追走構想vol.01
久々の(?)走り屋予備軍らしい記事です(笑)
この記事を読んでくれた方々(主に予備軍の方)と、意見交換が出来たら幸いです^^
さて、追走。
よく間違えてる人がいるけど(特にYouTubeや個人サイト)、
追走に求められるのは“先行の動きを読んで、それに合わせていく技術”。
ツインドリとは違う、相手の動きを先読みをして、探りながら後ろに食い込むように後ろを走っていくのが本来の追走。
等間隔のドリフトじゃ、ただの連体ドリですよね

追走(後追い)を観る基準は、
先行との距離・食い込み(先行に対してどれだけインに入れたか)・振り出した位置と角度。
大方、これが基本形だと思います。
乗り手側は、この基準を高いレベルでこなせばアドバンテージが取れますよね。
じゃあどうすれば良いのか?
ここからは、自分なりの攻め方を書いてみたいと思います。
操作面よりもまず、大切なことを一つ。
それは“目線”
意外と忘れられがちなのですが、かなり重要ですよ^^
僕の場合じゃ、単独と後追いじゃ目先の位置が違いますね。
先行や単走では、インクリップ→進行方向斜め先→次のインクリップ といった形で移動をしてますが、後追いだと、大概は一点のみを見てる事が多いです。
あんまりキョロキョロ見るのは、かえって挙動を乱すもとです

じゃあその一点とは何処を見てるか?
それは、“クランク”です

たまに相手の自転車のタイプによっては、もう少し前より見てる事もあります。
MTBやクロスバイクは動きが早いから、その分というわけ^^
でも、あくまでも基本は車体真ん中に位置するクランク

目先がこの位置だと、自分のフロントタイヤが通っていくラインが、ちょうど相手の通る軌道の半車身くらい内側を走れるので“入ってる感”が出るんです

これに近さが+されれば、文句なしですよね

※見続ける訳じゃ無く、進入~コーナー中盤手前に掛けて迄です※
僕も昔は相手のフロントタイヤやインクリップばかりみて走ってたから、
入り過ぎてスペースが無くて、減速の余裕も無く詰まって躓いたりスピンしたりと、
かなり、下手だったんです

でも目先を変えてからは、だいぶ安定してます
目線一つでここまで変われるのは、これはかなり興味深い点ですよ

そして目線でもう一つ重要なのが【S字などの、振りっ返し】なのですが、
ここでは振り返す瞬間前の目線が大事!
どこを見てるかというと、乗り手の“頭”
人間って不思議なもので、例えば左→右に向かうときに一瞬、腕(ハンドル)よりも先に頭が向かう先に向くんですね

んでそれに合わせて『あっ、くるな』って時にコッチは先に振り返して合わせる。
相手が振ってから振るんじゃ、ノーズを引けなくて振り遅れちゃうですよね、インに入ってるほど特に

だから、相手よりも先に動く事を意識する事が大事!
そうすれば自然と同時振りになります

この辺りの意識は、ツインドリの理念に近いものがありますね

目線に関しては、これくらいかな

次は具体的な操作面。
コツはやはり、なんと言っても“ブレーキ”
リアブレーキのON・OFFは広く認知されたものですが、そこから大事なのはそれをするタイミングとフロントブレーキを入れるタイミング。
ようは荷重を掛けるタイミング操作につきます
引き方の強さや量によって流れる勢いが変わる事は御承知かと思いますが、ようはそこが重要なのです。
“止める”と“飛距離を伸ばす”を、タイミングに合わせて握力(指圧)でコントロールする。
ん~…このへんのタイミングと相手と間合いを含めたバランスや読みは、走り込んで覚えた感覚やカンによるものだから、言葉で説明するには限界ありますね(^^;)
体で感じる、そして練習あるのみかな;
さて、
次回は具体的な戦略の立て方や、走りの組立てについて書いてみたいと思います^^
ではノシ