バトーさんのから~いブログ

バトーさんのから~いブログ

ご意見・ご要望を、メッセージとして、送付なさりたい方。
コメント欄を承認制にしてあります。
公開したくない旨、お書き添えの上、コメントとして投稿して下さい。
一読して、責任をもって削除いたします。

Amebaでブログを始めよう!

もう、あっちゅう間に2か月を経過してまして。

いいかげん、バトー死亡説が出る前に、うpしておきます。

ってか、すっかり忘れ去られてると思いますが。

まだこんなブログやってるんですよ。

辞める気だけはないもので。何事も、細々と継続です。





にしてもですな。

世の中、静かすぎると思いませんかはてなマーク
何がって、あーた。安保法制ですよ。

この静けさって、いったいなんなんでしょうかはてなマーク

だってね。憲法9条が、事実上変更されようとしているのに、世の左翼は、眠れる虎から、仮死状態の虎へと堕落したのか、60年安保当時の憤怒と激闘からは、およそ同じ国民かと耳目を疑うほどに、この国の国民の資質は変貌してしまった。

共産党が、ちぎれるほどに赤旗を振り続けて、国会前に糾合した、反対派集会は、主催者発表12万人。警視庁調べ3万人というていたらく。

もはや、大戦末期の大本営発表ではないか。

78年当時、突如まきおこった有事立法騒動の当時をしっている者には、国民が、実は全員賛成に回っているのではないかと思うほど、

それでも、草の根の反対運動はじわじわと、裾野を広げているが、国民の過半数が、少なくとも説明不足と考えるこの法案は、時間切れ採決を迎えようとしている。

で、私の立場はといえば、当然賛成と言いたいところなのですが、ことはそう簡単ではない。

去年の、集団的自衛権を閣議決定で決めてしまおうとした、この時点までは、論点が実にシンプルで、明瞭で、問題なく賛成なのですが、ことはその後、二転三転する。

その後、ワシントンで行われた、2+2(日米、外務・防衛相会議)で話し合われた取り決め事項まで、いっしょに法案に盛り込んでしまったことから、一気に法案が10項目ぐらいに膨れ上がってしまった。

ために、私も、なるほどと首肯した法案とは、全くの別物になっている。

ここから、説明不能の政府答弁が始まる。

たださえ、憲法9条を超えた軍事行動をしようというのだから、国民には、よりデリケートな説明と対応が必要であるのに、良く分かっていない野党議員が良く分かっていない質問を絶叫するものだから、国民の不安は、いや増していく。

戦争法案じゃないと言えば、確かにそうだが、戦争とは、まったく無縁の法案というわけでもない。

こうした、基礎的カテゴライズも困難な法案にしてしまったのは、外務官僚の傲慢なゴリ押しが原因。

結果、国会審議では、中断に次ぐ中断ということになる。








にもかかわらず、安倍内閣の支持率が、ここへきて回復基調にある。

安保法制に賛成する国民が増えたのかはてなマーク

そうではあるまい。

民主党政権の悪夢が、ジバニャンのように取り付いて離れないのではないか。

ノーモア民主党ビックリマーク ノーモア鳩山ビックリマーク

右派も左派も関係なく、民主党政権の再来だけは、国家どころか、民族存亡の危機。

安部政権の安保法制に対抗する、民主党の独自案だって、二転三転を繰り返して、ようやく維新の党と共同提出にこぎつけた。

自民党内部から、安倍首相の足を引っ張る言動が飛び出したが、民主党からは、『遊星からの物体鳩山』が、韓国の慰霊碑の前で、土下座をするパフォーマンスで、日本人を震え上がらせた。

例の、世界遺産決定会議のみぎり、ヤクザのようにインネンをつけてきた韓国政府に対して、日本政府は、譲歩に継ぐ譲歩を繰り返して、韓国の遺跡を登録するところまで、共同歩調を続けたが、ご存じの通り、日本の歴史遺産登録決議に及んで、韓国代表が豹変して、反対に回り、否決に向けて、猛烈なロビー活動を展開した。

この時の日本国内の反応は、もっとも穏健な韓国擁護派までも豹変させてしまう剣呑な雰囲気に一変してしまった。

この情報に、実は、パク・クネ自身が震え上がった。

パク・クネは、年内に、日中韓の関係改善を至上命題としていたからだ。

今回の、抗日戦勝記念パレードに、西側首脳の一員でありながら、アメリカの警告を振り切ってまで、参加したのも、習金平に、日中韓首脳会議参加の言質をとるためだったという。

当然、パレードに参列するつもりはなく、祝賀会に出席する旨、通告したいてものの、中国側から、予定を二転三転されてしまい、結局、パレード参加を余儀なくされてしまったらしい。

習金平から、最大限の歓待をすると言われたそうだが、嬉しいはずがない。

だろうがなんだろうが、パク・クネは習金平を引きずり出して、安倍首相との関係改善に持ち込まなくてはならない。

それほどまでに、韓国は、日本の協力と援助を期待しなければならなくなっている。

アメリカも韓国もそうなのだ。

いざと言う時に、心底信用できる国は、日本しかいないのだ。

良くも悪くも、アジアの安定と繁栄のカギを握っているのは日本なのだと、日本人自身が肝に銘じて認識しなければならない。

そのための、国際的責任を覚悟しなければならないということなのだ。



中国は、20年くらい安定と繁栄を担っては来たが、もはや肥大化したシステム構造が限界に達し、役人の腐敗は、国家の屋台骨にまで達している。

EUも、中国経済を分析して、危機的状態では無いとしているが、表向きの言い分ととらえるべきだろう。

実際に、中国経済の指標はとんでもないことになっている。

そもそも、中国の統計はウソばかりと、中国出身の経済学者が口をそろえて言うくらい。

8%成長が、国民全体を食わせる最低ラインと、国務院(政府)が発表しているのに、現状7%と公言しているのだが、これがそもそも怪しい。

私のブログでも、取り上げたが、香港との貿易統計が合わないことが、世界中の注目を集めてしまった。

経済指標というのは、確かにある程度ごまかしのきくものだが、輸入だけはごまかせない。

香港の対中輸出と完全に食い違ってしまった。しかもその数字が何倍も違ってしまったのだ。

これに焦って、中国は、輸入統計だけは正直に発表するようになった。

これによると、中国の輸入は、前年比15%減。

でですね。

輸入統計というものは、GDPの増減とほぼリンクするんだそうです。

輸入が減っているのに、GDPが、横ばいもしくは増加ということは、ありえないそうです。

つまり、中国は、GDPベースで、マイナス成長に転落している可能性が大だということ。

これは、えらいこと。というよりも、あってはならないことではないか。

中国は、経済不安が政治不安に直結する国。

それも、先進諸国の政治不安とは、その内容が違い過ぎる。

即暴動。即政府転覆へと向かうのが、中国4000年の習い性。そう、これ以外に無い。

習金平は、中国が経済大国であり、軍事強国であることを、なにより自国民に示さねばならないのだ。

そのために、去年から、ただの平日であった、戦勝記念日を、抗日戦争勝利の日として、国民の祝日として、大々的な軍事パレードをやるようになった。

でもこれだって可笑しいでしょはてなマーク
抗日戦争で、日本と戦っていたのは、中国国民党政府。

ご存じ国民党は、太平洋戦争後、毛沢東の人民解放軍と国取り合戦をやって敗れ、台湾に渡った。

国民党軍が、日本と闘っている間、人民解放軍は、口では“国共合策”を唱えて共に日本と戦うと言いながら、逃げて逃げて逃げまくっていた。

だから、抗日戦争勝利を高らかに宣言できるのは、台湾政府だけなのだ。

しかも、長年、中国政府は、国民党政府が中国で行ってきたことは、我が政府と何の関係もないと、言い続けて来た。

それなら、南京大虐殺だって、国民党政府の首都攻防戦だったんだから、共産党政府は何の関係も無いでないか。

君子豹変は、中国のお国柄。

去年から、突如として手のひらを返したように、抗日戦争の救国の英雄を、自ら任じるようになってしまった。

ま、そんなことは、お好きにやればよろしいのだが、問題はその理由。

国民の人心を掌握しておくためなら、習金平はどんなオドケにでも華麗に変身して踊り続けなければならない。

しかも、散々甘い汁を吸い尽くした、旧国家主席たちの抵抗勢力は、苛烈な追い落とし工作を続け、最近は、暗殺計画まで、聞こえてくるようになった。

万が一、というか可能性は日に日に増しているのだが、暴動によって、共産党中央と国務院(政府)が機能不全に陥った場合、直ちに各地の軍管区が、実権把握のための軍事行動を起こすだろうと言われている。

この混乱の中、アメリカ政府とアメリカ軍は、いかに、中国国内のアメリカ人を救出するかについての作戦計画が既に策定されている。

このため、アメリカ軍の救出許容範囲以上に、アメリカ人が中国に渡航することのないよう、各企業に細かな警告を与えていたりもするのだ。

日本はといえば、6万人とか8万人とかいう日本人が、ただ野放図に中国に滞在している。

当然、これをいかに救出するかなんて計画、日本政府にあるわけがない。

それが、安部政権になって、ようやく本腰を入れて、救出計画を本格化しようと考えたというのが、今回の発端なんですよ。

そうしないと、6万人からの人質をテロリストに拘束されるということになり、日本政府も日本人も、ただ言いなりにならざるを得ないのです。

そのために、最低必要限度に現場での武力行使を出来るようにしようではないかというのが、一番最初の、閣議決定です。

現場では、日米が共に助け合わなければどうにもならない混乱になることが、目に見えています。

その時、日本人を乗せた米艦艇が襲われたらどうするかが、安倍首相の最初の説明でしたよね。

これなら、憲法に問題があっても、国際法では、完全な適法です。






中国の内政がまず、こんな状態である上に、外交だって、気がふれたかのように、他国の領土を我が物と公言して軍事施設を構築するようになってきている。

EUなんて、中国がいかに暴走しようとも、対岸の火事なんでしょうが、アジアの国々はそうはいかない。

しかも、中国にとって思いもよらないところから火の手が上がっている。

新疆ウイグル自治区。

世界が、身の毛もよだつほどの弾圧を、中国政府が続けているこの地区の住民は、イスラム教徒。

そう、そしてイスラム教徒と言えばはてなマーク

ご存じ、イスラム国が、新疆ウイグル自治区の兄弟たちの現状に、目を向け始めたのだ。

現在、イスラム国のテロ指導者たちが、新疆ウイグル自治区に入って、着々と活動準備を始めているという情報筋の報告があるのだが、中国政府は、これに対して一切のアクションをおこしていない。

実際、新疆ウイグル自治区では、一切の共産党政府への批判は許されていない。

習金平を批判するポスターが、貼りだされようものなら、関係者全員が惨殺されるのだが、このポスターが、イスラムの言葉で書かれていると、全く問題にならないのだそうだ。

中国官憲は、イスラムの言語が全く分からないのだそうだ。

こんな状態で、イスラム国の地下組織が、張り巡らされたら、いったいどうするつもりなのだろうかはてなマーク

8月17日に、タイのバンコックで突如起こった、爆弾テロも、新疆ウイグル自治区の出身者だった。

タイ政府は、タイ国内に不法滞在している、新疆ウイグル自治区のイスラム系中国人を、強制的に中国に帰国させようとしたのだ。

そうすると、彼らに待ち受けているのは、死刑しかない。

死刑と言っても、彼らに科せられる刑は、目を繰り抜き鼻をそぎ落とされて放置される刑なのだ。

これが、中国政府のやることですよ。

それならば、犯人たちにしてみれば、身内のバンコック滞在を求めて、爆弾テロを起こした方が余程いいということになる。

少なくともタイ政府なら、ちゃんとトドメを刺す死刑をしてくれる。

新疆ウイグル自治区を密出国した人々には、そんな選択しか残されていないのですよ。

それが、中国を取り巻くアジアの現状です。

日本だけが、戦争にだけは巻き込まれたくないなんて、とても言っていられる状況では無いし、
まして『戦争が出来る国にしてはならない。』なんて感情的な情感だけで、全てアジアの出来事に知らん顔をし続けるなんて、求めて日本の敵を作るようなものではないか。

平和を唱えていればいいんですかはてなマーク
日本に戦火が来なければそれでいいんですかはてなマーク
友好国が、戦火に包まれても日本は知らん顔、それこそ、第一次世界大戦で、日本がヨーロッパに対してとった行動ではなかったか。

それで、日本はどうなりましたか。

同盟国イギリスから、三行半を突き付けられて、ABCD包囲網で戦争するしかない状況に追い込まれたではありませんか。

欧米の戦争に巻き込まれたくないという態度をとり続けて、欧米先進国すべてを敵に回してしまったのです。

味方になったのは、ヒトラーだけだったではないですか。

今回も、キム・ジョンウンなら、反対派の皆さんの味方になってくれますよ。心強いですね。






今回、ASEAN諸国からも、安保法制で、自衛隊はいつから動けるようになるのですかはてなマーク
という問い合わせが来ている。

どういうことかわかりますかはてなマーク
日本が戦争しに来てくれるということではないんですよ。

『集団的自衛権が行使できる自衛隊』というだけで、中国に対する大きな抑止力になるということを、日本人の平和ボケよりも、国際情勢に長けた、ASEANの人々の方がよほど熟知しているということです。

はてなマーク平和ボケと言われて腹がたちましたはてなマーク
ではね、一つだけ例をあげましょうかね。

集団的自衛権反対の一つとして、適用条件が不明瞭という意見がありますね。

どういう条件で、武器を使用するのか、それが曖昧じゃないかというご指摘。

純粋に、ごもっともと思います。

でもこれ、冷静に考えたら、曖昧が当たり前と思いませんかはてなマーク
かっちりと明文化している軍隊なんて存在すると、本気でお考えですかはてなマーク
それは、ありえないんですよ。

だってね、こんなことが明文化されているとしたら、自衛隊はどう戦うんですかはてなマーク

例えば突如、中国軍が攻めてきて、自衛隊が防衛出動で、中国軍に銃口を向けます。

すると、中国軍がこう言います。『おいおい。この状況下で自衛隊は武器を使用できないと、ちゃんと法律に書いてあるじゃないか、そんなことしていいと思ってるのかビックリマーク

すると自衛隊は、『はい、その通りでしたすみません。』と言って、帰ってくるしかないのです。

国会前で、『自衛隊にいる友達を死なせたくない。』とスピーカーで叫んでるお姉ちゃん、こんな理屈わかりませんかね。



ところが、今回の自民党法案では、かなり細かくこれが規程されている。

少なくとも、私はその内容に驚いています。

現場の自衛隊指揮官は、かなりの危険を覚悟しなければならないだろうなと、思います。

だから、国会答弁で安倍首相が、世界的にも厳しい基準を課していると答弁しているのは、本当なんです。




結局、戦争と平和というのは、高度な判断を要するバランスの上に成り立つ。

どちらが正しいとも言えない、選択になる。

だから、賛成派の言い分も反対派の言い分も両方成り立つのだ。

ただ、戦争はよくない、なんてレベルの無知な情感に支配されて、判断を過つ方が、より後世に大きな咎を遺していると私は思う。

第二次世界大戦のフランスがそうだった。

幻想的平和主義に毒されて、目もくらむ被害を出して、ナチスドイツの軍門に下り、イタズラに戦火を拡大させてしまった。

開戦劈頭のドイツ機甲師団なら、英仏連合軍が十分に機能していれば、無理なく叩けたのだ。






さて、日本の現状を改めて見つめるなら、特に今は、勇気をもって、友好国を守る決意を示すことが大事な情勢と思うのだ。

私だって、家族や友人を失いたくはないし、日本人誰ひとりとして傷ついて欲しくないと真摯に思います。

しかし、今は、アジアの人々にも、その愛情や友情を向け、アジア最先進国としての、日本の責任を自ら明らかにしなければならず、暴走する中国に押しつぶされそうな恐怖を抱き続けている、アジアの人々に、日本人はあなた方の側にいますよという態度を明確に示さなければならない情勢であり、時期であると思うのです。

ただ、平和を唱えていますなんていう寝言は、許されないのですよ。

それこそ、中国のつけいる隙となるでしょう。

中国政府と軍部の本性は、ハイエナです。

相手が強ければ、手は出して来ないのです。

相手が、腰ぬけで隙があれば、必ず強硬策に出ます。




まず、今度の、日中韓三者会談がひとつの山場でしょう。

もともと、日中韓会談は、アメリカの後押しから始まりました。

国民投票で選ばれた、国家元首を戴く先進国で、中国を開化させようとする、民主化の狙いから始まった会談なんですが、今は、中国が立ち場を逆転させてます。

今度の日中韓会談は、歴史認識闘争の場となる可能性が大きい。

しかし、日中韓会談となれば、安倍首相は参加せざるを得ないのです。

中国の術中にはめられる覚悟して、臨まなければならない会議です。

日本を取り巻く情勢は、まだまだ疾風怒濤なのですよ。

日本国民は、悪戯に情感に流されることなく、知識を持って、冷静に日本の情勢をよく見極めて、安倍首相を応援しましょう。

60年安保闘争も、国民の無知から始まり無知に終わった。

60年に、日本は初めて、アメリカと安全保障条約を結んだわけではない。

それ以前に締結していた安全保障条約は、敗戦国として、屈辱的な扱いを受ける一方的な条約だった。

それを、日本側の主張を入れ、大幅に日本に取って有利な条件へと改訂されたのが、60年安保だった。

それに反対したわけですな。

安保条約そのものを破棄するなんて、当時のアジア情勢から出来るわけがなかった。

当時のソ連が、虎視眈々と、日本の領土を狙っていることが明らかだったから。

アメリカ本土にとって、日本列島こそが、共産主義の防波堤となっていたことこそが、アメリカと日本に共通の利害を産みだし、その利害をお互いに最大限生かしてきた結果、日本は共産主義国に、蹂躙されずにすんできたのだ。

60年安保により、日本は、ベトナム戦争の基地と化し、間接的にベトナムを侵略したと言う見方もあります。

その通りでしょう。

しかし、東西冷戦の前線基地であったわけでもあり、その立場を自分たちから忌避できるだけの国力は、まだ日本にはなかったのだから、しかたあるまい。

良くも悪くも、日本に米軍基地があることで、ソ連も北朝鮮も中国も日本近海で軍事行動を起こすことすら出来なかったのだ。

これもまた、事実です。

50年代以降、アメリカは、日本を民主化の成功モデルとして、大いに活用しようと考えた。

日本の経済成長こそは、アメリカン・デモクラシーの広告塔だったのだ。

そのために、他国には絶対認めなかったような、技術特許も、日本には惜しみなく与え続けた。

しかも無料で。

そしてその製品を、アメリカが大量に買い続けてくれたのだ。

奇跡の復興すら、アメリカのプロデュースがあってこそなんですよ。

しかし、もちろん、アメリカが全て正しいわけではなく、多くの過ちや判断ミスで、開発途上国に多大な被害をもたらした側面も否定できません。

で、あったとしても、全てを満足させる解答なんて、国際社会には存在しえないんです。

一つを解決すれば、新たに3つの問題が発生する。

それが国際社会でしょう。

関係する多くの国々が、現時点で最善と考え得る手段に全力で取り組む以外、術はないのです。

『戦争する国にだけはしてはならない。』その理念は立派ですが、それは世界中の国々が目指していることであって、日本だけが、それを達成すれば、それで世界中の人が救われるわけではないのです。

どうか、冷静に客観的事実を踏まえ、勇気ある、英知あふれるご判断を、皆様に期待したいと思います。







ということで終わりますが、
お気づきの通り、ブログデザインが変更されてます。
スタート以来使ってたイルカが、無くなっちゃったんですよ。
変わらない物もあれば、変わる物もある。
色々替えてみようかと思ってます。
ということで、よろしくお願いいたします。

















ここ数か月のことですが、まぁ、一年というスパンじゃないと思うんですけどね。

休日に世田谷近辺にいると、若い夫婦が赤ちゃん連れで歩いているのによく出くわすんですが、それがね、驚くほどに関西弁をしゃべってる。

その比率が本当に高い。

ウチの近辺に、関西人が家族で引っ越してきたというのは、5年くらい前からですかね。

最初は、物珍しく感じていたんですが、このところ、ご近所の関西出身比率が、ハンパ無い。

ナゼはてなマーク

とにかく東京の人口流入は、加速度をつけて昂進中。

世田谷で子供を産んで、子供を世田谷育ちとでも言いたいのだろうかはてなマーク
でも、これだけ世田谷に地方出身者が増えたのでは、山の手の文化なんて、あらかた消え果て、薄っぺらな都会文化になり果てるだけ。

私が生れ育った頃の仕来たりも、山の手の伝統も消え果て、ホントに見るもの聞くもの、田舎じみてきた。

良くも悪くも、都市は生き物。

田舎暮らしなら、『永遠の今』があるだけだろう。昨日も今日も明日も、変わりない日々に、疑問を感じず生きて行くのだろうが、東京は違う。

一見変わらないようでいて、目まぐるしく、何もかにもが劇的に変わって行く。

東京がどうあるべきなのか、その方向性は、現在の若い住人たちが決めて行くべきこと。

年配の人間が、どう気に食わないことがあったとしても、東京のダイナミズムは、若い躍動感こそが、似つかわしいし、そのメインエンジンであるべき。








不幸なのは、関西だ。

例の、大阪と抗争、じゃなかった大阪都構想。

今となっては、まるで歴史の一部と化したかのように、影も形も消え果てて、話題に上ることも口にすることも無くなってしまった。

あの住民投票直前の、両派のシノギを削る、つばぜり合いは、いったいなんだったんでしょうねはてなマーク
そして、闘い済んで日が暮れて、決着は僅差で、都構想否決となったのは、ご存じの通り。



ホントにこれで終わっちゃったのはてなマーク

という感じでしたね。

東京都民が、そう感じるんだから、大阪府民の実感たるや、どんなものだったんでしょうね。

投票の呼びかけ運動中の反対派は、まるで怨敵退散と、お題目を唱える行者のように、反対を絶叫しながら、街を練り歩いていたのに、住民投票勝利に沸くかと思いきや、なんかね、終戦の詔勅を聞かされた、日本国民のような虚脱状態にあったかのよう。

敗戦の会見を開いた、橋下氏のほうが、サバサバとしてましたよね。

天下分け目に敗北したわけですから、腹の内は、石田光成のようだったでしょうに、マスコミの質問にも、やりきりましたから。と言って、笑顔を見せていた。

なんなんですかね。あれ。

TVのキャスターは、これで、反対派にこそ、大阪改革の全責任がかかってきたわけですから、その責任は重大です。と言ってましたが、誰がどういう風に、その責任を負うわけはてなマーク

敗北した賛成派だって、高みの見物が出来るわけがない。橋下氏の言うとおり、改革は焦眉の急。橋下氏は会見の中で、跡を継ぐ次ぎの市長こそが大変。と言っていたが、その市長候補には、橋下氏が、大阪府知事だったときに、鋭く対立して、橋下改革に、徹底抗戦した、前・大阪市長の名前が上がっている。

つまり、元の木阿弥に戻そうということ。

これね、大阪の問題だけではなくなってましてね。

橋下氏が、やり玉に挙げた、二重行政による赤字の補てんのために、毎年国庫から、1000億円のカネが、利払いのためだけに充填されているの、知ってましたはてなマーク

国民の税金がですよ、大阪市の赤字の利払いに、今後も毎年毎年消え続けるのだ。

市ですよ市。府じゃなくて。

なんでこんなことになったのかと、思うじゃありませんか。今更ですけど。

そりゃあーた。箱物行政に、湯水のごとくにカネをつぎ込んで、飽くことを知らない行政が続いたからです。

大阪と言えば、再開発しては、廃墟を拡大再生産し続ける、中国の悪徳地方行政そのもの。

ネット情報によれば、その中心にいて、画策していたのが、京大の工学系派閥なんだそうな。

この京大閥が、大阪市庁に巣食って、再開発を名目に、不埒(ふらち)な悪行三昧を繰り返していたのだ。

ひと~つ。人の世の生き血をすすり。by桃太郎侍

そもそも、地方の“市”としては、完全に不釣り合いと言えるほど、巨額の予算が毎年計上されていたのだが、どんな人間だろうと、役職だろうと、他人のカネをセッセと使うくらい楽しいことはない。

それが、会計年度を越すたびに、湯水のごとくに湧き出してくるのだから、こんな面白おかしい人生、やめられない止まらない。

二重行政こそは、一度履いたら、永遠に踊り続ける赤い靴。

そこへ、本当に桃太郎侍が登場してしまった。

ありとあらゆる、既得権益の中でも、役人がしがみつく既得権益ほど、やっかいなものはない。

完全に日本社会にとって、切除不能な腫瘍となっている。

これを切り取ろうというのだから、ただごとではない。

そのための制度設計を開示して、役人どもに、鬼が島とされてしまった大阪を、取り戻そうと言うのだ。

橋下氏の、多年に亘る闘争は、本当に凄まじかった。

橋下氏にしかできないものだったでしょうね。

それだけに、あの幕切れは、ホント残念。そう感じた方も多いのでははてなマーク

あの幕切れ、私がどう感じたかというと、やっぱりこの人は、良くも悪くも法律家なんだろうな。ということ。

法律家は、丁々発止のやりとりをした後、判決により、白か黒かの結論を明確に出す商売。

だから、良い勝負、とか、いずれ劣らぬ名勝負、なんてことは有り得ない。

勝ち負けが、キッチリと出る商売だから、自然と幕引きは、ああいう形にならざるを得ない。

もちろん、裁判では、和解勧告もあるし、調停もありますが、和解や調停結果についだって、裁判所には、強力な執行権がある。これに抵抗することは出来ない。その意味でも、白黒はハッキリとつくわけだ。

でも、政治はそれでいいのだろうかはてなマーク

みなさんが、なんかモヤモヤとするのは、この点じゃないでしょうかねはてなマーク

どうですはてなマーク

確かに、政治だって、為政者がどこかで決断を下さねばならない。

民主主義国家では、多数決で国家の意思決定が図られる。

ですよね。

しかし、大きな制度改革とか、巨大な既得権益を、公明正大に市民の手に取り戻すとなったら、それは、多数決に委ねるだけでいいものなのだろうか。

複雑なんて表現を遥かに通り越して、奇怪面妖な欲望と策謀で織りなす既得権益を、一制度で縛り上げて、十把一絡げに、桃太郎侍よろしく一刀両断してしまうというのは、確かに乱暴と言えば乱暴。贔屓目に見ても、やはり副作用と反動が大きすぎるとは、言えるでしょうね。

自民党が、反対に回った言い分も、まさにこれ、制度を大幅に変えなくても、既得権益を取り上げることは、市議会がその気になれば出来ること。

ただそれには、膨大な熱意と時間と忍耐と根気が必要になる。

言うなれば、シカゴの暗黒街を仕切った、アル・カポネに挑んだ、アンタッチャブルのようなもの。

アンタッチャブルは、夜討ち朝駆けで銃火を交え、弾丸を潜り抜ける戦いをしながら、最期の最期に、所得税法違反という制度を使って、アル・カポネを、アルカトラズ刑務所に送り込んだ。

最初から、制度を捻じ曲げてでも、アル・カポネを捕まえようとしたわけではない。

政治というのは、地道な説得こそが王道のはず。

自民党の全盛時代に、最大派閥を造り、自派を王国とまで呼ばれた、田中角栄は、自分の味方を増やすことに、執念を燃やしたわけではない。

田中角栄の方針は唯一つ。

自分にとって、敵でも味方でもない人達を、大勢作ることだった。

味方は、いずれ離れて行く。敵は敵のままで、自分になびくわけがない。

10代から、裸一貫、世間の荒波を乗り越えてきた、彼が頼ったのは、自分に味方するわけでもなく、牙を剥いて刃向う連中でもなかった。

自分に対して、ニュートラルな立場でいてくれる人々を、法案ごと案件ごとに、あの手この手で籠絡することで、自身の成功を積み重ねて行った。

対して、橋下氏は、寄ると触ると敵を作る。

映画『リーサル・ウェポン4』で、絶えず敵に付け狙われているメル・ギブスンは、いたるところで、敵と出くわしては、銃撃戦を始めて、必ずその場で仕留める。

いつも巻き込まれる、相棒のダニー・グローバーは、堪らずこう言う。

『おまえ、顔合わせたヤツは、みんな殺(や)るのかビックリマーク

大阪市長になってからの、橋下氏は、まさに、リーサル・ウェポン。



弁護士は、商売柄、敵と味方を厳然と分ける。そりゃそうでしょ。

敵か味方か分からないヤツなんぞ、信用するわけがない。

前にも、私のブログで書きましたが、日本の政界に、東大出の弁護士が増えてからと言うもの、ホント、日本の政治は変わってしまった。

民主主義とは、手間と時間と膨大な労力を要するシステム。

だから、世間の荒波の洗礼を、幾度も幾度も、潜り抜けたような人でなければ勤まらない。

それを、弁護士出身のような頭のいい連中は、なんとか手っ取り早くやろうとして、舌鋒鋭く、人を斬り捨てるような議論が横行し、民主政治にとって、もっとも重要な、自分の主張を、粘り強く広く説得して、味方を増やして行く、多数派工作を軽んじるようになってしまった。

だから野党は、集合離散を繰り返す。

自民党こそが、盤石の責任政党に見えてしまうのだ。

少数政党が、野党勢力を糾合して、なんて言ったところで、ホントに信用できないではないか。







だからねぇ。

あれだけ頑張った、橋下氏の大阪都構想だって、なんか無責任に感じてしまうのは、私だけなんだろうかはてなマーク

住民投票という、一度の民意に諮(はか)っただけで、裁判所の判決のように、これで終わりとばかりに、そそくさと店をたたんでしまうというのは、為政者のとるべき方策なのだろうかはてなマーク







歴史上にも、四囲を敵に回しながら孤立無援で頑張り通した為政者は、数限りなくいますよね。

中でも、私が例として引きたいのが、古代ユダヤの“ヘロデ王”。

時は、古代ローマが、共和制から帝国制に移行する激動の時代。ユダヤは吹けば飛ぶような国家を堅持して、必死に時代の荒波に拮抗していた時代。まさにその激動を乗り切った王だった。

しかし、今現在に至るも、欧米でのこの人の評価は散々。

キリスト教では、イエスが誕生した時に、新しい王の誕生を防ぐため、ヘロデ王が、ユダヤの2歳以下の幼児を皆殺しにしたことになっている。

これは、宗教的おとぎ話なのだが、こうした迷信を起点として、ヘロデ王は、やることなすこと、残虐で猜疑心が強く、悪魔のような支配者という汚名を着せられている。

実際には、麻のごとくに乱れに乱れた、ユダヤ王国を強引にまとめながら、古代ローマの圧政に懸命に立ち向かい、また、必死に忍従しながらローマのために戦い、ついには、ユダヤ王国を最大の版図になるまで領土拡大に成功し、ローマの辺境国家群の中でも、格段に裕福な繁栄を、ユダヤにもたらした。また、絢爛豪華なユダヤ建築の粋を集めた、歴史的建造物も数多く、残している。

今も、エルサレムに残る、有名は“なげきの壁”も、ヘロデ王の手によるもの。
古代ユダヤ王国最期の戦いで、滅亡を賭して戦い、玉砕を果たした、歴史に名高い“マサダ要塞”も、ヘロデ王が築いた。

どれもこれも、ユダヤの民のため、ヘロデ王は懸命に頑張りとおした結果だったのだが、そのユダヤの民から、ヘロデ王は、嫌われ続けた。

そもそも、ヘロデ王の父は、ユダヤに最も新しく編入された、辺境民族の出。この出自が、ヘロデ親子のとって、呪わしいほどの差別をもたらす。

父は、ユダヤの独立保持のため、ローマ軍に加勢して、次々に功績を挙げ、ユリウス・カエサルから、全幅の信頼を受けるようになる。

この辺も、ユダヤにとっての裏切り者ととられたらしい。

ローマからの圧政に懸命に抗しながらも、味方である、ユダヤ人らの、ヘロデ王に対する差別は凄まじく、ついには、家族・親戚からも命を狙われるようになる。

特に、妻の一族から執拗に、命を狙われ、妻を含む多くの親戚を処刑している。

妻に感化された、王子二人も離反し、敵対したことから、泣く泣く処刑している。

なんでこんなことをしたかはてなマーク

こうしなければ、国家の統一が保持出来なかったからですよ。

今の時代からは、到底想像の外と言うしかない。

これほどの激烈な運命に翻弄されながらも、ヘロデ王は、ユダヤ民族を守り、かつて無い繁栄へと導いていく。

もうそりゃ、涙ぐましいほど。

自分に、侮蔑を軽蔑と怨念しか向けない民のため、ヘロデ王は、家族を処刑してまで国家の統一を守り、やがて帝政成ったローマさえ一目おく王となって行く。

なんでこんなことが出来たかといえば、ユダヤの辺境民として差別と闘いながら、ユダヤのために戦った、父を見ていたから。そして、為政者とは、孤立無援の中、志を遂げて行くものなのだと、肌身にしみて熟知していたからだ。

生涯その生き様を全うして死んでいった王なのだ。








これをですよ。為政者の範としろというには、現代の日本の政治家には、誠に酷な話かもしれない。

しかし、どんな立派な制度設計ができたとしてもですよ、たった一度の住民投票で全て投げ出してしまう市長と、比べてもみよと、言いたくなるではないですか。

『いや、もうすっかりやりきりましたから。』という敗戦の弁が、如何にも自己満足にしか見えてこないではないか。

そう、満足したんだ。よかったね。と言えますかはてなマーク

そもそも、あの住民投票とは、いったい誰が勝って、何を勝ち取ったのはてなマーク

橋下氏の大阪都構想だけは、ぜったいにイヤだビックリマーク

これを問うだけの投票だったわけでしょはてなマーク









まず、都構想によって、失職の憂き目にあう、大阪市議会議員たちが、こぞって反対。

既得権益を取り上げられる、役人たちが、こぞって反対。

この連中に洗脳された、市民がこぞって反対。

かくて、両派入り乱れての、激しい戦いとなったのだが、これは、さすが大阪のパワーと言わざるを得ない。

結局、投票結果を精査してみると、老人たちの反対票が、天下分け目の雌雄を決したことがわかった。

関ケ原の戦いの、小早川秀秋みたいなもの。

これによって、大阪は、都構想以前の、元の木阿弥にもどり、何事も無い、平穏無事な日々を取り戻したのかと言えば、私は違うと思う。私に言わせれば、大阪は劇的に変わった。

何が変わったのかと言えば、大阪の未来が劇的に変わってしまった。

年寄り連中により、否決されてしまった都構想がお蔵入りになったことで、大阪の未来は、完全に閉ざされてしまったと思うのだ。

目もくらむ借金の利払いに、逆ギレしたギリシャのようなもの。

あれほどの醜態ではないですけれど、要するに、中身は一緒ですよ。






かつて、橋下氏が、初めての大阪市長選挙に打って出たときの、街頭インタヴューが、忘れられない。

マイク向けられた、初老の大阪人が、こう言ったのだ。

『大阪都構想が、正しいものなのか、間違ったものなのか、それは、まだ誰にもわからないだろう。だけど、大阪を何とかしなきゃいけないんだと言って、市政に真っ向挑んで立ち上がったのは、橋下さんだけなんだ。だから、私は、彼を信じる。』

この信頼も、大阪の未来も、変化を嫌う老人たちによって、全てが葬り去られてしまった。






他方、軌を一にして、日本各地で巻き起こった、二重行政解消運動も、橋下氏の退場と共に、全国でしぼんでしまった。

改革とは、こうしたもの。

カリスマのトリガー(担い手)を失った瞬間に、全てが消え去ってしまうものなのだ。

平安中期に、関東に独立国を建てようとした、平将門を中心とした反乱は、承平天慶の乱となって各地に飛び火して、朝廷を脅かす勢いとなったが、朝廷より派遣された、トム・ベレンジャー並の、特A級スナイパーによって、平将門が、一撃で射殺されてしまうと、それだけで、全国の反乱が鎮圧されてしまった。

改革と言うものは、なんか運動が勝手に発生して、いつのまにか完成しているなんてものではない。

偏(ひとえ)に、カリスマのトリガーが、全てを背負って、それこそズタボロになりながら、ゴールを目指すものなのだ。

明治維新の志士たちを見てみるがいい。

誰一人として、志を遂げた者などいない。

ほぼ全員が、誰かが旗幟を引き継いでくれるものと信じて、殺されていったのだ。

そこまでして初めて、改革は成就する。

まして、役人から既得権益を取り上げるなんぞ、明治維新の志士並の生き様が必要となろう。

とどのつまり、橋下氏は、本当にたった一人での改革だったのだ。

跡を継ごうと言う、志士が、ただの一人も出て来ないではないか。

老人たちに否決された、ただそれだけで、全ての大阪人が、意気消沈して黙り込んでしまったではないか。

そして今、大阪の若者たちは、続々と大阪を見捨てて、新天地を目指して上京してくるそうなのだ。

私の家の周りに、多くの大阪の若い夫婦が越してきたのも、そういうことらしい。

やがて生まれてくる、彼らの子供たちは、大阪に生まれたという、ただそれだけで、目もくらむような、大阪市の借金を背をされることになるからだ。

同じような、大都市病に悩む、横浜市は、大阪の二の舞を避けるべく、懸命の努力をしているそうだ。

しかし、やはりそれは、市だけで解決できる問題ではない。

県や国の助力がなければ、どうにもならないのだそうだが、国に全くやる気が無いそうだ。

橋下氏が、ぶつかった難問である、法律改正が必要だからだ。






それよりなにより、大阪はいったい、どうなっていくんだろうはてなマーク

私が心配しなくても、大阪人の方が、よほど心配していることだろう。

国の予算から、利払いのための資金援助が止まれば、あっと言う間にデフォルトに陥るんですよ。

そして、沈没船のように、将来ある若者から、脱出が始まっているなんて、全く以って、救いようがないではないか。

でも、これ、決して対岸の火事では無い。

やがて、日本から、若者が出て行くことだって、十分に有りうるのだ。

既に、頭脳流出、資金流出は、止めようの無い奔流となっている。

大阪を他山の石として、日本全体が、ノイジーな老人たちを黙らせるべきだ。

そうしなければ、本当に国の大計を誤ることになる。

我々が目にした、大阪の惨状こそ、今なら防げる、明日の日本の姿なのだと、心しようではないか。











んなことで、隔月刊・成行きまかせブログを終わります。

なんていうと、怒られますな。

もうホントね、言いたいことは山ほどあるんですけどね。

中国のことも、本当にねぇ。

株価が大暴落してますけど、実態経済が復調傾向にあるからダイジョブだなんて、アナリストがいますけど、アホかいな。

中国の統計は、ガード下の占いより、あてにならないんですよ。

AIIBについて、一言だけ言っときます。

あれは、国際社会を相手にした、理財商品です。

自国民相手の理財商品が、破たんしたから、国際社会向けに、理財商品を作ったんです。

それが、AIIB。

まぁ、いいや。その話もまた、ゆっくりと。

のぞきに来て下さる読者さんには、心から感謝です。

ありがとうございます。

ではまた、お会いできるときまで。

再見。


















GWは、オニの様に忙しく、もう少しブログをサボろうかなんて考えてると、そういう時に限って、この子が邪魔をする。

なんでこう、大人しくしていられないのかね。




ご存じの通り、明治の産業革命遺産が、世界遺産に正式に推挙された。

このニュースに、日本国内が沸き立つ中、韓国人はゴーゴーと怨嗟の炎を噴き上げている。

曰く、朝鮮人が強制労働させられた場所が含まれているので、世界遺産にすべきではない。日本は、歴史を正しく(ry




しかし、パク・クネちゃんは、少なくとも過去半年以上、歴史問題の幟(のぼり)を立てていない。

対日関係では、政治と歴史を分離すると表明したばかり。

なんとか、日韓の関係修復に向けて、国内を撫して行こうと懸命にその方策を模索していた形跡が、明らかとなっている。

それをここへきて、自ら振り出しに戻そうとするだろうかはてなマーク

とにもかくにも、韓国経済は火の車。

そこへもってきて、アメリカを袖にしてまで、すがりついた中国の習金平が、すっかりとお見限りになってしまった。

北朝鮮の『セカンドインパクト』が日を数えるのみの状況になり、習金平が、北朝鮮への援助を絞り初め、完全に断絶してしまう日も近いだろうとの観測が出て、なんとしても、日韓関係を修復しなければ、韓国は難民の津波に呑まれて、日本の歴史問題どころか、朝鮮半島の歴史の幕を閉じることになりかねない。

パク政権にしてみれば、日本の世界遺産登録どころではない。ないどころか『知ったこっちゃねぇビックリマーク』と言いたいほど、セカンドインパクトは焦眉の急。

じゃ、なぜこんなことを言ったのかはてなマーク

この声明を、大統領自らが声明を発表した時の、彼女のやつれ方をみれば、わかるじゃありませんか。

言わされたんですよ。

そう、習金平に。

そして、韓国政界には、信じられないほどの、北朝鮮工作員がいる。こいつらの反日工作がまた、ハンパではない。

韓国の世論調査では、日本との関係を修復すべきとの国民の意見が圧倒的なのだが、この韓国政界に巣食う北朝鮮シンパが強烈な影響力を持っており、絶対に許さないのだ。

先日、アメリカ大使が公式レセプションの最中に、刃物で襲撃されるという、前代未聞のテロが発生。この時、アメリカ大使に護衛が全くおらず、会場警備に警察官はおらず、入場規制の警備員すらいなかった。



この犯人がまた、北朝鮮支援グループに所属しており、その代表はパク政権の閣僚だったことが判明した。



そしてこの事件の背後関係を総ざらいすべき、韓国警察は『外国大使の警護は、警察の仕事では無い。』とまで言い切った。



いったいどこまで中国や北朝鮮の意思が、韓国中枢部に浸透しているものやら、誰にもわからないのではあるまいかはてなマークもはや、おとなりの国では、大統領の意向が国政の方向性を決するという体制が崩壊しつつある。

誰が国家の最終意思を決しているのか、怪しくなってきているのだ。


経済政策といえば、大韓民国建国以来の基本方針である、財閥優遇とサムスンのような大企業優遇による外需拡大政策。

国民は完全に置き去りにされ続けて来た。

それでも、国の収支が均衡するほどに、税収がある分には、まだよかったのだが、ご存じサムスンの低迷は、V字ターンが望めない構造的なものであり、財閥は、中小規模のものから倒産が始まっている。

若者は、ソウル大学を卒業しても職が無く、社会人の大半が非正規雇用というのだから、収入は全て貯蓄に回さざるを得ず、国内消費が増えるわけがない。

なのに、世界中の国々とFTAを結んでしまって、激安の海外製品に韓国国内の製品は押されっぱなしの常態が続く。

これじゃ、なんのために仕事をしているのか分からなくなってくる。

韓国国内の閉塞感ということが、よく伝えられるけど、既に個人の努力ではどうにもならなくなっているようだ。

大韓航空で起こった、例の『ナッツ・リターン事件』あれこそ、財閥階級の閨閥と一般国民からなる、韓国社会の二極構造を如実に現しているではないか。

そこへ、北の崩壊なんぞという大問題が待ち受けていることなんて、到底、脳が拒絶して受け入れられまい。






さらに追い打ちをかけるように、日本の安倍総理は、アメリカ政府から国賓として招かれ、日本の総理大臣として初めて、上下両院総会での演説を行い、何度もスタンディング・オベーションを博した。

韓国の反日団体は、この演説を阻止すべく、あの手この手の妨害工作を、米議会に働きかけたことで、逆に反感を買ってしまい、親韓派の議員さえ、安倍首相歓迎に回ってしまった。

そこで、さび付いた一本やりの『従軍慰安婦』を繰り出すのだが、反日メディアで有名な『ワシントン・ポスト』や『ニューヨーク・タイムス』でさえ、従軍慰安婦が20万人というのは多すぎると言い出した。

この数字が、韓国政府の公式見解だったことから、従軍慰安婦問題そのものに、疑義の目が向けられるようになってしまった。

そもそも、アメリカ政府には、IWG報告書なるものが存在する。

アメリカ国内の強力なロビー団体である、在米中国系組織「世界抗日戦争史実維護連合会」が、従軍慰安婦問題を徹底的に、アメリカ政府主導で調査しろと迫ったのだ。

これにより、クリントン、ブッシュ両政権下で8年かけて実施したドイツと日本の戦争犯罪の大規模な再調査で、日本の慰安婦にかかわる戦争犯罪や「女性の組織的な奴隷化」の主張を裏づける米側の政府・軍の文書は一点も発見されなかったことが明らかとなった。戦時の米軍は慰安婦制度を日本国内の売春制度の単なる延長とみていたという。

ま、日本側の反論とほぼ一致している内容なのだ。

しかし、だからと言って、アメリカ議会が、従軍慰安婦問題を日本側の勝利と考えているかと言うとそうではない。

むしろ逆なのだ。

戦争と性を結びつけることを極度に嫌う人種なのだな。アメリカ人は。だから日本側が、数字や資料だけで、この問題の幕引きを図ろうとすることに、強烈な反発を感じる。

要するに、一切、逃げ口上を言うなと言うことだ。

そこで、今回、安倍首相の演説に注目が集まることになる。

そこでなんと言ったか。

従軍慰安婦と言う言葉は使わずに、人身売買があったと表現した。

これは上手い。

日本官憲の関わりは、一貫して、日米双方で確認できなかったこと。

しかし、日本官憲の預かり知らないところで、人身売買による強制的売春行為が存在した可能性がある。

その被害者だという人がいる以上、当該国として、遺憾の意を表するということだろう。

外交的表現ではあるが、巷の口吻に訳すれば『なにが従軍慰安婦じゃボケビックリマーク』ということになる。

当然、韓国側は、反発するだろうが、IWG報告を覆すほどの証拠が必要となる。

昔から一貫して、韓国側は、従軍慰安婦の証拠を出せと迫ると、被害者感情を逆なでしていると逆上して見せる。

河野談話が出されたときの官房長官だった、石原氏が当時を説明するところでは、従軍慰安婦を名乗る韓国女性に対する、日本側の直接聞き取り調査で、半数が嘘だと分かったそうだ。

それだけに、安倍内閣で、河野談話を検証し直すと言う話が出た時に、韓国では、水爆が落とされたような騒ぎになったのだ。

だからブッチャケですよ。

日米韓の間で、従軍慰安婦の話が全部事実だと思っている人なんぞ、一人もいやしないんですよ。

にも拘らず、国家ぐるみで、居直って嘘をつき通して日本を脅し続け、諸外国に悪口雑言を言って回れる神経って、もう、ただただ端倪すべからざる神経としか言いようが無い。

一途に、日本を貶めたい。

そこまで日本を呪い続けることが出来るって、従軍慰安婦問題より恐ろしいことではないか。

こりゃもう、立派なモラハラですよ。

第一、歴史認識を糺(ただ)せなんて、他国に向かって言うことじゃないですよ。

民族が違い、国家が違うなら、歴史認識が違うなんて当たり前、風俗習慣のように、歴史認識なんて、固有のものなんです。

ちょっと考えれば当たり前のことでしょはてなマーク

これを外交問題にする非常識さ。しかし、被害者感情の前には、常識は捨て置くべきとヤツ等は考える。

だから、それこそがモラハラなんだって。

最近のアメリカメディアの論調を観ていても、これはモラハラだと気付いた人から、この問題と距離を取り始めていると感じる。

安倍首相の歴史観こそ危険で、注意が必要とまで言ったワシントン・ポストでさえ、従軍慰安婦問題に疑義を表明したことは、ホントに驚いた。

しかし、この問題は、韓国ロビーと中国ロビーが、懸命の反日工作を続けている以上、決して予断を許さない問題なのだ。

一方で、韓国本国は、これから経済・外交・軍事、全ての分野で危機を迎える。

政治だって、北朝鮮シンパが深刻なほどに幅を利かせている。

いつでもそうなのだが、エラそうなことを散々言いながら、この国は結局どこかの国に依存しなきゃやっていけない。主人を鞍替えしては、元カレの悪口雑言が止まらない。

ホントに付き合い辛くてタチが悪い。

そのくせ国民一人一人は、親日家が多い。国別訪日外国人旅行者ランキングで、常に台湾に次ぐ2位にいる。

そして、従軍慰安婦問題に日本人が怒っているということを知ると、心底驚くのだ。

韓国の一般の人々にとっては、外交問題という認識はないようだ。

あくまでも、学校で習った歴史の一つぐらいのことらしい。

ただ韓国の政治家が、激しく怒っていると言うことは良く知っていて、日本との外交が途絶していることを大半の国民が憂いているようだ。

つまり、韓国政府に巣食う、北朝鮮工作員の先兵に、パク・クネちゃんは使われてしまっている可能性もあるということ。

北朝鮮では、№2だったチャン・ソンテクの銃殺以降、北朝鮮人による北朝鮮政権運営が出来なくなってしまった。

習金平の意向がそのままストレートに、北朝鮮を運営するようになったのだ。

だから、パク・クネちゃんの周囲の北朝鮮シンパも、北京でコントロールされていると考えられる。

そうなると、一番恐ろしいのは何かと言うとですな。

中国の人民解放軍なんですよ。

目下のところ、習金平が完全に首を押さえつけてますけどね。

そもそも、中国が何故、北朝鮮を保護しているかというと、北朝鮮が崩壊すると、中朝国境まで、駐韓米軍が進出してきてしまうと言う点。

北京も人民解放軍も、これを避けたかった。

軍事緩衝帯としての北朝鮮が必要だったのだ。

ところがですな。

最近、人民解放軍は、軍事緩衝帯としての北朝鮮を必要と感じなくなってきたようなのだ。

歴史上にいくらも同様の類例を挙げることが出来のだが、新興国というものは『どうしちゃったのはてなマーク』と聞きたくなるほどに、自分達の力を過大評価してしまうのだ。まさに危険なほどに。

大日本帝国もまさにそうだった。対米開戦して2年もすると、帝国陸海軍のあまりの弱さに日本人は絶句したものなのだ。

今日の人民解放軍は、中朝国境に、アメリカ軍が進出したところで、ビクともしないと考え始めた。

この勘違いがどれだけハタ迷惑な悲劇を生むものか、それこそ歴史に学んだらどうなのだ。

今でこそ習金平は、北朝鮮と金正日を牛耳っていた、人民解放軍の瀋陽軍区の完全抑え込みに成功しているが、この手綱が切れない保障はどこにもない。

尖閣諸島でも、日中による、偶発的軍事衝突が予想されているが、習金平が戦火の拡大を許さずに、小競り合いで収束するというのが、大方の見方だが、人民解放軍に渦巻く、日本憎しの怨念は、既に妖怪のレベルに達している。

一度引き鉄を引いたなら、この妖怪たちが、いったい何に変化(へんげ)するものやら、それは予測の域を超えていると考えるべき。

そう、習金平は、抑え込んでいるというだけなのだ。

人民解放軍だけではない、中国共産党もそう、今なお隠然たるパワーを保持する長老たちもそう、地方政府もそう、少数民族もそう、各階層の国民もまた、抑え込まれているだけのこと。

というか、この広大無辺の国家を一党独裁で治めて行くなんぞ、抑え込む以外に無いではないか。

かくて、抑え込みで“有効”なり“一本”なりをとるためには、いかなる手段も取らざるを得ないということになる。

かつて、冷戦の真っただ中においては、ソ連に丸ごと国家の運営を握られていた、ワルシャワ条約機構の国々を、衛星国と呼んだ。

まさに言い得て妙。

今や中国は、衛星国として北朝鮮を、隠れ衛星国として、韓国を獲得したとしたらどうだろう。

共産国家というものは、衛星国を同盟国とは見なさない。

使い捨ての緩衝材くらいにしか思わないのだ。

ソ連が最も大事にしていた、衛星国である東ドイツでさえ、冷戦終結の折には、いとも簡単に見捨てた。

もしこのまま、韓国が、唯々諾々として、北京のコントロールに従うなら、日本が危ないということになる。

中国は、北朝鮮の人民を、雪崩の雪くらいにしか思わないだろうし、もし、このセカンドインパクトを韓国が受け止めることが出来なかったなら、かつてアメリカの人工衛星を破壊するために作られた、自爆式キラー衛星のように、韓国は日本に向かって自爆する。

要するに、日本に向けて、無断で難民たちを船に乗せて送り出すだろう。

というのも、韓国の政府・民間団体による、北朝鮮崩壊時における、難民対応策をつぶさに見てみると、どれも対応が尻切れトンボなのだ。

どこそこに、誘導するとか収容するということが決まっているだけで、その後、どうやって食わせて行くかなんて、もうバラッバラ。

何をどうするについても、政府として、裏付けとなる財源すら議会に示すことだ出来ないでいる。

そこでとうとう、イ・ミョンバク前大統領が在任中に、『必要なカネは、全て日本が出す。』と言い切った。

こんなお粗末な対応方針で、韓国に住んでいるなんて、よく恐ろしくならないものだ。

いざ、セカンド・インパクトを向かえたなら、韓国内は収拾のつかない、暴行と略奪で埋め尽くされることになりかねない。

アメリカは、もう懸命にこれを防ぐために警鐘を鳴らし続けて来たのだが、韓国政府は無反応を貫いた。

アホなのかはてなマークホントに。

北朝鮮崩壊により、韓国が大混乱に陥ったなら、それは必ずや日本に飛び火する。

こう計算して喜ぶ人は誰でしょうはてなマーク

そう、わかりますよねはてなマーク

中国政府の皆さんです。

中国は、韓国や日本に対して、形ばかりの人道支援を行うでしょう。

しかし、裏で完全に糸を引き、人形つかいに徹するのです。

そして最悪の場合、朝鮮半島の混乱収拾の主体は、日本に任されてしまうかもしれない。

だって、他に誰がやりますはてなマーク

国連は、中東とアフリカで手いっぱい。

アメリカだって、手は出すでしょうが、トモダチ作戦ほどにやるとは到底思えない。

そりゃ、物資の援助や医療提供は積極的にやるでしょうけど、全体的に見て、日本を支援する形になるのかも知れない。

難民の一次救済が済んだら、当然次は復興支援ということになる。

ここまで、日本政府が考えてるなんて到底思えない。

おそらくは、おんぶにダッコで韓国を助けることに、日本国内も反対論が渦巻くでしょう。






先週のことですが、私の友人が、高校に進学した息子のために、スマホを買ってやろうと思い、親子でドコモを訪れたそうな。

店員は、格段に高性能となり、価格もそれなりの、サムスンを勧めて来たらしい。

サムスンは苦戦していることから、値引き幅がハンパじゃないらしい。このため、コストパフォーマンスが、突出して優れているんだそうだ。

私の友人が、息子に訊ねたそうだ。

『どうだ、サムスン。』

すると息子は、激しく首を振ってこう言ったそうだ。

『それなら、スマホはいらない。どんなに貧しくても、魂は売らない。』

こんな子供でさえ、ここまで韓国を嫌っているのかと、私もこの話を聞き、友人ともども一驚したものだ。






だから、朝鮮半島混乱の中、日本がどこまで助けるのか、これはもう、国論が四分五裂してしまうかもしれない。

中国は当然知らん顔。アメリカも単独で復興支援まではしないでしょう。

当然、各国がお金を出しあってということになるが、その中心で大部分のお金を拠出することになるのが日本だろう。

なぜ、国際社会共同での出資と言うことになるかと言えば、ほっとけば、日本の国論がまとまらないからだ。

国際社会が団結して、日本の尻を叩くため、共同出資機構を作るだろう。

結局、EUなどが後押しして、日本中心の復興支援機構が出来ると思う。

ドイツがギリシャを助けたようにね。

助けられる方は、ガーピーガーピー文句だけ言うと、相場は決まってる。

しかし、EUはギリシャを救済した。その後どうなるかは分かりませんけどね。









と、ここまでは、私の過去のブログでも、シミュレーションしてきましたよね。







今回このテーマを取り上げたのは、さらに危険な展開が浮かび上がって来たから。

つまり、中国が、北朝鮮の支援を続けることができなくなってしまったということ。

となるとですな。

その間隙に、ロシアが入ってくる可能性がある。

こいつらは、共産主義の本家本元だけに、容赦が無い。

北朝鮮による、難民流出なんて生ぬるいシナリオは描いてこないだろう。

で、どうするかというと、北朝鮮による、武力侵攻をプロデュースして来ると思う。

この方が、当然短期間のうちに、日米韓に多大なダメージを与えることが出来る上、どうどうと、北朝鮮に、ロシアの軍隊を進出させることが出来る。

後は、クリミア半島方式で、念願の不凍港を北朝鮮に持つことができるのだ。

ここまで成功すれば、ロシアの勝。

ウクライナ情勢のように、朝鮮半島を軍事的に不安定な状態にしてしまえば、国際社会は、そろってロシアを糾弾するどころではなくなるわけだ。











とにもかくにも、朝鮮半島には、自分の足でしっかりと立ち、民族をまとめて引っ張っていけるような国家ができたためしはないのだ。

明治時代には、わざと日本を困らせるために、清についたりロシアについたり。

その度に、我が国は、したくもない戦争に巻き込まれて、甚大な出血を強いられてきた。

その上で、従軍慰安婦なんて作り話で日本を貶め、世界遺産に沸き立てば、わざと嫌がらせをしてくる。

出来れば関わりたくない国なのだが、なんといってもお隣さん。引っ越しは出来ないのだ。










この度、安倍内閣の尽力で、少なくとも、自分たちを守れる法整備が整った。

後はもう、情報収集で臨機応変な、外交・軍事政策で日本を守るしかない。

そう、まさに極東版冷戦が始まったと言えるのだ。









ってことで、5月のイッパツ目を終わります。

次回は、例のAIIBを、もう一度やろうと思ってます。

あの、なるべくお待たせしないようにしようという、意識だけはあります。

どうも、すみません m(_ _ )m
















3月12日、世界に衝撃が走った。

その第一報には、私も衝撃を受けました。

イギリスが、中国が主導する、アジアインフラ投資銀行に参加することを表明。

しかも、発足メンバーに加わることで、透明性を担保するなどの意思表明ではなく、先進国・ヨーロッパからの初参加となることを、光栄に思うとまで言い切った。

イギリスは、過去にも時代の変革期には、驚くべき提携をしてきている。

永年続けて来た、『光栄ある孤立』をかなぐり捨てて、開国間もない日本との軍事同盟を締結して、アジアの夜明けに貢献し、チャーチルは、宿敵ヒトラーを背後から攻めようとして、共産国ソ連への軍事援助を決めた。

これによりイギリスの朝野は、沸騰するほどの反対の怒号に包まれたが、チャーチルは『ヒトラーを倒すためなら、悪魔とも手を結ぶ』とまで言ってのけた。
実際に、ベルリンを陥落させて、ヒトラーを自殺に追い込んだのは、イギリスの援助で息を吹き返したソ連軍だった。

んなことでですね。

今回、海の物とも山の物とも判別つかない『アジアインフラ投資銀行』が、近代銀行の生みの親であるイギリスから、『聖体授与』を受けたことで、先進国も途上国も雪崩を打って参加表明が相次いでいる。

口の悪いニューズウィークなどは、『アメリカのプードルが、中国のペットに鞍替えした。』とまで言った。

なんでまた、イギリスがプードルと言われてまで、キャンキャンとアメリカに追従していたかと言えば、そうしなければ中東が潰滅的な混乱に陥るからだ。

プードルとして懸命に頑張ったのは、トニー・ブレア元首相。

トニー・ブレアは、『イギリスが最も恐れるのは、アメリカが世界情勢に関心を失い、内向きに政策を転換してしまうことだ。』と言ったが、まさに21世紀の幕開けは、中東全域のカオスから始まり、いかにアメリカの軍事力をもって、これを押さえつけて行くかが、重要な中東政策となっていた。

そして、当時のブッシュ大統領による、『イラクが大量破壊兵器を隠している。』という、ヤクザでも思いつかないようなインネンをつけて、イラク侵攻を断行し、フセイン大統領を血祭りに挙げたわけで、これで、欧米の中東政策としては、一件落着となるはずだったのだが。

当然と言うべきか、大量破壊兵器は発見されることなく、まるでSTAP細胞のように責任問題が発生する。

多国籍軍の各国首脳は、それぞれの国会で吊し上げに会うこととなり、日本の小泉首相も、かなりやられたし、トニー・ブレアも長期に亙って、激しく攻撃された。

そもそも、イラクに大量破壊兵器があるなんて、本気で信じている人が、世界にどれくらいいたろうかはてなマーク

茶番だと分かっていて、各国はつき合ったわけでしょはてなマーク


そもそも、1990年の湾岸戦争のみぎり、クウェートからイラク軍を駆逐して、解放に成功した段階で、イギリス軍はこのままイラクに侵攻して、サダム・フセインを取り押さえるべきだと、激しく主張し、グチャグチャと尻込みするアメリカ軍を遺して、独力で進撃しようとさえした。

さすが、イギリスは中東の政治力学を良く知っている。これは断固やるべきだったのだ。

結局、戦火の拡大を恐れるアメリカが、スタコラ帰ってしまったことで、この時、サダム・フセインは生き延びたわけだが、多国籍軍が、クウェート奪還に成功した段階で、時を経ずバグダッドは火の海となり、自分はトマホークの攻撃で、肉片を散らして死んでいくんだと、覚悟を決めていたそうだ。

アメリカ軍は、帰っていったのだが、実はこの時に、知らず知らずに、とんでもない虎の尾を踏んでしまった。

湾岸戦争の開戦にあたり、アメリカ軍は、クウェート奪還のための前線基地と後方基地を大がかりに設営しなければならなかったのだ。

クウェートには、イラク最強の、大統領警護隊の戦車軍団が駐留している。

このため、地上戦の被害を極力抑えるために、大規模な戦術空軍を展開しており、中東を管轄するアメリカ中央軍は、統合参謀本部に対して、史上最強の機甲師団である、第7軍団を派遣してくれろと要請したのだ。

第7軍団は、今は亡きワルシャワ条約機構軍の、雲霞のごとき大戦車軍団の侵攻を、フットボールのディフェンスラインよろしく、ドイツ国境で推し留め、返す刀で反撃侵攻するための、電子制御の重装戦車軍団。ヨーロッパにおける第7軍団の責任は、極めて重い。

もし、第7軍団が防衛ラインを突破されれば、これすなわち、中距離核による核戦争の勃発を意味して、ヨーロッパ中央部は、放射能で人が住めなくなってしまうのだ。

冷戦終結後も、第7軍団の装備と訓練は少しも変わっていない。

これを、ヨーロッパから連れてこいというのだ。

湾岸戦争が、両軍対峙のまま、数か月にらみ合いが続いたのは、この回送のせいなのだ。

そして、在日米軍がそうであるように、最新鋭の兵器には、膨大な備品と作業人員がついて来る。勢い、駐留スペースも広大なものとなる。

このため、隣国のサウジアラビアに、空軍部隊を駐留させる必要が出て来た。

しかも、イラク軍の一部が、サウジアラビアの油田施設を狙って侵攻を始めていた。

サウジアラビアは、なんと言っても『メッカ』と『メジナ』という、イスラム教の2大聖地を抱える、国ごと聖地を言える国。従って、異教徒の軍隊の駐留なんぞ、十字軍以来認めていないのだ。

いや、アメリカ兵のほとんどが、無宗教なんですけど。

んなん関係あるかいなビックリマーク

すったもんだの末、アメリカ国務省が、ゴリ押しする形で、サウード王家に多国籍軍の駐留を認めさせ、空軍部隊を中心に、サウジアラビアの砂漠地帯に、55万の将兵が展開した。

これがその、虎の尾。

わかりますよねはてなマーク

これに激昂して、サウード王家を飛び出していったのが、オサマ・ビンラディン。

ビンラディンに同調する、イスラム教徒が続出し、過激派となっていった。








アメリカは、湾岸戦争の勝利者だと高らかに名乗りを挙げたが、現状を見る限り、それがどうしたと、言わざるを得ない。

中東ではですな。第2次世界大戦のような形での、勝利というものは有り得ないんですよ。

それを、アメリカは理解できない。

敵の戦力を潰滅させて、首都を占拠し、戦争指導者を裁きにかけて、吊るし首にしたところで、アラブの民は、痛くも痒(かゆ)くもないのだ。

なんとなれば、国家に依存して生きているわけではないからだ。

親族社会に依存しているか、宗教的つながりに依存して生きているのだ。

これこそが、中東地域と言う、数千年間血で血を洗う民族紛争を生き延びてきた民の、家族や親族を守るための知恵なのだ。

先進諸国はそうはいかない。

生涯の大半の富を、税金と家賃に費やして生きる我々には、戦争によって国家を破壊され、家を焼かれてしまえば、国民を挙げて降伏するより他に術がない。

だから、アメリカには、なぜ戦争に勝ちながら、中東が思い通りにコントロール出来ないのか、腹立たしくてしょうがない。

まるで、晩年のナポレオンを見るようだ。

ヨーロッパ諸国は、天災的砲術と破壊的騎兵の運用に対抗措置を持たず、ヨーロッパの大半をナポレオンに献上してしまった。

ところが、プロイセンが史上初の参謀本部を発明したことで、情勢が一変。

戦況ごとに作戦を立案して、全軍がそれを見事に実施したため、ナポレオン不在の戦場での勝利を、少しずつ積み重ねていったのだ。

ナポレオンが戦場に姿を現すと、速やかに退却し、ナポレオンが兵をまとめて撤収していくと、背後から襲った。

大きく勝つことは無いが、ナポレオンに対して、決して敗けない軍隊となったのだ。

後は、ナポレオンに勝たなくても、パリを包囲しさえすればいい。

かくてナポレオンは、戦争に勝利しながら、敗者として島流しになった。

セントヘレナ島に流されて、51歳で生涯を閉じるその瞬間まで、ナポレオンは、何故自分が敗れたのかを考え続けたのだそうだが、ついにその答えを得ることを出来なかったそうだ。

時代の変革者というものは、自分があっという間に古くなるということを、考えないから不思議だ。

アップルの創業者、スティーヴ・ジョブスのように、常に絶え間なく変革者で有り続けなければならないのだ。











このアメリカの混迷は、中国のつけ入る隙となる。

となると、アジアでも中東でも、果てにはヨーロッパでさえ、アメリカと中国を天秤にかけて双方から距離をとろうとしだす。

なぜ、こんな流れになるかといえば、アメリカの外交とは、経済パワーと軍事パワーという、腕力によるものだったからだ。

他の国が、腕力をつけたなら、アメリカに従ってきた国々が距離をおくのは、当たり前。

腕力だけが、国際社会のルールではなくなる時代が近づいたのだ。

例えば、東南アジアの国々は、中国の海洋進出に対して、日本の防衛力の拡大とその行使に関する法解釈変更に期待しているが、こうクギを刺す。

『中国の海洋進出に対し、我々は日本と行動を共にするが、それは、中国に敵対して何事も日本の味方をするということではない。』

これは、欧米人、特にアングロ・サクソンのメンタリティには無い考え方。

アメリカが湾岸戦争に際して、『Show the Flag』と言ったのは記憶に新しい。

敵となれば徹底して敵だし、味方となれば徹底して味方なのだ。

ところが、東南アジア諸国の人々は、こうしたメンタリティを持たない。

なんとなれば、彼らは、海洋通商民族なのだ。

敵が味方となり、味方が敵となることがしばしば、状況に応じて呉越同舟で助け合わなければ、生き延びることが出来ないのだ。

だから、ASEANは一枚岩でEUのようなもめごとが少ないのだ。少なくとも表面に出てくるほどの揉め事が無いではないか。

先祖伝来の、東南アジアの海洋民族の知恵なのだ。

中東の民も、宗教問題を除けば、これに近い。

アラブも通商民族だからだ。

そして、中国は、こうしたアジア諸国の性向を実によく知っていて、機敏な動きが出来る。

こうなると、一党独裁の下、通商と外交を一枚岩で出来る国家体制が、物を言う。

ここに勝機ありと見定めたなら、李克強首相は東奔西走する。

東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ

サウイウ者二私ハナリタイ。 と、オバマ大統領が言うわけがない。

だが、李克強首相には出来る。

21世紀に入るや、中国は第3世界のインフラ整備に、猛烈に取り組んだ。

しかも地道にコツコツと。

大平洋の島嶼国家群は、軒並み親中派に鞍替えしてしまった。

当時のクリントン国務長官は、第2次大戦で、日本軍から守った恩を忘れたのかと、金切り声を上げたが、彼らには、歴史になんぞ感心がない。

とにかく、少しでも生活が便利で豊かになりさえすればいい。

中国のインフラ戦略は、見事に的中したのだ。

中国が賢かったのは、日米を仮想的国としながら、あくまでも強気の姿勢を崩すことなく、第3世界を取り込み続けたこと。

20世紀の、パクス・アメリカーナの最中、アメリカ外交はついにこれに成功することはなかった。

あくまでも上から目線で、自分たちのやり方を押し付け続けて、反感のみを買い続けた。

まさに、パクス・ロマーナにさも似たりではないか。

中国は、政治と経済を、一党独裁でコントロールし続けるメリットを、憎らしいほど外交の武器として、遺憾なく発揮し続けたのだ。

70年代に世界を席巻した、マクドナルド方式が、今日において致命的システムの老朽化によって、急ブレーキをかけている事実と軌を一にして、アメリカ式パワーポリティクスと資本主義経済は、スピードと効率化において、中国外交の後塵を拝するようになってしまった。

ワシントンの各界のリーダー達は、血の気が引く思いだろう。

中国政府は、軍事力においても、遠からず中国が世界最強となると高言するようになったが、アメリカから、反論は聞こえてこない。

今日アメリカは、20世紀において、資本主義と民主主義を大規模に成功させるシステムプログラマーであり管理者であり、その利益を最大限に享受する立場であり続けた結果、世界中の富の大半を掌中にしてしまい、再還元の手段を持つことなく、資本主義を硬直化させてしまうと、民主主義さえ、まともに機能しなくなってしまうのだと言うことを、身を持って露呈している。

アメリカは、2つの世界大戦の勝利者として、東西冷戦に臨み、代理戦争を通じて世界の警察官を自任した。

自陣営に少しでも、多くの国々を留めておくためだ。

そして、冷戦終結と共に、徐々に何かが狂い始めた。

冷戦に勝つために構築した、国防システムを平和時のシステムに再構築することが出来なかった。

軍産複合体が、それを許さなかったのだ。

ために、敵を求めて敵を造り続けた。そのやり方が、中東において行き詰ってしまったのだ。

そして、西側に加わろうとした、ウクライナを守りきることができず、クリミアをロシアに奪われ、アメリカの税金を数百兆円も呑み込んだ中東紛争は、もはやヨーロッパ中世を廃墟とした、宗教戦争さながらの混迷へと悪化し続けている。








そして、ついに2013年9月10日。

合衆国大統領バラク・オバマは、アメリカ国内向けにシリア不介入を宣言し、アメリカは世界の警察官では無いと言い切った。

この日とこの演説は、永く人類の記憶に留められよう。

パクス・アメリカーナの終焉と、未来の史家は記すかも知れない。







今日の、アメリカの最大の欠陥は、世界はおろか、自由主義陣営の諸国に対してさえ、ヴィジョンを示すことが出来なくなったことにある。

アメリカについていけば、どうなるのかはてなマーク

それを語ることさえ出来なくなったのだ。だってアメリカ自身が一番不安におののいているのだろうから。

それに対して、中国は、地球を半周する新たなシルクロードを、海と陸地と2wayで造ろうとしている。

それを、アジアインフラ投資銀行の目玉にしようというのだ。




EU諸国は、アジアインフラ投資銀行に参加することで、内部からガバナンスを確保して、その透明性は徐々に確保すればいいとしている。

アジアインフラ投資銀行の加盟各国は、行動しながら考え、行動しながら修正する。まさに中国の開発スピードを、先進諸国が我がものとすることを、21世紀のヴィジョンのスタートとしようとしている。







では、アメリカは本当に衰退してしまったのかはてなマーク

とんでもない。アメリカの人口は、世界人口の4%に過ぎないのに、世界のGDPの25%を維持し続け、ドルは基軸通貨の座から降りることなどない。

3Dプリンターの開発を始め、ハイテク、ナノテク、バイオテクノロジーなどが国家レベルで太刀打ちできる国など、世界に存在しえない。

軍事力だって、軍事費が驚異的に増加し続ける人民解放軍の年間予算の5~6倍を、毎年計上している。

軍隊としての、展開能力、多面的作戦行動、ハイテク武器の導入などの総合力となると、比較すべき存在が思いつかない。

情報力においてさえ、並び立つ国が無い。無いものだから、アメリカの情報機関同士が、つばぜり合いをする始末。

去年、自衛隊機に異常接近した、中国軍機のパイロットを、自衛隊機が撮影した写真が存在するそうなのだが、これを米軍に渡したところ、このパイロットの個人情報が、スラスラと出てきて、自衛隊関係者を驚かせたそうだ。










そのアメリカは、対中東政策と対露政策で失敗したところへもってきて、世界中に参加自粛を呼びかけた、アジアインフラ投資銀行に、イギリスの離反を皮切りに50か国が、雪崩を打って参加を決めたことで、すっかりと黄昏(たそがれ)てしまったのだ。




ナポレオンが、50万の大軍を擁しながらも、背後からパリを占拠され、エリーゼ宮で皇帝退位書に署名せざるを得なかったのと、さも似たり。




オバマはこのまま、レイムダックで有り続けるだろうが、問題は、その次に超タカ派の大統領が登板する恐れがあること。

これはただごとではない。

超タカ派でも、どこか抜けてるレーガン元大統領のような人であれば、まだいいのだが、万が一ヒラリー・クリントンにでも、おはちが回ろうものなら、たちまち西太后のように、帝国の復権に向けて、発狂したかのような外交・軍事施策を繰り出さないとも限らない。

あるいは、全く逆に内向きの政策に転換してしまうかも知れない。

アメリカがどうだろうが、中国の爆走と増殖は止まるまい。

なんにせよ、既存のアジア銀行やIMFでは、第3世界の開発が限定的すぎて、そのスピードがあまりにも遅すぎるのだ。

第3世界に残された時間は、あまりない。このことを実感できる、G7の国家首脳が果たしてどれだけいるだろうか。

2012年に、世界人口は70億を突破しているのだ。

ここから先の人口予測は、諸説あって全く予測が突かないのだそうだ。



途上国のインフラ整備は焦眉の急。

にも拘わらず、日本のODAやアジア銀行のインフラ整備は、とにかく効果が限定的で遅い。

何事にも遅いのだ。

以前に私のブログでも詳報をお伝えしましたが、アジア・中東・アフリカにおける、食糧戦争と水戦争は目前に迫っている。

これは、宗教戦争よりも根深く、特に水戦争は、解決しそうで解決しない問題。

そう、これから人類は、解決しない問題に次々と直面するようになるのだ。

それどころか、どんな問題が起こるものやら、社会学者でも、おいそれと予測がつかない。

特に、食糧問題や水問題を、問題から戦争へとエスカレートさせる、気象変動の異常さは、予測しようもない。

カリフォルニア州には、今年まったくと言って言いほど雪が降らず、水源が枯渇して、前代未聞の給水制限が始まった。

こういう時代には、アメリカ外交のようなパワーポリティクスのリーダーなんぞ、声がデカいだけで、何の役にも立たない。

必要なのは、明確な方向性を指し示すヴィジョンと、スピード感あふれる対策。

かくて世界は、アメリカの、リーダーとしての資質を見限り始めた。

それが、アジアインフラ投資銀行への、アメリカの制止を振り切ってまでの参加ラッシュにつながっていったのではあるまいか。

しかし、世界は、中国をリーダーと決めた訳では決してない。ただ、発起人兼初代議長として認めたにすぎないのだ。

じゃ、これから世界のリーダーはどうするのはてなマーク

アメリカと中国が並び立つのだろうか。西の正横綱・東の張り出し横綱じゃあるまいし。






さて、今日は、21世紀の100年間、果たしてどうなっていくのかについて、私なりの予測をしてみたいと思います。

まず、20世紀のような大戦争は起こりません。

しかし、その被害を凌駕するほど、大勢の人命が不慮のうちに失われていくでしょう。

それは、異常気象と食糧危機・水危機。そして未知の伝染病。

さらに最初の30年くらいは、中東やアフリカさらに、アジアの一部にまで、イスラムテロが広がる可能性があります。

やがて、世界中の軍隊が、相互扶助と国境を越えた救出活動を活動のメインに据えるようになり、これが本格化することで、真の軍縮が世界規模で始まります。

世界的な救助活動システムともなると、おそらくは、アメリカが中心となるでしょうね。

こうした地球規模の危機を何度か乗り越えるために、まずアジアがまとまろうとします。

そして、アジア版のEUが誕生します。

そして、ヨーロッパ連合とアジア連合が中心となって、世界連邦政府が樹立され、真の世界平和を樹立するための、責任実行機関が始動するでしょう。

だからね、アメリカの黄昏と言ったって、20世紀の3つの大戦争(ひとつは冷戦)のリーダーとしてのやり方が終焉したということであって、アメリカのパワー自体は衰えることを知らないでしょう。

じゃ、その中で、中国はどうするのかはてなマーク 日本はどうするのかはてなマーク

そりゃもう、構成員の一部として責任を果たしていけばいいだけのことですよ。

そうしなければ、もう人類がもたないというところまで、大きな危機が何度かやって来ると思いますよ。

しかしこれは、決して暗い未来予測などではないのです。

人類が結束して、共存共栄していく時代がやってきたのだと受け止めて頂きたい予測です。

今からなら、十分備えることが出来るのです。

そのためのヴィジョンを持ったリーダーを我々が、過たず選ぶかどうか、まずはそこからです。











ということで、これは、3月最終版のブログになります。

え~毎度、遅くなってスミマセン。

やる気があるのかと、怒られそうですが、やる気はあります。認めて下さい。この努力(泣)

4月のイッパツ目は近々うpしますので、ご期待下さいまし。

では、お別れの曲は、恒例のこの曲で。













マヨ抜きダブチ



金曜日の昼飯は、毎度ハンバーガーと決めておりまして、このところは、フレッシュネスを離れて、バーガーキングの“ダブルワッパーチーズ”を食ってます。

作る際に、マヨネーズを抜いてもらってるんです。

あれ、まずくないっすかはてなマーク

厨房に向けて『マヨ抜きダブチ!』とオーダーが飛びます。

すると、店長の男性が、こちらを向いてニコッと笑います。

おっわかってんじゃないの。という顔。手が空いていれば、店長が自分で焼きたてのバーガーを持ってきてくれます。私的にも、これがバーキンのイチオシ。

必ず持ち帰りにして、自分のデスクで、左手にバーガーを持ち、右手に食卓塩を持って、ホンの少しずつ振りかけながらカブります。

焼きたての肉には、わずかな塩が一番美味い。

そう言えば、マクドナルドの裏メニューに、塩バーガーってあるの知ってますかはてなマーク
前に話ましたかね。ま、原理はいっしょです。

オーダーの仕方は、塩バーガーと言ってもダメです。

『ハンバーガー全部抜き。バンズとパティだけで。』と言うと、大概の店でやってくれます。

もともとは、クルーの“まかない”だったものが、あまりの美味さにネットで評判になって広まったのです。

はてなマーク私の食卓塩はてなマーク
私のデスクの引き出しには、調味料がワンセット入ってます。

ケチャップも真空パックの状態で引き出しの中にあります。

フレンチフライに、いつも大量にかけて食うのです。

そのケチャップが無くなったもので、近くのスーパーに買いに行こうとすると、近所の、もつ焼き屋の大将に呼び止められました。

『どこ行くのはてなマーク

『この先のスーパーに、昼飯用のケチャップを買いにね。』

『ケ、、、ケチャップはてなマーク なんだそれならウチの使ってよ。ストックが使いきれなくて困ってるんだよ。ちょっと待ってな。』

そう言うと大将は、店の奥に潜り込み、すぐさま業務用の真空パックになったケチャップを大量に持って出てきた。

『うわ、こんなにビックリマーク使い切んないよ、これは。』

『いやいや、これさ問屋が勝手に送って来ちゃって困ってんだよ。もらってよ頼むから。』

と、そんなこんなで、私のデスクには調味料がなんやかや溜まって行くのです。










で、今日はなんの話をするのかというとですな。

その、バーガーキングで、フレンチフライが復活したと案内していたことなんです。

ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、アメリカ系のハンバーガーショップでは、フレンチフライが販売できない状態になっていたんです。それもかなり長いこと。

原因は、アメリカ港湾労働者組合のスト。

港湾労働者が、待遇改善を求めて、貨物の船積みを一斉拒否したため、フレンチフライの原材料に限らず、ありとあらゆる物資が滞ってしまった。

特に、ハンバーガーチェーンは、マクドナルド方式を右に倣えで真似ているため、マクドナルド方式がコケると世界的に頓挫してしまう宿命にある。

このマクドナルド方式というのは、世界中にあるマクドナルドショップの購入品目を、アメリカ本社で一括管理することにある。

このため、目もくらむ大量購入となって、原価を限りなくカットできると言う利点があるし、為替リスクも予想しやすく、対処が簡単になる。

これ以外にも、マクドナルド方式は、世界初ともいえる、様々なグローバルチェーンの基(もとい)となるシステムを多数開発し、他の追随を許さなかったのはみなさんご存じですよね。

マックポテトも、全世界のマクドナルド店で、高温の油に浸ければいいだけの状態まで、アメリカ本土で加工されて、輸出される。






で、この方式が、ここへきて明らかな蹉跌により、迷走を始めてしまった。

特に、70年代から旭日昇天の勢いにあった、日本マクドナルドの凋落は痛ましいほど。

販売の低迷に、地べたに落ちた鶏肉の再利用とか、異物の混入に、その後の販売員の不始末などが続き、ことごとくマスコミに流れてしまい、日本マクドナルドは火消に懸命だが、回復の方向性さえ見いだせない。

何と言っても、顧客離れが顕著で、人が来てくれないそうだ。

マクドナルドは、大概、一等地にあるので、私も店の前を通りながら、中を覗き込んでみるのだが、以前のような行列は、確かに見かけない。

客単価が下がり続けているのだから、確かにキツイだろう。

それよりなにより、客が足を運んでくれなくなったというのだから、いかなる方法も採りようがない。

しかし、そのマクドナルドは、一時、業績をV字ターンさせていた時期がある。

前社長の原田氏の時代に、それに成功したのだ。

それが、100円マック。



これにより、とにかく足を運んでもらうということには成功した。

その中でも、最も集客効果を挙げたのが、100円コーヒー。

100円とは思えない美味しさで、喫茶店やドトールの客を奪い、当時の原田社長は、一躍“時の人”となった。

ところがですな。

この成功が、経営上の、とある信じられない失敗から、一転して今日に至る低迷へと転落してしまうことになった。

私は、この話を知り合いのコンサルタントから聞き、もうね、呆気にとられてしまいましたよ。

低迷していた、マクドナルドの業績回復に成功した、原田社長は、飲食業界のみならず、様々なところから、煽(おだ)てられ祭り上げられしまったのだ。

どんな業界でもそうなのだが、成功者の元には、雲霞のごとき人波が吸い寄せられ、押し寄せてくる。

おこぼれに与(あずか)ろうと言うヤツもいれば、なんとか成功の秘訣を盗み取ろうとする連中もいて、鵜の目鷹の目で成功者を狙うというのが、世の常。

当然こうした連中は、自然発生的にやってきてしまうものなのだから、それなりに経営者たるもの気を付けなければならない。

光りあるところに影があり、カネあるところに人が集(たか)る。

こんなことで、我を忘れるような原田社長ではないと思いきや、すっかりと我を忘れて有頂天になってしまったのだ。

で、おだてられ、誉めそやされて、とうとう100円コーヒーの製造販売方法を、ペラペラとしゃべってしまったのだ。

これこそ、日本マクドナルドにとっての生命線。秘中の秘であるべき核心部分。

エヴァで言うなら、セントラルドグマ。

何人(なんぴと)もその侵入を許してはならない絶対聖域。

それを、褒めそやされて、ペラペラとしゃべってしまったというのだ。

そのとたんに、太鼓持ちのように集まって来ていた連中は、潮が引くようにいなくなり、アッと言う間に、セブンイレブンが、マクドナルドの品質を上回る100円コーヒーを全国展開して、マクドナルドを駆逐してしまった。

しまったと思った時には、マクドナルドは取り返しのつかないことになっていた。

こんな間抜けな話が、またとあろうかはてなマーク

まんが日本昔話の“オチ”ではないか。

私も、セブンイレブンのコーヒーは、良く買います。マックのコーヒーは、まぁ、5年以上買ってないでしょうね。

ファミリーマートのコーヒーなんかも、香が良くてホント美味しい。








だからね、とにかく、どんなことでもしゃべっちゃいけない。

これくらいならと思うようなことでも、後から後悔につながるようなことって結構あったりしませんかはてなマーク

プライベートなことでも、思わぬ人に迷惑かけたりってことだってありますよね。

些細な情報でも、それを悪用しようとか、悪しき解釈で他人に伝えようとする人っていますよね。

このブログでも、何度も何度も言ってますが、誉められたり煽(おだ)てたりしてきた人には、最大限警戒して、口を開かないことです。

いやホント、たまたまうまい具合に当たったんですよ。くらいのことを、笑いながら言っとけばいいんです。

それでも、社運をかけてなんとか引き出そうとする人も、いくらだっているでしょう。

うまい人は、こちらの同情心をかきたててきます。

そんなに、困っているなら、助けてあげなきゃと、相手に思わせる人っているんです。

手形詐欺や結婚詐欺なんか、この能力に長けた人と言えますね。

論理的に筋道立てると、なんか変と感じることはあっても、こちらが情感で洗脳されてしまうと、相手の矛盾点に気が付かなくなってしまうんです。

すると、相手は騙そうとしているのに、きっとそれは事情があるに違いないと、こちらが善意に解釈してしまうことがあります。

どんな人間でも、悪意ある相手から、情感を乗っ取られると、良いように使われてしまうのです。

これを見ぬいて、相手を遠ざけるのは、人生経験しかありません。

もし、あなたがまだ若く、社会的な経験がさほど無い方なら、善き先輩に必ず相談して、指導してもらうことです。

私も何度か、こうしたことの相談に乗ったことがあります。

すると不思議なことに、その人を騙そうとしている相手の弁護から、話を始めるのです。

あぁ、やられてるなと直ぐにわかりますが、辛抱強く、その人の話を聞いてやります。

そして、時間をかけて、ひとつひとつの事例に、私なりの解釈を列挙してみせます。

最後にそれをトータルしてみると、相談相手には、全く想定していなかったような全体像が頭の中に浮かんでくるのです。

『先輩、オレ騙されてたんでしょうかはてなマーク

『その結論は、キミが出すしかない。まずは、そう思ってしばらく相手を遠ざけてみてはどうだはてなマーク

すると真っ青な顔でじっと考えてますよ。





マクドナルドの原田前社長は、きっと良い人なんだろうなということがわかりますよね。

でも、経営者は経営者としての、別人格を持っていなければなりません。

いや、経営者に限ったことではありませんよね。

社会的責任を負う人は、職責に応じた人格を、経験の中から形成していかなければなりません。

教師のような指導者、人を裁く裁判官。

何れも、人間的同情心が先に立ってしまっては、職責が全うできません。

自分が守り抜かなければならない物から、視点を微動だにせず、千変万化の情勢に対応できて、初めてプロフェッショナルなのではないでしょうか。



誰が来ようが、なんと言ってこようが、明かしてならないことは徹底して守り抜かなければなりません。


小学生の頃、まんが日本昔話を観ながら思ったものです。

日本の昔話っていうのは、絶体に言ってはならないこと、見てはならないこと、ようするに禁忌に関することだらけだな、ということでした。

アイヌ民族は、その昔、口の周りに真っ黒な刺青をする風習があった。

今でも、ネットに多くの映像が残ってますが、これ、どういう意味かというとですね。

アイヌ民族が、いったいどこから来た民族なのか、その正体を外部に絶対に漏らしてはならないという、民族の掟を具現化したものなのだそうです。

これには、面白い異説があって、アイヌの正体は、旧約聖書の創生の頃に行方不明になった、古代ユダヤの一部族、エソウ族だというのです。

だから、蝦夷(エゾ)というようになった。

エゾが正式名称で、アイヌは対外的に名乗って来た偽名だというのです。

エソウは、古代ユダヤ民族の間で起こった諍(いさか)いのために、追放されてしまいます。

この件(くだり)は、旧約聖書にちゃんと書いてあります。

ハリウッド映画の影響で、古代ユダヤ人は白人だと思っている人が多いのですが、それは違います。

いわゆる“失われた12部族”は我々と同じ黄色人種で、白人系のユダヤ人は、セザール族と言い、12部族の中には入っていなかったのです。

12部族が、“約束の地”を目指して出立してしまったため、現在のエルサレム近辺には、白人系のセザール族のみが、残ったのです。

元々、ユダヤ民族は古代から、様々な迫害を受けており、ユダヤ人同士で固まって暮らしていくしかなかったのですが、そこから追放されてしまった、エソウとその一族は、他民族からもユダヤ民族からも、命を狙われることになり、流れ流れて逃げ延びて、極東の島国へやってきたようです。

関東はじめ、東日本の地名には、アイヌ語がかなり残ってます。

富士山はアイヌ語に、漢字を充(あ)てたものです。市ヶ谷のように、谷を“や”と言うのもアイヌ語です。

日本語の中に、ヘブライ語は相当入り込んできてます。

皇室の行事でも、天皇が直接行う神事は驚くほどヘブライ語と一致するそうです。

興味のある人は、下の動画をご覧になって見て下さい。






今では、アイヌだからといって、迫害されることも無くなりましたので、掟は当初の目的を達成し、民族を守り抜いたということになりますね。








しかし、禁忌をこじ開けて、なんとか相手の秘訣を盗み出してやろうというのは、人間の本能なのかもしれません。

韓国の業者のやり方なんぞは、本能を通り越して強欲のかたまり。

あの手この手で脅したりすかしたりかましたり。

なんとしても、必要なことを聞き出してやろうと、日本の企業に様々なアプローチをしてきては、技術を盗んでいく。

サムスンのスマホなんて、なんともアコギなやりくちだと思いませんかはてなマーク

これ、一番大がかりで一番儲かっているから、表に出て来るだけのことで、日本やアメリカ、ドイツなんかから、騙くらかしては、自主開発したみたいなことを、この半世紀言い続けている。

ドイツでは、嫌いな国アンケートで、50%を超える人が、韓国人を嫌いだと答えている。

韓国人女性が、道を歩いているだけで殴られたと言う話さえあるんだとか。

先日、駐韓アメリカ大使が、韓国人活動家に、いきなり切りつけられて重症を負った事件がありましたが、昔なら問答無用で、相手国の戦艦が首都直近に乗り込んでくるような事件。

アメリカ政府高官が、歴史認識に騒ぎ続ける国を牽制したことが、カンに触ったようだが、このアメリカ政府高官の発言の裏には、安倍首相訪米の際に、アメリカ議会での演説をやめるよう、韓国ロビーが露骨な運動をしていることに、アメリカ政府が嫌気していることが背景としてあるそうだ。

それにしてもだよ。そのアメリカ政府高官がなんと言ったかと言うと、『旧敵国に対して、いつまでも歴史認識を巡って、これ以上グダグダ言うな。』というものでしょはてなマーク

そもそも、韓国を名指しにしていないし、旧敵国に対してと言ってるわけですよね。

あのね、朝鮮は、明治以降日本に保護され続けて来た国で、戦火を交えるどころか刃向ってきたことさえ無いじゃないの。

旧敵国なんて言えるとしても、豊臣秀吉の時代まで遡らないとならなくなる。

秀吉の恨みを未だに忘れず、秀吉の時代の歴史認識に問題があるというなら、ゼヒ拝聴してみたいものだ。








ということで、今日は、よもやま話でしたが、テーマを決めずにダラダラと書くのもなかなか楽しい。読んでるみなさんには、どんなでしたかね。

季節は、啓蟄を過ぎ、我が家も紅梅が咲きまして、春遠からじと感じる冷たい雨が続いてます。

そうそう、今年は、あまり花粉症が悪化しないんですよ。どうもね、明治のR-1ドリンクヨーグルトというのが、体質にあってるらしいんです。

これ、明治の大ヒット商品になりましたが、なんでもインフルエンザを寄せ付けないほどの、免疫強化作用があるとかで、今年は風邪ひとつひかず、花粉にも頑強に抵抗しています。

一度お試し下さいまし。

んなことで、3月のイッパツ目を終わります。


では、今日のお別れの曲です。















まったく、とんでもない国難が降りかかったものですね。

今となっては、お二人のご冥福をお祈りするよりありませんが。

まず、この後藤健二さんの出国に関しては、外務省と政府が3度中止を説得したことが明らかになりましたね。

それでも、後藤さんは、先に捕らわれの身となった、はるなちゃんを救出するべく旅立ち、征きて還らなかった。

後藤さんは、ジャーナリストらしく、自筆の著書があり、ネットにもヴィジュアル媒体にも、様々なメッセージを残し、後進のジャーナリストが、その志を守ろうと立ち上がっている。

一方の、はるなちゃんは、全く以って謎の多い人。

この人のブログが、アメブロに残っていて、色んな人たちが、つぶさに読み込んで、この人の謎を解き明かそうとしているが、私はもうキモチ悪くて、この人の文章は読めません。

読んだ人の感想を聞いていると、なんかねぇ。

わざと自分を謎めかせようと、作為的なものを強く感じる部分と、大金を用立てる謎の組織をバックにしている部分と両建てで、やっぱり何とも不可解な人としか言いようが無い。

はるなちゃんに、資金と武器弾薬を用立てた組織が厳然として存在し、それには、自衛隊ルートも確認されているし、軍事ヲタクとしての活動には日本の政府機関やT教会との関係を指摘する人もいるのだが、マスコミは、この点を追いかけようとしていない。

まず、その人間性ですが、のっけから自分は川島芳子の生まれ変わりと宣(のたも)うておられまして、そこからめんど臭いと感じる人には、かなりやっかいなブログになってるんだとか。

あ、川島芳子というのはですね、20世紀初頭の清朝の皇族の内親王の一人で、日本の陸軍将官の幼女となって、女を捨てて『男装の麗人』として一世を風靡したした人。
満州で諜報活動に従事したことから、戦後まもなく中国で銃殺されている。

で、この度(たび)故(ゆえ)あって、はるなちゃんとして生まれ変わって来たのだそうだ。

はるなちゃんのブログには、前世のご縁か、スパイ関係の記述が大変多く、自身もCIAとの関係から、アメリカにも会社を持っていると書いてある。

ま、こんな人がですよ。

マシンガン持ってシリアをうろついていたら、いったいどうなるものか、子供でも想像が出来ように、この人は、まるで魚釣りのためのミミズとなるために捕獲されたと言っていいだろう。








さて、それでま、このご両人はイスラム国、ISISとかISILと言われている組織の、捕虜という名の武器になってしまったわけですね。

で、イスラム国という呼称を使うべきでないとする政府方針もあって、日本国内では呼び方が色々ですけども、いわゆる有志連合を初めとする諸国が、テロ組織を国と認めることなど出来ないと言ったところでですよ、既に、彼らの支配下地域は、面積で言うなら、イギリス全土に匹敵しており、その支配下で生活する一般市民は、実に800万人を超えている。
国では無いとする認識も、現実とそぐわなくなってきていると言えまいか。

それでも実態は、テロ組織であり、その内部運営方式は『学園祭実行委員会』方式と言われている。

なんか実効性のあることを大声で言うやつがリーダーになれるそうで、失敗すれば排除されてしまうんだそう。

支配下地域における残虐行為は、人たることを疑わしめるほどに、酸鼻を極めている。

その詳細は、このブログの目的では無いので、まず、我が国の取り組み方にしぼってみたいと思います。

それにしても、『平和憲法幻想』というマトリックスの住人のような仮想現実に生きている日本のマスコミ連中の、右往左往には嘆息せざるをえない。

的外れもなにも、的が何かさえわかっていないのではないかはてなマーク

国会質問でもそうだ。

共産党の質問ともなると、イスラム国を擁護しているのではないかと思えるほどに、政府を攻撃する。







そもそも、後藤さんとはるなちゃんが、人質事件の被害者となってから殺害されるまでの時間経過を追ってみると、人質事件らしくない事実が多すぎる。

殺されたくなければカネを出せと言っているものの、開放するなんて一言も言っていないのだ。

カネを出せと言ったきり、世に言うジハーディー・ジョンは沈黙したきり、要求相手の日本政府と、接触を望むことさえしていない。

日本の国会質問でも、この間、日本政府はいったい何をやっていたのだと追及しているが、犯人側が、接触しようとしないもの、交渉なんぞ出来ようはずも無いではないか。

要するに、カネが目的では無いと言うことだ。

また、国際関係の学者が、イスラム国に人質を捕られながら、奪還に成功した国が多くあるのに、日本政府は、たった2人の人質をむざむざと殺されてしまったのは、怠慢以外の何ものでもないと息巻いていましたが、冗談じゃない。

こうして、有志連合国の対応に“差”をつけることで、有志連合国間に疑心暗鬼と無力感を植え付けることが、テロの有効な攻撃となるのだ。

わかりませんかねはてなマーク この程度のこと。

日本人人質の事件が、世界中で取り上げられて、先進諸国の首脳が、イスラム国に対して連日コメントし続けていた。

こうして世界から、かまってもらって恐れられてこそ、テロリストはナンボの商売ではないか。

これこそ、日本政府から巻き上げる身代金などより、遥かに価値ある戦利品なのだ。

なればこそ、ただの人質事件を複雑に複雑にしようとする。

ヨルダンに捕えられているテロリスト、リシャウイの釈放を求め、その引き渡し場所を、ヨルダンから、遥かに離れたトルコ国境と指定してきたのもそのひとつ。

日本のマスコミでは、自爆に失敗したような、これと言って使い道の無い女性テロリストに、なぜイスラム国はこだわるのかと言ってましたが、この事件によって一躍世界の耳目を集める“時の女”になってしまったではないか。今や世界中の人がリシャウイを知っている。

もし、広告代理店を使って、リシャウイをこのレベルまで世界的に有名にしようとするなら、数百億円のカネがかかるそうだ。

宣伝こそは、石油なみに戦争に必要とされる戦略物資。

ベトナム戦争でアメリカが悪者にされてしまったのは、ベトナムのヨーロッパと国連における宣伝活動が効いたから。

日中戦争でも、蒋介石は懸命にアメリカ国内で反日宣伝を繰り返したし、ヒトラーも宣伝効果を十二分に活用したのは有名。







で、このイスラム国の面々は、何を目的にしてこんなことをし続けるのかはてなマーク

そりゃあーた。イスラム革命ですよ。

地球上の宗教をイスラムで統一し、首謀者カリフはその頂点に君臨しようとしているのだ。

その昔、スターリンや毛沢東が、世界中を共産主義で統一しようと武力解放戦線を、陰に日向に支援して、テロと紛争を世界にまき散らした、まさにアレですよ。

ヒーローものや、戦隊ものに出てくる、悪の秘密結社が目ろむアレですよ。

イデオロギーでも宗教でも、暴力を以て世界の人々を隷従させようホンキで考える、マンガみたいな実力ある指導者というのが、世界史には定期的に出てくる。

確かに、アメリカが今回の引き鉄を引いたと言う言い方は出来ますけど、2000年以上昔から、中東の地には、その要素が内包されていて、きっかけさえあれば、いつでも爆発する火山のようなところ。

ナポレオンは、スペイン全土に蔓延るテロにやられて没落したが、アメリカは中東でのテロが元で没落していくだろう。

下は、ゴヤの有名な絵です。ご存じでしょはてなマーク

ナポレオン軍による、マドリード市民に対する弾圧として、永久に残るであろうワンショットです。



テロリストというのは、一般市民を隠れ蓑にして攻撃をしかけてきますので、テロリストを退治するためには、一般市民を厳しく取り締まらねばならなくなるのです。

するとテロリストは、軍隊が一般市民を傷つけていると国際社会に訴えます。

この宣伝こそが、テロリスト最大の武器です。





とはいえ、イスラム国は所詮は烏合の衆。

人質事件には、冷徹な計算の働く頭のいい連中が中心となっているようだが、現地での末端の活動となると、山賊以下の野人と化してしまっている。

もはや統制が取れないどころの騒ぎでは無い。

イスラム法に照らしても明らかに大罪となる、残虐行為を礼拝よりも熱心に繰り返しアッラーの名を汚し続けている。

予言者ムハンマドの栄光を、今世紀最も貶(おとし)めたのは、イスラム国ではないか。

だからこそ、世界中のイスラム教徒が、このテロリストたちに、怒りの矛先を向けているのだ。








2月11日、アメリカ政府は、アメリカ人女性の難民救済活動家が、イスラム国によって殺害されたと発表。

この女性は長らく、イスラム国に人質として拘束されていたのだが、アメリカ軍特殊部隊の懸命の救出活動のかいなく、やつらの刃にかかった。

しかしですよ。

有志連合による地上軍の派遣が本格化しようとする矢先に、その親玉たるアメリカの人質をこの時期になぜ殺してしまったのだろう。

安倍首相の中東訪問と同時に身代金要求と殺害予告をするほどの時宜に敏感な彼らが、なぜこの暴挙に出たのかはてなマーク

アメリカ地上軍の派遣に拍車をかけていまうではないか。

私はここに、イスラム国幹部の冷徹な計算が読めると思うのだ。

この連中の多くは、フセインを支えたイラクのバース党幹部。

こいつらは、頭を挿(す)げ替え、シッポを切り落として生き延び、イスラムのためにテロを繰り返すのだ。

つまりですな。

アメリカ軍を中心とした、有志連合の地上軍が侵入してくることで、統制の効かなくなった、イスラム国の末端兵を処分したいのだ。

幹部連中は、戦場の彼方から、イスラム国兵士とアメリカ軍兵士、さらにはイスラム国の一般市民が傷つき死んでいくのを横目に、地下へとモグリ、新たなイスラムテロ組織を再生していくことだろう。

そんなこと、有り得ないと思いますはてなマーク

イスラム国幹部にとって、イスラム国なんて武器の一つです。

武器はいずれ壊れて廃棄されるものです。

不定愁訴で、機能不全に陥った、巨大テロ組織なんて、ぶっちゃけ邪魔なだけでしょう。

またあるいは、イスラム国に、市民を巻き添えにして徹底抗戦を命じながら、幹部だけが脱出してしまうかもしれません。

そして、世界各地に末端組織を構築して、自由自在にテロ活動が出来るようにするかもしれない。

すると蛇の道は蛇で、世界中の闇の犯罪組織と結託して、資金や武器が大量に流れ込むようになり、中東の戦場は、文字通りアメリカ軍の墓場となってしまうことだってありうるのだ。







どうですはてなマーク

日本政府やマスコミの読みは、あまりにもお粗末すぎるとおもいませんかはてなマーク

私が深読みし過ぎですかね。だったらこんなに嬉しいことはありません。

いかようにも、みなさんのお叱りを承りましょう。

私が、なぜここまでして、警鐘を乱打するのか。








それはですな、歴史上もっとも残忍に人々が殺し合った、ある戦争の濫觴と、あまりにも今の中東が酷似しているからです。

世界史の教科書にも載る『黒歴史』

それは、ドイツ三十年戦争です。

プロテスタントとカソリックによる、血で血を洗う抗争が、やがてヨーロッパ中の国家を巻き込む大戦争へと発展し、ヨーロッパ最期の宗教戦争にして、最初の国際戦争と呼ばれる戦争が、今まさに、中東の地で起ころうとしている。

怨讐が怨讐を呼び、復讐が復讐を呼び、テロがさらなる殺戮を巻き起こして拡大が止まらなくなるのだ。

これが中東だけに留まると言う保障は、もはやないのだと言うことは、日本の皆さんにも容易に理解できることと思います。

まさに終わりの無い戦争が始まろうとしている。

これに恐怖する私は、本当に愚かでしょうかはてなマーク









では、人類に希望はないのでしょうかはてなマーク

決してそんなことはない。

私が引っかかるのは、今回なぜ日本人の人質たちは、有志連合として空爆に参加しているわけでもない、日本政府を敵と見做して殺されねばならなかったのでしょうか。

それも、直接交渉を全くせずして、初めから決められていたかの如くに順番に殺されたのは、何故なのかはてなマーク

このイスラム国の対応に、鍵があると思うのです。

イスラム国が、人質事件を勃発させて、日本政府に身代金請求をしたのは、安倍首相が、中東訪問をして、対イスラム国活動のための『人道支援』をしてすぐのことです。

当然、これが気に入らなかったのでしょう。

しかし、交渉せずして初めから殺害を計画するほどのことでしょうかはてなマーク

有志連合諸国は、イスラム国に対して直接攻撃を加え続け、施設を破壊し兵士を殺害し続けている。

にも拘らず、人道支援しただけの日本に、なぜこれだけ敵意を剥きだして、無辜の人質を殺害し、日本人の悪夢が始まるとまで、宣戦布告に近いことを宣言したのか。








つまり、ここに奴らが恐れる弱点が隠されているからだ。

そう、人道支援。

これこそが、彼らには最も恐ろしい。










イスラム国を取り囲む国々が、人道支援によって、貧困を脱し、社会を安定させ、暮らし易い国々へと変貌していったなら、イスラム国の兵士になろうとする人間がいなくなるのだ。

イスラム国を支持したり、支援したりする連中が次々と消えて行くことを意味する。

テロ組織がテロを続けて行くことが出来るのは、手駒となる兵士を湯水のごとく無駄遣い出来ることが条件となる。

さもなければ、あっと言う間に活動はじり貧になってしまう。

そうですよねはてなマーク

現在のところ、イスラム国のリクルートは、ヨーロッパ生まれのイスラム教徒で賄われている。

彼らは、国籍も育ちも言葉も生粋のヨーロッパ人でありながら、生まれ育った社会に居場所を与えてもらっていない。

ヨーロッパとは、凄まじい階層社会なのだ。

それも、カースト制度のように、上部の階層へと、這い上がっていくことを拒絶するヒエラルキーで出来ている。

そのため、ありとあらゆる社会的なチャンスから彼らは遠ざけられているのだ。

自分が生まれ育った国でありながら、ヨーロッパ人でいることが許されない。彼らに許されているのは、イスラム教徒でいることだけ。

当然、犯罪の温床もそこに発生するわけだ。







EUの安全保障担当官と公安関係者は、EU各国政府が、イスラム国の協力者と成り得る人物の域内移動を制限しようとせず、情報共有しようとしないので、困っていると公式に発表したが、ちゃんちゃら可笑しい。

へそで茶が湧くよ。

どこの国も、イスラム教徒を自国から厄介払いしたいのだ。

だから、自然とイスラム国には、高度な教育と職業訓練を終了した、ヨーロッパ人のイスラム教徒が集まることになり、現に、ネットを使った様々な広報やそれに使われる高度なCGはドイツ人が作っているということだ。

これが、現在のところ、イスラム国が、世界の中級程度の国家と同等の諜報活動を可能にしている根源だと言われ、この雪崩のような人材確保が、イスラム国の力の根源ともなっているのだ。







従って、まず、これを一分一秒を争って止めることだ。

その上で、日本を中心とした、人道有志連合による、周辺諸国への大規模援助。

最も大事なことには、地上軍の派遣を絶体にやめること。

如何なる形でも、中東での戦闘は、怨讐しか生まない。

新たなテロリストの人材確保をやりやすくするだけのこと。

そうすれば、イスラム国は、いずれ兵士に給料が支払えなくなる。

カネでつながっていただけの連中が、まず離れて行く。

それが、近隣諸国で豊かに安穏に暮らせるようになれば、中東全体で、テロ活動がじり貧になっていくことだろう。

家族みんなが、腹いっぱいで安心して今日も眠れるなら、誰もテロリストになんぞなりはしないではないか。





それでも時間はかかる。

アラブの春のようなことは、もう期待せず、時間をかけて辛抱強く、イスラム社会全体の生活を底上げするつもりで、世界が一丸となって、支援を続けて行かなければならない。

その中心活動こそ、日本が立つべきなのだ。

もし、中東の安定に成功したなら、世界中の国々が日本を称賛し、日本のやり方に倣おうとするだろう。

その時こそ、世界中が、武器を捨て軍隊を解体し、真の恒久平和が実現できるものと私は信じます。

そう、どんなに笑われようとも、私はそう信じているのです。

そのための、第9の波頭が人類に迫っている。

この試練こそがチャンスなのです。

















ということで、2月のイッパツ目、終わりま~す。

とんでもない寒波が連続してますね。

ってことは、春が近いってことだそうです。

ガンバリましょう。




はい、お別れの曲です。















スティーヴン・ホーキング博士をご存じですかはてなマーク

宇宙に関する著作が、一世を風靡した物理学者。

この方が、昨年末に、AIについて発言したことが、静かに波紋を広げている。

AIって人工知能のこと。






先生曰く ━─━─━─━─━─




「われわれがすでに手にしている原始的な人工知能は、極めて有用であることが明らかになっている。だが、完全な人工知能の開発は人類の終わりをもたらす可能性がある」と、ホーキング博士は先日、英国放送協会(BBC)に語った。「ひとたび人類が人工知能を開発してしまえば、それは自立し、加速度的に自らを再設計していくだろう。」





この大センセの詔(みことのり)の中で、『自らを再設計していく。』という件(くだり)がクセ物。

ようするに、製作者たる人間の意図を無視して、人工知能が独自の進化を加速度的に遂げて行き、歯止めが利かなくなるということだ。

どういう方向に歯止めが利かなくなるのか、全く予想が出来ない。

もちろん、今の段階でということですよ。

この問題を脅威と感じている研究者は、人工知能が、独自の価値観を産み出して、人類を排除しようとするのではないかと考え、夜も眠れないでいる。

それが、冒頭のホーキング博士のご託宣となった。

これに同調する人も多いが、真っ向反対する人も大勢いる。

ようするに分からないのですよ。


にもかかわらず、世界中で『2045年問題』というのが話題になってる。

この年に、『技術的特異点』が突破されると、コンピューター関連の研究者や技術者が騒いでいるのです。

この特異点なんて懐かしい言葉だなぁ。

中学生くらいからSFファンだった私は、自然科学の解説書も良く読んでいたのですが、この特異点なんて、一般相対性理論とかブラックホールの説明によく出てくる言葉。

要するに、あるところから、それまでの基準が適用されなくなる境界線のようなものと言ったらいいかな。

物理の用語ですが、当時は、科学とSFの境界線にあった言葉です。

というか、ほとんどSFの領域だった。

人工知能に関する、特異点と言う言葉を、おエライ先生方が使いだすようになったわけは、人工知能がどんどん進歩・発展していくことで、ある段階から、人間の助けを受けずに、人工知能が独力で、自分を加速度的に改良・開発していくことで、ついには人間の能力を遥かに凌駕してしまう。そしてそのスタートは、人工知能が、人間の脳の構造と働きの解析を終える2045年頃ということらしい。




これが、『2045年問題』。これには(遅くとも)という但し書きがつく。

科学者の中には、人工知能が、独自の進化を始めるという表現をする人もいる。

人間がこの世に産み出したプロダクツが、ついに人間を超える能力を持った、意志ある存在になろうとしているのだ。

これにより、その後の人工知能は、人間が推し量ることが出来ないようなレベルの社会予測に基づいて、工業製品や農業産品を産出するようになるので、最も完成された計画経済が実現し、人間が生産活動をするよりもはるかに、無駄が無く、自然と調和し、人類全体にバランス良い経済運営が始まると予測される。

だから、人工知能は、人類が産出する最後の製品と呼ばれるようになった。

さて本当にそうなのだろうかはてなマーク

2045年の“特異点”を突破して以降の人工知能の産みだすものは、果たして人間に理解可能なものなのだろうか。それとも否か。

進化は、特異点を突破してしまうと、恐ろしいほどの加速度がついていくものなのだ。

ここに『収穫加速の法則』なるものを唱える、カーツ・ワイルというアメリカの科学者が登場する。

ネット上の説明文を、ここに貼り付けようかと思ったのですが、読者さんの8割は読みながら寝てしまうと思うので、私が具体例を挙げます。

例えばですな。

人類は誕生以来、フロンティアを求めて開拓と冒険を繰り返し、それはやがて、自然と空へと向けられるようになる。

5000年前の遺跡からも、人間がなんらかの乗り物で空を飛ぶ姿が描かれている。

それから、ライト兄弟が初飛行を遂げる1903年まで、人類が大空の征服に5000年の歳月がかかったとしよう。

しかし、一旦それに成功してしまえば、そこから『収穫加速の法則』が働き、ライト兄弟初飛行後、ガガーリン少佐が、有人ロケットに搭乗して宇宙空間に飛び出すまでに、わずか58年しかかかっていないのだ。

これが、収穫加速の法則。

由是観之(これによってこれをみるに)。人工知能は、その開発段階の特異点を突破した瞬間から、寸秒も要さずに、桁を飛び越え、次元を飛び越えるような加速をもって、自己進化をするものと考えられると言われている。

そして、これを提唱した、カーツ・ワイル博士は、人工知能の開発者として、グーグルに雇われるようになった。








それが、人類にとってどういう結果をもたらすようになるのかはてなマーク

我々にとっての関心はそこだ。

それは果たして、ターミネーターを産み出した≪スカイネット≫のようなスーパーコンピューターになるのだろうか。









今から、20数年前のこと、仕事で、スーパーコンピューターのソフトウエアを開発する、プログラマーと知り合った。

丁度その時には、クレイのスーパーコンピューター専用の建築用ソフトで、橋梁や鉄塔などの構造計算の際に、建物の振動を予測して、制御するための計算を組み立てていた。

ところが、仕事量が膨大で、とても人手が足りず、国内では必要な能力を有する人が手配できなくなったのだそうだ。

で、どうしたのはてなマーク と聞くと、中国人を7人雇ったというのだ。

なんでもその7人は、数学オリンピックのチャンピオンチームなのだという。

それを、そっくり中国政府がレンタルしてくれることになったそうだ。

そりゃすごいけどさ、キミ何語で仕事するのはてなマーク

と聞くと、彼は呆れ顔を私に向けてこう言った『何言ってるんだよ。数学オリンピックで優勝した中国のナショナルチームだよ。彼らは5か国語で数学ができるんだ。』

その彼のコンピュータープログラムの話となると、当時の私に理解できたことは、ほとんど無かった。

極めて膨大な計算を、横一列に同時にしなければならないのだそうだ。

複雑で単調な作業だが、これを繰り返していくと、途中からフシギなことが起こるのだそうだ。

なんと計算問題が、勝手に解かれていくようになるのだそうだ。

なぜそうなるのかは、どんな学者にも解明できないのだそうだ。

世に、プログラマーを名乗る人はゴマンといるが、彼のレベルで仕事が出来る人は、数百人に一人らしいと後から聞いた。

当時、おそらくは、その分野の最先端にいたであろう彼にして、スタートレックのような、人跡未踏の地での戦いをしていたのだ。

そして2014年には、今後10年から先に、人類全体が、パラダイムシフトを向かえる可能性があると、科学者が警鐘を鳴らすようになったのだな。









パラダイムシフトってのはですね。

例えば、巨大隕石がメキシコのユカタン半島に墜落して、地球が氷河期を迎えて恐竜が絶滅したほどの転換点を指して言う言葉です。

私のブログでは、よくセカンドインパクトという言葉を使いますが、パラダイムシフトともなると、人類が今までの人類ではいられなくなるのは明らか。

それが、どう変わるのか、誰にも予測がつかない。

ならば、最悪の予測をして、人工知能の開発と社会利用そのものを止めるべきではないのかはてなマーク

とする有識者がいるわけですね。











こうした心配を本気でしている科学者が大勢いる一方で、鼻でせせら笑う科学者も大勢います。

第二次世界大戦の最中、原爆開発に向けて、アメリカに物理学の世界的権威が掻き集められ、丁々発止の議論を重ねて、ついに核分裂実験を始めようかとするときに、これで人類は終わると警鐘を乱打する科学者が大勢いたのだ。

地球上で最も重い原子核である、ウラン原子を分裂させると、徐々に軽い原子へと、分裂の連鎖反応を始め、ついには地球そのものが、核分裂してしまう。いやいや地球に留まらず、核分裂の連鎖反応は、宇宙に飛び火して、宇宙が消滅するとする科学者もいたのだ。

そして、この心配を完全否定できる理論も存在せず、結局、ウラン原子を分裂させてみなければわからないということになり、ニュ―メキシコの砂漠の真ん中に作られた実験場で、賛成派反対派の怒号と喧噪の中、戦争遂行の目的の元、実験は強行された。






そして、『双子誕生』という暗号が、当時の連合国を駆け巡った。

『双子誕生』とは、原爆実験に成功したことを知らせる暗号だった。

ウランの原子核を分裂させることに成功したが、地球も宇宙も吹き飛ぶことなく存在し続けたのだ。

今なら杞憂と笑える話だ。

しかし、パラダイムシフトともなると、いかなる可能性も、確かに笑えない。








マトリックスをご存じですよね。





人類は全てカプセルの中で培養液に浮かびながら、生存するだけで、その意識は『マトリックス』と呼ばれる仮想現実の中で、何不自由なく生活している。

家族も恋人も仕事も学歴も、望むままに与えられる世界で、ぬくぬくと生きていけるのだ。





人間は、自らの意思で存在するのではなく、プランターの中で培養され、栽培されるのだ。

地球は、人類という『種』の保存を命じられたスーパーコンピューターが作り上げた、最も完成した工場となる。

この時、このスーパーコンピューターは人類の敵といえるだろうかはてなマーク

物語では、キアヌ・リーブス演じる“ネオ”が、人類の自決権を求めて反乱を起こし、マトリックスを破壊してしまう。







マトリックスのエージェントは言う。

『いったい何が不満だと言うのだビックリマーク望むものは全て与えたろうビックリマーク







確かに、マトリックスの設計思想から考えたら、ネオたちは、明らかなテロリストであり、その目的は、スーパーコンピューターにとって、全く以って理解不能だろう。

つまり、特異点を突破してしまったコンピューターと人類は、互いに理解しあえる素地を失うことになりはしないかという心配が出てくる。

そこで、人類の歴史を精確に読み取ることを、スーパーコンピューターに教えなければならなくなる。

『過去の歴史に学ぶことを忘れた者は』とリピートし続ける壊れた大統領ならいますが、人類の歴史を振り返るなら、確かに、破壊と殺戮のオンパレード。

この破壊と殺戮を、人工知能によって。国際社会から完全になくしてしまったなら、どういうことになるかだ。

確かに、マトリックスは、完成形のひとつだろう。

しかし、正確に歴史に学ぼうとするならばだ。

なぜ、破壊と殺戮を繰り返すのかはてなマーク ではなく、破壊と殺戮が、人類に何をもたらしたのかはてなマーク という視点が重要になるのだ。

はい、なぜでしょうはてなマーク

例えば、古代ローマ帝国は、なぜ破壊と殺戮によって消滅したのでしょうはてなマーク

その後の歴史をつぶさに見たなら、次のことがわかります。

古代ローマ帝国の存在と影響力を完全消去することによって、ヨーロッパが誕生したのだ。

もちろん、現在のドイツ辺りに、神聖ローマ帝国という残滓が、ナポレオンが滅ぼすまで残り続けたが、これはレジテマシー(正統性)の継承のみで、ローマ皇帝の支配した世界帝国とは似ても似つかない。

古代ローマ帝国の完全消去は、ヨーロッパ文明という、全く独自の文化圏が芽吹き大事に育てられたことで、20世紀に至るまでの世界をリードする歴史的巨大文明誕生に直結し得たのだ。

人類の歴史とは、破壊と殺戮という、やり方が間違っている行為があったとしても、その後の方向性を『最大多数の最適幸福』へと懸命に導くことで、正当化していくしかなかったのだ。

そしてそれは、不思議なことに、人為に因らずして、まさにインヴィンシブル・ハンド(神の手)に導かれるように、最適化に向かうのだ。

原爆の投下だって、東京大空襲だって、アメリカが批准している、ハーグ陸戦協定に明らかに違反しているにも関わらず、アメリカは正当化し続けているし、今後もそうするだろう。

しかし、戦後のアメリカの援助によって、日本が世界第2位の経済大国の座に長年居続けることができたのだ。





つまり、こうした歴史のダイナミズムとは、ヒューマニズムの対極にあるものなのだ。

老子の言葉に、『天地に仁なし、万物をもって芻狗となす。』というのがある。

芻狗(すうく)とは、案山子(かかし)のこと。

歴史の営みとは、無慈悲の極みのようで、地球上の全ての事物を、案山子のように扱うものだ。

ということ。






さて、これから人類は、その未来をインヴィンシブル・ハンドによる、神の予定調和を振り切って、自ら産みだした人工知能に委ねようとしているのだ。



エヴァンゲリオンの冬月先生の言葉が、頭を過(よぎ)ります。





『人は、偽りの神に飽き足らず、今度は本物の神を造ろうというのか。』




まてまて、人工知能に委ねるはてなマーク いや、乗っ取られるかはてなマーク



どっちにしても、パラダイムシフトは避けられないと考えるべき。

我々の前に開くのは、ヘブンズドアかはてなマーク ガフの扉かはてなマーク

そのカウントダウンは始まっている。












はい、今週はこんなとこで。

寒い冬ですね。私はR-1ヨーグルトなるもので、免疫を高めることにしました。

予防なんてものじゃダメです。

侵蝕タイプの使徒を撃退するには、攻性防壁のような守りでなければね。

とにかく無理せず、風邪ひかず、元気に冬を乗り越えましょうビックリマーク












では、お別れの曲です。

夜にジョギングしてると、ま~オリオン座がキレイでね。













ということで皆しゃまビックリマーク

いかが新年をお迎えでごんすかはてなマーク

なんか今年の冬は寒いですねぇ。

夜のジョギングも、0度近くまで冷え込んでいる時には、やらないようにしています。

雪中行軍じゃあるまいし、これからシベリア出兵を控えているわけでもありませんので、ムリはしないようにしています。

でも、この寒気の中、全力で走っている人、けっこう見かけます。

走ることは、容易に中毒になりやすいようで、極端な例では、内臓機能に障害がでるほどに走り込んでも、まだ走りたい衝動が治まらないようになってしまうこともあるんだとか。

また、パチンコやスロットなんかにのめり込んで中毒にまでなってしまうと、脳の形に異常が出るんだそうです。

最近それがわかったと、医者がテレビでしゃべってましたけど、人はいとも簡単に中毒にかかってしまう生き物なのですな。

歩きスマホだって、明らかな中毒症状。

だから、歩きスマホを止めましょうと呼び掛けるのではなく、あなたは、こういう中毒状態ですということを、ハッキリと教えてやった方がいいのでは。





それがあると落ち着くものって、人はなにかしらもっているものですよね。

何かのアイテムだったり、ガジェットだったり、スイーツだったり、特定の人とのコミュニケーションだったり、自分だけの自然の風景だったり、スポーツだったり。

それを、何か一つに特化してしまうと、何かしら恐ろしいところに行きつくような気がします。

自分には、これしかないと思い込んでしまったりすると、人は容易に“他”を排除しようとするようになる。

心理的な自己防衛の一種なんでしょうな。

人間、何でも幅広く、つき合ったり、関わったり、のめり込んだり。

それにはまず、ズケズケとものを言ってくれる人が回りにいるというのが、一番ありがたい。

しかも、こっちが“ハッ”と悟れるようなことを言ってくれる人は、宝物ですね。

的外れなことを、ズケズケと言う人はたくさんいるんですよ。アホかこいつはと心配になる様な事を言い出す人っていますよね。

しかし、そうそう都合よく人間関係が機能するわけもないですからね。

ま、そこで、この元旦にあたり、この一年の指針として私が心に決めたことを申し上げてみたいのですが、それは“苦言を迎えよ”ということ

年齢を重ね、経験が豊富になってくると、自然、人間は頑固になります。

こうなってしまってから、人様に褒められるようなことがあると、もうだめですね。

私が建築屋で安全管理者をやっている時に、こういうことがあった。

当時80歳を超えた会長が、経費節減のため、運転手を辞めさせて、自分で会社まで専用車を運転してくるようになった。

その会長は、生来慎重な人で、警視庁交通部がやっている、高齢者向けの運転技能講習を受けに行き、通勤に耐えうるほどの運転技量があるものか、チェックしてもらったのだ。

そこで、試験官は、会長の運転技量を絶賛したのだそうだ。

とてもお歳を感じさせない、見事な技量ですよ。どうぞ安全に運転をお続けください。とかなんとか。

これに気を良くした会長は、あるとき若い社員を自分の専用車に乗せて、現場の近くまで送って行ったことがあった。

その社員は、会長の運転が、あまりにも乱暴で適当で、ナニが縮み上がって口から出るかと思うほどの恐怖体験を味わった。

そして翌日、私のところにスッ飛んで来たのだ。

『バトーさんビックリマークありゃまともじゃないですよビックリマークあんな運転してたら、いつか人を殺しますよビックリマーク車両感覚だって、うまくすり抜けてるって感じじゃなく、たまたまぶつからなかったって感じですよビックリマークホント危ないですから、止めさせた方がいいですよ。』

すぐさま私は、会長と直談判し、運転手を使ってくれるように頼みこんだ。

『何を言ってるんだねバトー君キミは。いいかね、ボクの運転は警視庁交通部の“お墨付き”なんだよ。交通警官の中から指導員として選ばれた警官がだね。ボクの試験官として隣の席に座って、ボクの運転をつぶさに点検をしたんだよ。その上で、年齢を感じさせないほどに、機敏で的確ですねと、そう言ったんだよ。運転している時にはもちろんのこと、コースを回り終えて、講評してくれている時にもだね、ボクの運転のどこがどうよかったかを、ひとつひとつ挙げて指摘してくれたんだよ。そういう評価をだね、警視庁交通部が下しているのにだね、キミはなにかね。何を見てどう感じたのかは知らんが、交通警官以上の評価が自分に出来るとでも言うのかね。だいたいキミはだね(以下略)』

誰でも評価されることはウレシイですし、励みにもなります。

しかしね、ある程度年齢がいってからの褒め言葉というのは、毒にしかならない。

褒められたとか、いい評価をもらったということで、その人間の“時”が止まってしまうんですよ。

褒められた“事”いい評価をもらった“瞬間”に、いつまでも浸っていたいと人は考えるのです。

こうなっていしまうと、人間は自力で前に進めなくなってしまう。

妖魔の迷宮に誘い込まれてしまったかのよう。

竜宮城で接待されている最中の、浦島太郎のようになってしまう。

どんなに玉手箱を手渡されない内に、竜宮城を脱出させようとしても、聞かなくなってしまうのだ。

だから、旧帝国陸軍の将校は、自分の部下に勲章が贈られることを極端に嫌ったのだ。

勲章をもらった瞬間、上司である自分の言うことを聞かなくなってしまうからだ。

それが、天皇からのものともなれば、将官の言うことさえ聞かなくなるんだとか。

まず例外は無いそうだ。

だから『ああ、あいつは00歳の時に勲章もらったからな。』という話しがでると、そこから何の進歩も無いのだなと自動的に思われてしまうそうだ。

だからね、このブログの読者さんだけは、自分を褒めそやす人に出会ったなら、こいつは妖魔だと思わなけりゃだめです。

だからと言って『出たな妖怪ビックリマーク』と、口に出して言わないでください。

『いやバトーさんのブログにそう書いてあったから。』とか、ご容赦願います。

このブログは転載フリーですが、苦情は受け付けてません。何分胃腸が弱いものですから。


その点、己の志に生きている人間というのは、ホント強い。


他人に褒められることで一喜一憂することが無いからです。


老子の言葉ですが『学する者は日に日に益し、道するものは日に日に損す。損して損して無為となす。無為にして成さざる物なし。』とあります。

最初の“学”とは、学問のみならず、現代なら“ビジネス”とか“役職”と置き換えてもいいでしょう。

ようするに“利”に走る人、“立場”で人を動かしたり評価したりする人ということです。

自由主義経済では、当然こういう人たちが、組織の上の方にたっていくことになります。

一方で、道に生きる人、志に生きる人というのは、損し続けます。

それもハンパ無く、スッテンテンになるまで追いつめられます。

そうして、この世の価値ある物を全て失った時に、人は真の意味で自由になり、恐れるものは何も無くなるのだよということです。

しかし我々は、日に日に益して行かなかったら、会社がつぶれます。家族や社員を食わせていくことができません。

老子の時代には、道するだけで十分でしたし、日本の平安時代だって、日に日に益することなんんて重きを成すことなく、思索や創作が評価される時代でした。

それに比べて、現代は実に複雑です。

だから、学するだけではダメだし、道するだけではダメだと考えましょう。

日に日に益することだけを考えていたなら、つまり道を忘れて無為となることが出来ない、浦島太郎のような人間になってしまったら、“益”を失った瞬間に、スッカスカの何もない人間になってしまうんですよ。

だから、いついかなる時にも、無為となれる自分の境地をつねに保っていなければいけません。

はい、そこで、さっきの話に戻ります。

≪苦言を迎えよ≫ということです。

自分を糺(ただ)されることを良しとし、自分を否定されることを恐れず直視できることが常態であるなら、その人は、いかなる自分の環境をも、喜びと幸せと感じることができる。

これこそ、人生の覇者ではありませんかはてなマーク

さて、それでは、どうしたら≪苦言を迎えよ≫とばかりに堂々としていられるのでしょうかはてなマーク

それは、一言で言って、揺るぎ無い志を持って、日々を送っているかどうか。それしかありません。

しかしそこは人間の事です。相田みつをに言われなくても人間だもの。

腹の立つこともあれば、日和見に逃げることもある。

志があるということは、腹が立たないということではなく、ひよらないということでもないのです。

腹を立てて道を外れても、日和見で道を外れても、自分が戻るべき道しるべが常に見えている。

それが、志があるということなのです。

当然、人に褒められて我を忘れても、忘れっぱなしではない。こういう状態であることです。

竜宮城で、鯛やヒラメと飲めや歌えやドンチャンやっていても、どこか志を持った心に淋しさが浮かんできてしまう。

三国志の英雄、劉備玄徳は、若い時に遠征先で知り合った、美貌の女性と相思相愛になります。

義兄弟たちは、縁を祝福しようとしますが、劉備玄徳は断ります。

『志に生きる人間にとって、若く美しい女性は路傍の花だ。一時(いっとき)足を止めて心休まればそれでよい。』と言って兵をまとめて出立してしまうのです。

いやそりゃ人それぞれですから、ドンチャンやろうが異性といちゃつこうが自由なんですよ。モチロン。

しかしそれが、志ある自分から見たら、我を忘れた自分であり、志ある己の心に淋しさが浮かんでくるだろうかということです。

大事なことは、他人に言われなくても、このことを認識できるかどうかです。

他人から、『そんなことして、己の心に淋しさを感じることはないのか?』と問われたって、志が無ければ、チンともカンとも感じません。

よろしいですかはてなマーク

元来、苦言というものは、志をもった人間にしか効かないものなのです。

そうでなきゃ『また説教が始まったか。。。』これで終りでしょはてなマーク

だからこそ、私が若い後輩たちに、口を酸っぱくして言い続けているのは、まさにこの点なのです。

この点を一番明確に教えているのが、王陽明です。

志とは思うものではなく、考えるものでもない。

志を立てるとは、紙に書くものでもなく人に語って聞かせるものでもない。

己の生きざまにあふれるように出てくるものでなければならない。

寝ても覚めても志を立てよ。

いやそれでも足りない、道を歩くとき、踏みしめるその一歩一歩に、志を立てよ。

吸う生き吐く息にも志を立てよ。






はてなマーク王陽明さんが誰かってはてなマーク

お嫁サンバを歌った人はてなマーク







ということなんですよ。要するに若い時というのは、これくらいに考えないと立志というのは到底かなわないものなのです。

これだけで、まず読む本が違ってきます。

王陽明さんの息吹に触れたければ『伝習録』を読みなさい。現代語訳がAmazonでも出ています。

そうすると、目つき顔つきも変わってきて、つき合う人間関係まで変わってくるものです。

当然、その後の人生も違ったものになっていきます。

こうした生き方を30歳までに確立できるかどうかですね。

孔子も三十にして立つと言ってます。






一番困るのが、一流大学出で生半可な成功体験のある人。

こういう人は、大概ガンコです。

若い時の成功体験は、自信にはなっても、揺るぎ無い志にはならないんです。

トライ&エラーを多くの仲間と乗り越えてきたとか、大学のサークル活動のリーダーで、人間関係に苦しみ抜いてきたような人、こういう人たちは、ホント話が早い。

バトーさん要するにこういうことですね。はいその通り。

こんな感じです。








ということで、正月とは正す月なので、志についてひとくさり。

皆さんも是非、正月を機会として。ご自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。

はい、今年の一発目はこんなところで。

では、お別れの曲です。









我が家の庭樹シリーズ。

これは、万両です。

手前味噌ですが、これだけ色鮮やかな万両ってなかなか見かけません。

正月の飾りつけのために珍重されますが、毎年売れるほどにキレイに色づきます。








しかも今年はなぜか大量に実を着けました。この裏側にも結構実をつけた枝が茂ってます。

ありゃ、雑草くらい取ってから写メ撮るんでしたね。








で、こっちは千両ですね。

白と呼ばれるやつです。黄色なんですけど、赤い千両と対で飾って紅白に見立てます。

ただ千両ってのは、野鳥が大変好む木の実で、あっという間に食べられてしまいます。

ウチの赤い千両は全滅です。

これは、鳥が食べにくい位置に実をつけているため、難を逃れています。

千両と万両が庭にそろうと、いよいよ正月です。









みなさん、年賀状はもう投函されましたか?

21日しか休日の予定に空きが無いので、一気にやっちまおうと思ったんですが、毎年恒例、プリンターがぶっ壊れまして、一人怒り狂ってます。

修理するくらいなら、誰か後輩にくれてやることにして、アマゾンで新品を手配しました。

翌日には届くので、なんとか元日配達には間に合わせようと考えてます。

しかし、エプソンとかキャノンとか、年末のプリンター需要でどれだけ儲けてるんだろうかはてなマーク

年末に壊れるようにわざと設計してるんじゃなかろうか。














んなことはともかく。

今、ヨーロッパでは、第一次世界大戦ブームなのだと聞きました。

ま、100周年記念でしたらね。

パリで記念式典があり、自衛隊もお呼ばれしてパレードに参加してましたね。

なぜ呼ばれたかと言えば、当時は日英同盟があり、中国のドイツ領などに攻撃を加えていたから。

この辺は、ホント言いたいことがタラタラとあるんですが、以前このブログで散々やりましたので、今回が割愛です。



なぜパリでやるのかというと、第一次世界大戦というのは、主にフランスをドイツ帝国から守る戦いだったから。

主戦場はフランスで、連合国はほ防戦一方の戦いだった。結局国力が尽きてドイツ第二帝国の方が無条件降伏をした。




でも、なぜ今、第一次大戦ブームなのだろうかはてなマーク

そりゃEUが危機的状況だからですよ。

それにくらべりゃ、我が国は昔は強かったというノスタルジーに浸りたくなるのが人情というもの。

そうでなくても、ドイツ人にとっての世界大戦とは、第一次の方で、第二次の方は全く顧みられることが無い。

もちろん、アウシュビッツなど戦争以外の残虐行為についての深い反省は欠かすことが無いのだが、ヒトラーという変なおじさんに国を乗っ取られ、戦争よりも歴史的犯罪の方に重点が置かれてしまった悔いの残る戦いだったのだな。

ドイツ人の戦闘能力と戦争遂行能力を遺憾なく発揮できたのは、第一次の方だったから、世界大戦とだけいうと、ドイツ人にとっては、第一次のことだと自動的に思うのだそうだ。

いや第二次だって、開戦当初のドイツ軍はすごかった。

ポーランド侵攻作戦に始まり、第一次で頓挫して敗戦の原因を作ったフランス侵攻でさえ、ブリッツ・クリーク(電撃作戦)を展開して、ダンケルクの海岸に宿敵イギリス軍を潰走させてなぶり殺しにしてしまった。

どれも、無謀極まりない作戦だったのだが、ドイツ参謀本部の猛反対を押し切って、ヒトラーが作戦指導して成功したものだったから、彼に対する国民の支持は沖天にまで達した。

しかし、今、解析してみればなんのことはない。

ヒトラーの作戦指導が良かったのではなく、開戦当初のドイツ国防軍(ヴェアー・マハト)は、いかなる無茶で過酷な戦闘環境でも絶大な強さを発揮したのだ。

それは日本軍も同じだった。

しかし、無茶は所詮無茶。

ソ連侵攻のための『バルバロッサ作戦』では、ヒトラーの攻撃命令は猫の目より激しくクルクルと変わり続け、武器弾薬を補給する輸送部隊が、前線部隊と合流できずに迷子になって途方に暮れるしまつ。

ついに前線を放棄してベルリンに駆け付けた、機甲作戦の神様・グデーリアン将軍とヒトラーとが、近侍が逃げ出すほどの怒鳴り合いをすることになるのだが、ヒトラーの異常ぶりは激しさを増し、ついにはドイツが世界に誇った参謀本部を解体してしまう。

ここに、ドイツ第三帝国の運命は極まる。

第一次世界大戦で、ドイツが強さを発揮できたのは、この参謀本部のおかげなのだ。

強さなどという生易しい言葉では、到底言い尽くせない。

だってね、戦争の相手は、ロシアにフランスにイギリスにアメリカ。

これを腹背に受けて、自国の領土を寸土たりと占領を許さなかったのだ。

ドイツ参謀本部は、これ程に見事な作戦指導をしながら、結局、国家指導者がバカだったために戦争に敗け、光栄あるドイツ第二帝国は無条件降伏して解体されてしまった。

もしも、ドイツ第二帝国にフリードリッヒ大王のような国家指導者と参謀本部ありせば、決して敗けることは無かったろうと、敗戦後のドイツ人は考えたのだ。

この国民の餓(かつ)えるごとき欲望に乗じてヒトラーは登場したのだ。



それにしても第一次世界大戦、開戦劈頭のドイツの強さはハンパなく、対戦国は束になっても埒(らち)があかない。ソ連は完膚なきまでに叩き潰されて、勝手に講和を結んで引き揚げてしまい、フランスは、あまりの戦死者の数に戦意喪失してしまって、戦場に出て来なくなってしまった。

大戦の後半に、正面切って戦っていたのは、イギリスだけ。

それもどうにも歯が立たなくなり、嫌がるアメリカを大西洋の向こう岸から無理やり引っ張り出してきた。

のだが、今では考えられないことだが、第一次世界大戦当時のアメリカ軍は、とにかく弱かった。

闘えば追い散らされてしまうのだ。

というか、ヨーロッパの戦争は、あまりにも洗練され過ぎていた。

石斧もったインディアンとは、わけがちがうのだ。

兵士の雄猛さでは、アメリカ軍も引けを取らないものの、問題は、前線指揮官の指揮能力と経験不足にあった。

どうにも将校のレベルが低すぎたのだ。

第一次世界大戦に、カスター将軍が出て来たような話し。

これでは、意味なく兵力を損耗してしまうとして、やむなくフランス軍の将校がアメリカ軍の指揮をとることになった。

すると見違えるように、戦場での動きが様になってきた。

さらにアメリカ本土から210万人という大兵力を送り込み、パーシング将軍の“マーチ・オブ・コンクウェスト”によって戦火を治めてしまった。

ウチの祖父は、その頃ニューヨークで仕事をしていたため、アメリカの戦勝の熱狂を良く知っていた。

晩年、酒を呑んで機嫌がよくなると、その頃アメリカで流行った歌をよく歌ってた。『遥かなティッペラリー』とかいう歌。

しかし、自前の将校が戦力にもならずイタズラに混乱を招くだけだったことが、アメリカ軍には大変ショックだったようで、第一次大戦後、様々なレベルでの将校育成プログラムが全米で組まれるようになったのだ。

ROTCというのが一番古いのかな。

大学に設置された将校育成プログラム。ベトナム戦争までは、全ての大学生に受講義務があった。
ここで訓練を受けると少尉の下の准尉として予備役につくことになる。

全ての大学生を准士官とするのだから、いかなる大戦争が勃発しようとも、すぐさま大兵力の動員が可能になったのだ。

士官学校としては、ウェストポイントが有名ですが、国立はこの一校しかないからだ。

後は全部私立学校。

以前、私のブログでも紹介した、初の黒人大将にして、国務長官だったコリン・パウエルもROTCの卒業生で、ウェストポイントを卒業していない。

調べてみると、陸軍の全将校の内、ROTC卒業生は50%を軽く超えている。

いかに、アメリカ軍が学歴を重視していないかということだ。

学歴なんて、20歳かそこらの頭の出来不出来でしょはてなマーク

子供の時には優秀だって、20歳過ぎてバカになる奴はゴマンといるのだ。

社会に出てその後の経験と努力の方が、余程能力を磨いて戦力になるだろうに、特に霞が関というところは、科挙のように、東大法卒という学歴が一生ついて回る。

最近、霞が関でもこれはやばいと思い始めたのか、省内の昇進試験や資格試験を多用しようという動きが出て来た。

メガバンクなんか、昇進試験に2度落第すると、自分から退職していくそうですよ。

官僚でも医者でも法曹関係者でも、一度国家資格に合格すると、あとはどんなにバカになっても構わないというのは、絶体におかしい。

旧日本陸海軍も、この弊害は甚だしかったのだ。

明治陸軍の教科書を金科玉条のように丸暗記し、世界情勢なんぞ丸で顧みることなどなかった陸軍は、あるとき国防方針を巡って、海軍と激しく対立して譲らなかった。
海軍側は、会議の最後に『陸軍はコモンセンスがない。』と捨て台詞を言って帰ったのだが、このコモンセンスの意味が、誰にも分からない。
この程度の英単語さえ知らなかったのだ。
やがて陸軍参謀の中から、それは懇望精神(こんもうせいしん)のことだろうと言い出す奴が出て来た。
そこで陸軍は『懇望精神がないとは何事だ!』と海軍にねじ込んで、世間の大爆笑を博した。







で、話しを戻します。

要するに、第一次世界大戦は、遅れて参加したアメリカをも劇的に変えてしまったのだな。

参戦国をどう変えたかというと、国家総動員体制を作り上げることが出来るようになったのだ。

日本の国家総動員体制は、あまりにも遅すぎた。太平洋戦争が終盤に差し掛かってからのことだ。

で、日本をどう変えたかということなんですが、これがまた見事に変わってしまったんですよ。

日露戦争に勝って以降、日本の陸軍も海軍も秘密主義に凝り固まって行く。

そして、第一次世界大戦のころから、この秘密主義が法整備によってガチガチの軍事国家へと日本を変えてしまうのだ。

安部政権の秘密保護法に向けられる懸念はこの体験にあるのだ。

で、なぜこうした秘密主義に陥ってしまったのかはてなマーク

私は、第一次世界大戦に日本が派遣した従軍武官に着目してみたいと思う。







日本から選抜されたのは、秋山真之。日露戦争における連合艦隊作戦参謀。



連合艦隊、東郷平八郎長官の懐刀として作戦立案を受け持った、明治日本海軍のエース。

NHKの『坂の上の雲』では、モックンが演じてましたね。



で、この秋山真之が、第一次世界大戦によって荒廃したヨーロッパを観て愕然としたわけです。

彼の日本への報告は、大本営にとって電撃的衝撃でした。

その報告は『日本は戦争できない国になってしまった。』というものでした。

それはまず、最大の激戦地となったヴェルダン攻防戦から始まります。

そもそも、快進撃を続けたドイツの最初にして最大の蹉跌が、このヴェルダン攻防戦だったのです。

ドイツ・フランス合わせて50万人以上がこの戦地で死傷しました。

ヴェルダンは、フランスにとっての軍事的聖地でした。

それだけに、パリを獲られるよりもフランス人の戦意を著しく挫くことになるだろうと考えたのですが、それに拘ったのは、ドイツ皇帝ヴィルヘルムⅡ世のバカ息子でした。

フランスも必死の攻防を展開したのです。

ここを迂回してパリを獲っていれば、もっと短期間にこの戦争は終結していたでしょう。

しかし、仏独互いの積年の恨みと軍事大国としての威信が、双方迂回を許さず、恐るべき膠着状態に陥り、この打開のために、幾多の新兵器が生み出されます。

戦闘機が登場するのは、この戦場からです。

史上初の爆撃も、史上初の空中戦もこの戦場で発生し、ヴェルダンを迂回して背後に進撃しようとして、史上初の戦車も登場しています。

まさに、英独仏の国家総力戦がひとつの戦場に結晶して、時代を変革するほどの新兵器まで産み出したのです。

この総合力を見て、秋山真之は絶望したのです。

なぜでしょうはてなマーク

確かに、日本は日露戦争でロシアに勝ちましたが、日本海海戦で激突した日露双方の主力艦はですな。石炭で動いているんですよ。

そのわずか9年後に勃発したヨーロッパのこの戦争の主力兵器は、全て石油で動く。しかも空中戦を行うレベルの戦闘機ともなれば、オクタン価の高いガソリンに精製しなければならない。

その純度も量もハンパ無いものが必要とされ、途切れることなく戦場に運ばれなければならない。

この国力は、日本には到底望めなかったのだ。

はてなマークでも太平洋戦争を4年も遂行したじゃないかってはてなマーク

はい、そこです。

明治の軍神の慧眼は、その勝利が見込めないことを喝破したのです。

バルチック艦隊に勝利した、連合艦隊の次の仮想敵国はアメリカでした。

日本は、そのアメリカから石油を買っていたのです。

世界中の軍艦が石油で動く時代になってしまえば、石油産出国でなければ海軍を持てなくなってしまうということです。

国家総力戦というのはそういうことなのです。

全ての経済産品・軍需物資を自前で調達出来なければ、国家総力戦は戦えないのです。

何か重要な物資を敵側に依存しているなら、長期戦に及べば必ずほころびが出て敗北につながる。

まして、軍艦の動力と国民の食糧を依存している国(アメリカ)を仮想敵国になんぞ出来ようはずがないではないか。

全て、自前で経済を動かし戦争を行える能力を持った国家。これをアウタルキー国家と言います。

当時のアウタルキー国家は、アメリカ・イギリス・ロシア・フランス・中国です。

わかりますかはてなマークこれ、まんま、第二次世界大戦の戦勝国として国連の常任理事国になった国々ですよ。

このラインナップを見れば、秋山真之の預言が見事に的中したことがわかるではないか。

そしてこの頃の、非アウタルキー国家の筆頭が、ドイツ・日本・イタリアだったのです。

つまり、日本は日露戦争を最期として、いかなる国とも国家総力戦を遂行することは出来なくなっていたのです。

それが、第一次世界大戦の戦場において無残にも実証されてしまった。

この後の、日本陸海軍の作戦計画は全く絶望的に追い詰められたと言っていいのだ。

秋山真之は、ヨーロッパの戦場を観て、それを肌身に感じて報告したのだが、それを実感できない者は、陸海軍にも大勢いたのだな。

そして、秋山真之が最も恐れていた行動を日本の軍部はとることになる。

この事実を国民から、さらには政府からも隠そうとしたのだ。

このために、民間の軍事科学の発展をも徹底的に疎外し邪魔した。

日本の軍事力を研究して発表しようものなら、国家反逆罪に問われたのだ。

ヨーロッパでは、ま、アメリカでもそうなのだが、国家総力戦の観点から、民間の軍事科学は大変重視された。

ましてや戦争は、国民の命を預ける国事行為なので、秘密なんてとんでもない。

国防に支障する機密でない限りは、軍事情報はオープンにされ、軍の態勢から兵器開発とその運用・運搬方法に至るまで、民間の各分野の専門家たちが自由に参加して、国防を論じるのが、軍事科学なのだ。

というか、この発想と体制が無いことには、国家総動員なんて、おいそれと出来るものでは無い。国家総動員というのは、スピードと結果が全てなのだ。

第一次世界大戦以降、軍の将校に求められる知識は複雑多岐に渡る。

工学系の技術に知識、さらには政治学、経済学、地政学、歴史に語学、情報工学、心理学その他モロモロ。

当然、時代の最先端の技術知識が要求されるのは誰にでもわかること。

にも拘らず、日本陸軍が教えていたのは、明治時代に編まれた軍事技術と、軍人の心得みたいなものばかり、しかも、それを丸暗記できたものが、成績優秀とされたのだからたまらない。

私がまだ10代の頃、ガテン系のバイトに行くと、日本陸軍の下士官兵の生き残りという人が結構いた。

そりゃ厳しいけどやさしい人ばかりだった。

休憩時間には、戦地の話しなんか良くしてくれたものです。

彼らがよく言うのは、陸軍士官の意気地の無さ。

とにかく決断力が無い、腹が決まらない、判断力が無く、すぐ途方にくれてしまう。

みすみす勝てるチャンスを平気で逃す。

一番参ったのは、頭の悪さだと言ってました。

下士官兵は、ほとんど10代前半で丁稚奉公に出されたような、たたき上げの人です。

どんな仕事を任されても、勘どころを間違えないのです。

要するに、経験からくる生活智が、圧倒的に発達している人たちです。

将校たちには、これがありません。

戦後、欧米の研究家たちが、口をそろえて言いました。

日本軍は、テキストに載ってない戦況に出くわすと手も足も出ない。それならまだしも、なんとか、テキストと同じ条件はないものかと、そればかり探っていた。

要するに、バカだと言われてるんです。







戦後、同じ敗戦国の立場となった、日本とドイツは、再軍備にあたって、全く正反対の手法をとった。

日本は、自衛隊創設にあたって、旧軍関係者を徹底的に排除したのに対して、ドイツは、戦後の連邦軍(ブンデス・ヴェーア)創設にあたって、ヒトラーが率いた国防軍(ヴェーア・マハト)の将官を積極的に採用した。

だから、ロンメル将軍の副官がNATOの司令長官に就任したこともあったのだ。

軍人は、指揮官の命令に従う。

だから従った軍人の責任は問われず、正しい指揮官の下で、旧軍の経験を生かしてもらおうと考えるようだ。

確かにドイツ的合理主義。

日本人なら、絶体にこうは考えないでしょうね。

結局のところ、旧帝国陸海軍は、組織保全を国防に優先させてしまったと言われても、弁解のしようが無い。

今で言うなら、省益を優先させる霞が関のようなもの。

もちろん純粋の国を想い、自らを顧みることなき武人も大勢いたのだが、太平洋戦争の展望に敗戦以外のものが見えなくなってからというもの、上層部の腐敗ぶりはひどすぎる。

これを綺麗サッパリとリセットしてしまおうというのは、なんとも日本的。

かくて誕生した自衛隊に、またしても秘密保護法のヴェールがかけられようとしている。


アメリカ以外の国々とも同盟関係の締結が急がれる昨今、日本にとって外交的・防衛的にも秘密保護法の整備が必要であることは理解できるのだが、欧米の秘密保護法に比しても、国民側からのセイフティガードが少なすぎるのだ。

安倍首相は、国民の代表者たる内閣総理大臣が、秘密保護法の監視者なのだと言っているのだが、これぞいつか来た道ではないのか。

ある意味、自民党以外の有象無象が政権とったらどうなるかわかりませんよ、という脅しにもとれるではないか。

今回で2度に亘る総選挙の大勝で、自民党に盤石の国政運営を国民が託したと言うことは、民主党政権で、我々は日本と言う国を奪われる寸前まで行ったのだと言うことを、国民が良く理解していると言うことだ。

第3極の政党が育たないような選挙制度をまだしばらく続けるようであるなら、ポスト安部政権の思想的背景を、今から真剣に心配しなければならなくなる。

民主党政権から、自民党が政権奪取した時のスローガンが『日本を取り戻す』だった。

このスローガンがヘンな意味に使われることなきよう。

我々は括目し続けていなければならなくなったのだ。











んなことで、今日はこの辺で。

年内にもう一発うpします。

ところで、14日の『ふたご座流星群』観ましたかはてなマーク

とてつもない寒気のおかげで、都心でも星空が本当にキレイで、天頂付近にスバルがぼんやりと見えるくらい条件が良かった。
私は夜ジョギングしている間に、4つの流れ星を観ましたよ。

1月には『しぶんぎ座流星群』が来ますからね。お見逃しなくビックリマーク




では、お別れの曲です。

この人の歌い方、決して好きな方ではないんですが、それでも器用な人だな~と感じさせますね。



















皆しゃま!!

ん~週間のご無沙汰でございました。

でもね、この間ビックリするくらいに、来訪者数が落ちないんです。

みなさん、それぞれ好みの過去ログをご堪能下さってるようで、大変ウレシイです。

ま、それでも、うpを心待ちにされてる方もいらっしゃるようですので、エアブログはこの辺までとして、そろそろリアでかましてみようかと、こう思いばちゅ。

書きたいことは、もうそれこそ色々とあるんですよ。

中韓が、いいかげん日本に対して折れてきてますしね。

パククネちゃんも、安倍総理と非公式ながら、とっくりと話し込んでますね。

この席で、安倍総理は、日本の対韓感情が、大変厳しいものになっていると説明したと報じられてますから、おそらくパククネちゃんの方から、関係改善のための条件が持ち出されたのでしょう。

しかしこれね。韓国の方から持ち出されたということは、韓国側の方が、関係改善を急いでいると言うことでしょうはてなマーク

先日の北京での、安倍首相と習金平主席との会見を受け、韓国政府は、素早い反応をみせ、『韓国は、中国と日本との関係改善を歓迎する』と声明を発表した。

待ってましたとばかりに、この声明が発せられたということは、色々と解釈ができる。

最近の世論調査では、韓国の一般国民は、意外と反日感情が薄いということが、わかってきている。

にもかかわらず、大統領のご乱心かと思うほどの反日キャンペーンと、慰安婦像の建立キャンペーンを火の出る勢いで爆走中。

ってことは、これ中国にやらされていたということだって考えられるのだ。

中国の支配権をめぐって熾烈な闘争を続ける、人民解放軍と共産党は、それぞれ仮想敵国である、日米との防波堤を設定している。

人民解放軍は、北朝鮮を掌握し、共産党政府は韓国を意のままにして、アメリカ軍の大陸への進出を物理的に拒んでいる。

北朝鮮も韓国も、強(したた)かだ。

中国に利用される一方ではない。ってか、いつ捨てられる身かということも案じた上で、日本やその後ろのアメリカとも距離感を計ることを怠らない。

この辺のバランスは、日本外交よりも上手い。

時にアメリカを怒らせ、時にすり寄り、習金平の呼吸も十分肌身で感じている。

パククネは、神経が擦り切れる思いだろう。

一方で、着実にタイムアップが近づいている。

韓国は、とんでもない時限爆弾を背負っている。ご存じ北朝鮮の崩壊。













パククネは、反日キャンペーンのために、世界中を飛び歩いていたわけだが、ドイツのメルケル首相とは、女性同士、肝胆相照らす間柄らしい。

そのメルケル首相に、東ドイツ崩壊以降、統一ドイツを軌道に乗せるまでの様々な計画とその苦労を、丹念に聞き取っているそうだ。

その時に、結局のところ、東ドイツの崩壊から、統一ドイツが併合して安定を確保するようになるまで、政府がいったいどのくらいの予算を投入したものかと尋ねたそうだ。

メルケル首相は、この数字を、瞬きもせずに即答した。

25年間に使った金額は官民合わせて、現在のお金で2兆ユーロに達する。

パククネもこのお金を、即座に頭の中で換算したらしい。

日本円にすると、約280兆円になる。

この金額を聞いてパククネは、首脳会談のその場で脳死状態に陥り、幽体離脱してしまったらしい。

そりゃするでしょ。

2014年の韓国の国家予算が、35兆円しかない。

いや、金額だけの問題では無い。

東ドイツの併合は、想像を絶する歴史的実験だったのだ。

その苦悩は計り知れないものがあったようだ。

東ドイツは、東側世界の工業生産技術を一身に担っていたため、社会主義諸国の中でも突出して優秀な技術者が多かったのだが、いざ西ドイツの工場で再教育してみると、まるで使いものにならなかったのだ。

東側世界の優等生ということはですな。

社会主義者として優れていると言うことです。

社会主義経済の担い手が、そのまま、資本主義経済組み込めると簡単に考えてしまったところから、ドイツの七転八倒の苦闘が始まる。

社会主義では、言われたことを忠実に実行することが全てなのだ。

つまり、現場ごとの、あるいは職人個々の創意工夫は絶対にダメなのだ。

全ての生産現場では、生産性だけが重視され、それ以外は顧みられない。

創意工夫によって、生産性が変更されることは、社会主義の計画経済では許されないことなのだ。

しかもその生産性は、産出品の総トン数でカウントされることがほとんど。

だから、創意工夫によって、より軽量で小型の物を開発するなんて、とんでもない犯罪的サボタージュなのだ。

この東ドイツで社会主義体制下にあった職人たちを、西ドイツの工場に連れてきたところで、まず、言われていることが、さっぱりわからない。



まず、経済施策で一番痛かったのは、東ドイツと西ドイツの通貨を1対1で交換してしまったこと。

今から考えれば、なんでそんなことしたのはてなマークと聞きたくなる。

あまりにも統一を焦り過ぎたし、東ドイツを過信しすぎてもいた。

当初は、技術移転して資本注入すれがなんとかなるくらいに考えていたのだからたまらない。
気が付いたときには、西ドイツ経済から当時5000億マルクが消し飛び、西ドイツ経済を支える大企業から国庫までが、赤字転落してしまった。

この大打撃をようやく抜け出るかと思えたのが、2006年のことだという。

しかし、わずかその2年後にリーマンショックが世界を襲った。





後は、推して知るべし。

東側世界の最優等生だった東ドイツでさえ、再統一後は湯水のごとくに国家予算を果てることなく食い続け、その余波は、今でもドイツ経済を蝕み続けている。

最近の世論調査でも、東ドイツを統合すべきでなかったという意見は多いそうだ。

確かにそうだ。

東ドイツを別の国として、国家間援助をすべきだったのだ。徐々に徐々に資本主義化して、西側の競争経済に対する耐性を十分に時間をかけて備えさせれば、大過なく双方の経済を融合できたろう。

そうすれば、今頃めでたく再統一ドイツが誕生し、ドイツは、中国と世界を二分するほどの経済大国になっていたに違いない。

アメリカ、中国、ドイツという3極の大国という構図で、世界経済は今より安定して居たかも知れないが、大国ドイツにコントロールされることを嫌って、EUの誕生は遅れていただろう。

フランスの政治的リードが無ければEUは誕生していなかったわけだが、その目的は、ヨーロッパ内に突出した大国を造らないことにあったはずだ。

なんか、法華経に似たような話しが出てくるのだが、またまた話しが元に戻らなくなるので、別の機会に。






戦前の日本もそうだったのだ。

あまりにも朝鮮半島が危険な火薬庫となって、戦争の火種となることから、日本は国際社会の合意を得て、韓国を併合したのだ。

イギリスなんぞは、積極的に併合を後押ししたし、アメリカもフランスもドイツもロシアも反対しなかったのだ。

だから、満州事変に国際連盟からリットン調査団が派遣されることはあっても、朝鮮併合に対して、不当だと言う声は、一切上がらなかったのだ。

その朝鮮には、日本から血税が流れ続け、全ての朝鮮人に日本人と同じ権利が与えられた。

だから、今になって植民地支配などというのは、とんでもない言いがかりなのだ。

敗戦後、日本が朝鮮半島から引き上げるときにも、朝鮮人が自力で食っていけるようにと、20兆円を超える資産を譲渡している。

もしも朝鮮を併合していなかったら、日本はどれだけの無駄金を捨てずに済んだことか。







現代の朝鮮半島に話しを戻しますが、まもなく飢餓難民の津波となるであろう北朝鮮の国民ともなれば、手に職なんぞあろうはずもなく、食うや食わずの廃品回収業が、国民の大多数の生業となっているのだから、経済生産活動なんぞとは、無縁の暮らしを何世代も重ねてきていると考えていい。

これが、津波のように、38度線を越えてやって来ようとしている。

韓国政府は、この難民たちの収容先を既に決めている、全国の学校を無条件に開放し、ここで一次救護活動を行い、ここを拠点に病院や就業施設などに振り分ける。

しかし、その想定がいかにも甘く作られてるのは想像に難くない。

まず食糧。これが圧倒的に少ない。

難民に対してこれは危険極まりない。ハッキリ言って泥棒と強盗を家に上げて、もてなすようなもの。

とにもかくにも、食わせて行かなきゃならないわけなのだが、この備蓄食料がせいぜい数日分。

さあ、これをどうやって調達するのか。

中国にだって、余剰食糧なんてありはしないし、あったところで、他国に出すわけもない。

後は国連頼みか、周辺国頼みということになる。

それだって、すぐにも大量に届くわけではない。それでなくてもアフリカの飢餓難民だけで手いっぱい。

まがりなりにも、先進工業国の難民救済となれば、国連の救済リスト順位はかなり下になるはず。

ましてや、セウォル号遭難の際には、日本の海上保安庁の援助の申し出に、足手まといだといって断った前科のある国。

食糧が足りなくなったといって、涼しい顔して手を差し出してきたところで、何を今更と日本人なら誰しも思う。

ところが、日本には韓国が当て込んでいる食糧がある。

日本には、100万トンを超える政府備蓄米があるのだ。

ウルグアイラウンド以降、輸入米に高関税をかけ続けるために、しかたなく政府が輸入しちゃ捨ててる米がゴマンとある。

この備蓄量を年間100万トンにまで抑えたいと政府は言っているのだが、実際には、あれやこれやと名目を変えて、実質300万トンくらいはあるらしいのだ。

途上国や最貧国から考えたら、開いた口が塞がらない話だ。捨てるくらいなら人道援助として放出すればいいだろうに、一向にこうした声が上がらない。

さあ、これをどうやって日本から巻き上げてくれようかはてなマーク

というほど韓国は悠長なことは言っていられなくなってきた。

なにせ、北朝鮮崩壊となれば、韓国経済が足腰立たないほどの災禍となることがはっきりしたからだ。

韓国人丸ごと呑み込まれるほどの津波となるかもしれない。日本の3,11の比ではない。

現在この津波は、なぜ発生しないかと言えば、中国が止めているのだ。

俗に3つの30万トンと言われている援助があるからだ。

原油30万トン、食糧30万トン、石炭30万トン。

これを中国は、毎年毎年無償で提供し続けている。

これが中国から止められたなら、その瞬間に、38度線は決壊する。

ある意味、日米韓の安全保障を、中国に依存しているともいえるのだ。

この援助は、共産党政府が行っているものなのだが、例の人民解放軍の瀋陽軍区が裏から援助をしているもなのかは、皆目わからなくなっている。

もしこれが、共産党政府にバレた日には、瀋陽軍区の幹部たちは、習金平にナマスにおろされるのは間違いない。

そうまでして、瀋陽軍区が、北朝鮮を助ける意味があるかどうかだが、まず無いだろうというのが大方の見方。

確かに、北朝鮮が崩壊すれば、38度線は意味消失し、中国と北朝鮮の国境線までアメリカ軍が進出してくることになる。

実際それをするかどうかは微妙だが、少なくとも人民解放軍の陸軍は、習金平の粛清以降、極めて大人しく従順になってしまっている。

というのも、ある意味自分たちの出番が、ある程度見えて来たからだ。

中国各地の暴動が、全く聞こえて来なくなってしまった。

これが修まっているわけが無いのだ。

完全に情報統制して、表に出ないようにしてしまっている。

ただ、マスコミを押さえつけることの出来ない、香港だけがクローズアップされてしまっているが、これを情報統制しようとしたなら、世界のマスコミが黙っちゃいない。

それでなくても、中国にとっての『人権問題』は、まさにアキレスの踵。

この話題に触れるだけで、外交部報道官は、半狂乱になる。

北朝鮮が見捨てられる最大の原因は、中国の国内事情にある。

APECの、ド派手な演出で大国を気取ってみせても、国内の民主派と人権不満分子はただシラケるだけ。

さらに怒りを増すだけのことだ。

どういう形で、またどういう被害を出して、共産党一党独裁が崩壊するものか、誰にも予測がつかない。

つまり、黙っていても共産党一党独裁は終焉するだろうから、北京の連中が玉座から滑り落ちてからゆっくりと、自分たちの軍区を独立させればいいと、人民解放軍は考え始めたのだな。




そうはさせじと、共産党中央も懸命の引き締めを図る。

先週、習金平は周辺諸国に対して、資産を持って海外逃亡した中国共産党・政府の幹部を調査の上、速やかに中国に引き渡して欲しいと、要請を出した。

いち早く危機を察知した幹部は、予め海外に逃がしておいた個人資産を追って、セウォル号の船長よろしく逃亡しようとしている。

それが奔流のごとき脱走となる前に、内外に向けた習金平の宣言だったのだ。

元々、共産主義は、イスラム教と同じく軍隊による徹底した破壊から始まる。

ソ連やその他共産国で言う≪赤軍≫笑っちゃうのは日本にも赤軍がある。もちろん笑えない殺戮により社会を震撼させた、おぼっちゃまたちのことだが。

で、この赤軍には、督戦隊という部隊がある。

共産党から派遣された政治委員に率いられ、戦いに負けて逃げてきた味方を、全員射殺するのだ。

第2次世界大戦を日本が太平洋戦争と言うように、ソ連は大祖国戦争という。

この大祖国戦争で、1000万人以上が死んだとしているが、実際には、600万人くらい督戦隊に殺されたのではあるまいか。

督戦隊の本元は、オスマン・トルコ。

この国が無敵を誇ったのは、最強軍団のイエニチェリ軍団が、督戦隊となって逃げてきた味方を、敵よりも残虐に殺したのだ。

共産主義を発明し、地上の楽園としてソビエト連邦を作ったのは、全てユダヤ人。

だから歴史にも詳しかったし、レーニンは孫子にも通じていた。







当然、同じ教条を共有する、習金平だって、共産党幹部でありながら、また軍幹部でありながら、逃亡を図るヤカラは、完膚無きまでに切り刻みたことだろう。

共産主義には、勝利か死、これ以外には無いのだ。

ところが、史上初めて、国家的規模の逃亡が間もなく現実のものとなろうとしている。

だから、北朝鮮ですよね。

ケンシロウのように『お前は、すでに死んでいる。』と教えてやっても、いっこうに介さず涼しい顔をしている。

破たんを通り越して、もはやゾンビ国家となってしまっていて、中国にも韓国にも、ただただブキミなだけの存在と成り果てているのだが、キム・ジョンウンは、痛風で歩行困難になるほどの美食が止まらないし、日朝交渉も詐欺師のように、ノラクラノラクラと言を左右にする。

韓国陸海軍は、戦えば必ず勝つほどの軍備を整えながら、北朝鮮が『いつでも飛んでやるでぇ~。』とスゴめば震え上がるようになってしまったのだ。

ソ連は、1000万人を犠牲にした大祖国戦争によって得た最大の戦利品として、東ドイツを獲得したのだ。

後のワルシャワ条約機構諸国なんて、ただの軍事的緩衝地帯にしかならない。

東ドイツを共産主義経済に取り込めたことで、共産主義の計画経済に大きな展望を開くことが出来たのだ。

その東ドイツにして、いざ資本主義国の優等生、西ドイツに併合されてみると、たちまちガン細胞に変異してしまったではないか。

ドイツは、この根治に280兆円の対価を支払い、今なお後遺症に苦しみ続けているのだ。

メルケルの話は、パククネの脳裏に雷鳴のごとくに轟いた。

ところが韓国には、海を隔てたお隣の国にブラックジャック先生がいるではないか。

そう日本だ。







この年初から、アメリカはわざわざケリー国務長官を送り込んで、日本と手打ちをしろと迫ったが、後ろから蟒蛇(うわばみ)のような習金平ににらまれているパククネちゃんは、首を縦には振らなかった。

そこでこの度、北京APECにおいて、日中が手打ちをしたことで、韓国も堂々と日本に接触できるようになった。

とはいえ、韓国政府のこれまでの対日強硬路線からいきなり手のひらを返せば、韓国国内の右派が黙っちゃいない。

この韓国右派を手なずけながら、習金平の手先となって日本を貶め続けていれば、政治バランスは見事に保たれ、自分の立ち位置も確保できたのだが、それこそまさに亡国の道だったのだ。

パククネちゃんの懊悩はいかばかりだろうか。

最新のアメリカのシンクタンクの予想では、そのセカンドインパクトは3年後とされているようだ。

まず、我々日本人は、それまでに東海・東南海トラフの巨大地震が起こらないことを祈ろう。

備えなければならないことは、少なくないのだ。










んなことで、12月第イッパツ目を終わります。

急に寒くなりましたね。

おかげで夜のジョギングの時、東京でも星がきれいなんですよ。

インフルエンザも流行ってるようですので、ご自愛くだされ。







では、この曲でお別れです。

最近気に入ってるんですよ。ではどうぞ。





ペタしてね