落ち着かないし、別の場所へ行くと、何か変わるのではみたいな期待が…
ベッドに横になる。
とにかく、破水が早く来ますように

心の底から願った。
痛みを逃すには長く細い呼吸をすることくらいしかない
少し右に横になろうとした時、何かが、確かに何かが弾けた感覚が

「は、破水かも
」「破水ではないんですが、 袋が先に出てきてしまったんですね」
その後、その場で破水をさせてもらい″お産が進む″ことを待った。
子宮口も全開となったらしく、その後から、いきんでみましょうとなり、やっと力を入れても良くなった

「腰はそらさず、おへそを見る感じで!」
これが難しい、あごを引いて下を見るのはすごく困難で、どうしたらいいのか朦朧とした中でもがいた。
そして何度か陣痛が来て、押し出そうと力を入れると
「上手ですよ、ほんの少し頭が見えてます」

ほんと
それってもう近くなってきてる
「分娩室の準備してきますね」
助産師さんは二度ほど準備に。
やっと!やっと分娩室に行ける!
やっと、エンドステージだ

8時も半に近づいたころ
「分娩室に移りましょう」
「あ、歩いてですか?」
「歩いて行きましょう!」
靴は…、スリッパは父が持ってるし…
「はだしでいいですか?」
「いいですよ」
履いてきたクツは歩きづらいパンプスだったから、隣の分娩室まではだしで移動。
赤いギンガムチェックのシートの分娩台へ上がる。
陣痛のたびにいきむと
「とっても上手ですよ。頭が見えてます」
「先生、お産です」
と内線の声
先生到着
出てきている感じはなく、本当か
なんて思っていると「次の陣痛で、頭がでるとおもうので、その後は自然に出ますから、いきまなくていいです」
肩が出るまでが1番大変ときいていたので、意外だった
そして…
「頭が出てきましたよ!みえますか?」
「いいえ!」
顔を上げると
赤ちゃんがもう全身出終わっていた
はぁぁぁ

生まれたんだ
お腹も小さくなってる
分娩室に上がってから、15分の出来事だった。
でも、助産師さんてすごい

お産の八割は助産師さんの手で
というかんじだもの
午後8時37分、男の子、2948g、50㎝。
鳴き声が聞こえる。赤ちゃんがキレイにされているあいだに胎盤やら縫合、その他の処置。
「少し呼吸が苦しかったようなので、小児科の先生にもタッチしてもらいます」
処置中
「先生、だ、大丈夫なんでしょうか?」
「大丈夫でなかったら、私ここにいません」
あれよあれよと、状況が分からないうちに、赤ちゃんは5階の小児科へいくことになったようだ
二時間ほど検査を待つことに。
主人が入って来た
「二時間ほどくらいここで待ってていいみたいよ」
保育器にいれられた赤ちゃんが運ばれてきて、しばしの対面。助産師さんが写真を撮ってくれた。
分娩台の上でちょっとだけ抱っこが出来た。
あったかい

大きく見開いた目
泣きもせず、ずっとこっちを見てる
誰似かなぁ



こんにちはよろしくね

お腹の中で、こんな顔してたんだね

しばらくして、小児科へお話を聞きに行くことに
最初歩いて…ってことだったんだけど、車イスで移動。助かった

どうやらお腹にいる時から呼吸が苦しかったようで、酸素濃度を高めた保育器でここで様子を見ますとのこと
つまり、小児科へ入院

でも大事ではないとのことで、一安心。
頑張れ
赤ちゃんその後、病室へ行き主人と、しばしのお疲れ会。
付き添いの泊まれる部屋だったけど、明日色々持ってきてもらいたい物もあったので、12時少し前に主人は帰宅。
疲れがどっと出るかと思いきや、あれこれ思い出してたら眠れなかった。
人生最高にアドレナリンが出た日かもしれないもんね

何はともあれ、無事に生まれたよ

