押尾被告保釈「香織さんの墓参りしたい」 | 滑走少年の横滑り☆奮闘日記

押尾被告保釈「香織さんの墓参りしたい」


・・・俺はあんまし納得いかねなぁ(´・ω・`;)

実刑判決で刑務所に入るだけ・・・田中さんの両親はそれで許せるんかね?


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合成麻薬MDMAをのんで亡くなった女性を救命しなかったとして、保護責任者遺棄罪で懲役2年6月の1審判決を受けた俳優押尾学被告(32)が4日、昨年12月7日の逮捕以来10カ月ぶりに保釈された。

保釈を求め裁判所に過去9度、申し立てをしたが却下され、9月29日に東京高裁に申し立てた抗告が初めて認められた。保釈金は1000万円。今後は12月以降に始まるとみられる控訴審に向け準備を進めるが、押尾被告は亡くなった田中香織さん(享年30)の両親と対面し、可能なら墓参りもしたいと希望しているという。


 フラッシュを浴びた押尾被告は、100人を超す報道陣に向かって深々と一礼した。午後7時36分。

姿を見せた押尾被告は、1審の裁判員裁判で8日間着続けた、黒のジャケットに白のシャツ、下は濃紺のジーンズとややラフな格好。うなじまで隠れるほどの白髪まじりのロン毛は、1審判決以降も伸びたままだった。


 黒いタクシーの後部右座席に乗り込むと、押尾被告はすぐ斜め下へ視線を落とした。「押尾さん、意気込みを英語で答えてください!」「控訴審に向けての意気込みは?」と、矢継ぎ早に質問が飛んだが一言も発せず東京拘置所を後にした。

10カ月ぶりとなった公の場への登場は、正味2分程度だった。先に出発した白いタクシーには、長い拘置生活を物語るように、ミカン箱大の段ボールが5箱も詰め込まれた。


 弁護団に東京高裁から保釈決定の通知があったのは午後4時。

押尾被告に接見中だった主任弁護人の松本修弁護士を除く弁護人が、同4時半に保釈金1000万円を現金で納付。保釈決定を伝えられた押尾被告の第一声は「本当に良かった」だった。

東京地裁への保釈請求8回、保釈請求却下への不服を最高裁に申し立てた、特別抗告を含め9回却下されただけに、笑みを浮かべて安心したという。


 松本弁護士は、接見後に押尾被告が「日本は他の先進国と比べ、どうしてこんなに保釈が厳しいのか」と日本の司法制度に疑問を呈していることを語った。一方で「もし保釈で出て、田中さんのご両親の弁護士からお許しがあったら、道義的責任を果たしたい。お墓参りも許されるのであればさせていただきたい」とも話していると明かした。


 押尾被告は「田中さんを見殺しにしていない」と一貫して無罪を主張している。

1審の東京地裁判決では、田中さんの救命可能性で医師の見解が分かれ、致死罪は認定されなかった。

弁護団は田中さんが異変後すぐに亡くなったとし、遺棄罪も問えないと主張した。ただ押尾被告は同じ部屋に2人でいて、違法薬物をのんでセックスした後、亡くなった田中さんを救えなかったことには道義的責任を感じているという。

1審では証人台に立った田中さんの両親と目を合わせなかったが、面会と墓参りについては「できる限り早く申し出たい」と話しているという。


 押尾被告は弁護団と都内で軽く打ち合わせをした後、制限住居となっている神奈川県内の実家には戻らなかった。弁護人は「実家の周辺に報道陣が集まっているようなので、押尾さんは本日は帰りません」と、混乱を避けるために4日中の帰宅を取りやめたことを強調した。