御家族や友人が入院中
お見舞いに何を持って行ったら良いのか
悩みませんか？
結局、悩んだ挙句に「食べ物」を
選択することが多いと思います。
「少しでも食べたら元気になれる」
「食べないと元気になれないよ」
などと、声をかけている場面を良く
見かけました。
しかし、患者さんである御本人は
逆に辛くなってしまうのです。
がんで終末期を迎えている方は
実際の年齢よりも何倍も早く年をとっていると
思ってください。
転移により、各臓器の機能も相当低下
していますので、栄養や水分を補給すれば
元気になるということではありません。
無理に食べることで、体にとって負担に
なったり、さらに吐いたり浮腫みになり
苦しませてしまうこともあります。
関わった患者さんの中には
毎食、アイスやシャーベットを少量ずつ
食べていた人もいます。
体が受け止められる量は
人それぞれです。
大切なことは、御本人が「美味しく
食べられた」と感じること。
お見舞いで迷ったら、手ぶらで
会いに行ってあげて下さい。
「あのとき行ってあげれば良かった」と
後悔する前に。
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