のように
小さいお子様の場合は処置の現場には
参加させないことが通常でした。
しかし、
エンゼルケアは、子どもでも
参加させる意味はあると確信でき
エンゼルケアの大切さをあらためて
感じた出来事でした。
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