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T'sLAB KYOTO公式ブログ 45395(思考錯誤)

人・もの・情報を組み合わせ(編集し)新しい価値を見つけたいと考えています。
その名の通り、試行錯誤の記録です。

 テレビでスポーツ観戦をすると、ほとんどの種目で実況者と解説者がいらっしゃいます。


 解説は、その種目のOB(現役引退した方)が担当されることがほとんどですが、私は発言内容の正確さと深み、そしてプレイヤーとの力関係が気になります。


 素人から見ても、プレイヤーの実績の方が偉大で解説者の存在感がかすむような例が時々見受けられるからです。


 きっと見ている世界(次元)が違うのではないか、などと気になることがあります。


 そんな中、しばらく前から、NHK相撲中継で「デーモン閣下」が登場しています。国技?の放送に「悪魔を呼ぶ局の度量」も大したものですが、「応える閣下の技量」も素晴らしいと思います。

 

 正直言うと相撲には詳しくないうえ、ほとんど放送も観ませんのでデーモン閣下の解説のクオリティは判りません。ただ、普段の「物言い」や阿川佐和子さんの「聞く力」ででてきた「ヘヴィメタ」の説明の判りやすさから想像するとおそらくレベルの高い話をされているものと勝手に思っています。


 「競技経験者でなくてもできる解説」が成立する好例だと思います。


 民放地上波のスポーツ番組のプロデューサー?にも考えてほしい問題です。

人選次第では、きっと数字も取れると思うのですが…。









19左下肢のまひ


.約2週間、左の手足が動きませんでした。下肢とは足のことですね。


私の場合、痛みやしびれはなく、知覚は正常でしたが、力が入りませんでした。寝た姿勢で膝が立てられず、足首を曲げることが出来ません。左腕は上がるのですがその角度を保持できません。ゆっくり降りてゆきます。止めることはできませんでした。


救急車の中で…病院に着いて…リハビリで、何度も同じ指示が出ますが「うんともすんとも」動かないのです。


 私なりにどのように表現するか考えたのですが、「机の上の鉛筆を、手を触れずに動かそうとするような感じ」というのが一番ぴったりする比喩でした(うまく伝わるでしょうか?)。

 何とも、もどかしく「動け、曲がれ」と念じるのですが、ピクリとも動きません。いままではさして苦労せずに意思が脳を通じて神経に指示を出していたのでしょうが、意思の伝え方が全くわかりません。不思議な体験でした。


動かないことについて自覚が足りず、今まで通りの動きを取ろうとしてしまって、意思に身体が着いて行かないので、随分怖い思いもしました。


 不思議と言えば、動くようになった時も不思議でした。徐々に動くというよりはある日突然、断線していた回路がつながったように手足が動き出しました。


 そういう、極私的な状況に対して適切な処置を施し結果を出すのですから、リハビリとは不思議なものです。

18.コミュニケーションはスパイラルアップ

同室の男性は来院が遅かったので、視野と記憶に障害が出たそうです。リハビリは言語療法が中心です。会話はほとんど成立するのですが、その会話内容が記憶されないようで、毎日同じ話を繰り返すことになりました。

「リハビリでは小学生程度の計算問題をやっている」

「院内の掲示物が読めない(時々読みを忘れて思い出せない)」

「発症は土曜だが、救急に駆け込んだのが月曜になったのが悔やまれる」

「車で旅行するのが夢だったのに、運転はだめだと言われて奇跡が起こるのを待っている」

ここで気が付いたのですが、普通、顔見知り間の会話は、それまでの内容を前提として、掘り下げたり、膨らませて内容を充実させていくものです。しかし記憶が定かでない人に対してはこの前提は成り立ちません。

ご本人に悪気がないのは、よくわかりますので、こちらの応対も一向に進みません。初めて聞く話としての対応が必要です。

「なるほどコミュニケーションはスパイラルアップが前提なのだな」、と痛感した次第です。

15.配膳の段取りは見事

プロフェッショナルの仕事の見事さについて、さらに触れたいことがあります。

それは、配膳面 -特にタイミング― についてです。おそらく100人を超える入院患者に対して、ほぼ定時を違える(たがえる)ことなく食事が配られます。集中治療室・一般病棟・転院と私の環境は何度か変わりましたが、この見事さは変わることがありませんでした。その内容にしても、食事制限の有無に加えて大盛りや小食など、千差万別のメニューが注文通りベッドに届きます。恐ろしくシステム化されたオペレーションがなされているはずです。

「病院食は味気ない」という声を聞きますが、私に何しては特に注文がありませんでした。

土用の丑の日に鰻丼がでたり、カレーやハヤシライス・ラーメンなど時々魅力的なメニューもありがたかったです。

16.脳梗塞のCMなど

自分が経験したからなのは間違いないと思いますが、最近は脳梗塞に注意を促す番組やコマーシャルが目立つように思います。何かトレンドめいたものがあるのでしょうか?

17.夏が来れば思い出す

 さすがに病院の中でも、ブラジルワールドカップは大変な話題になっていました。4年後、ロシア大会が来ると間違いなくこの夏の災難を思い起こすことになるでしょう、ちょうど4年前は脳梗塞で入院していたことな、と。同時にツールドフランスや祇園祭りも同様です。毎年夏は必ずこの体験を思い出すでしょう。

My Favorites Movie『トニー滝谷』

2005年に公開された大変贅沢なスタッフがかかわった映画です。


原作:村上春樹

監督:市川準

出演:イッセイ尾形・宮沢りえ

ナレーション:西嶋秀俊

音楽:坂本龍一

大きく話題に上がることもなく、ヒットもしていないと思いますが、何故か気になり、劇場に観に行き、その後wowowで放映されたものを録画して何度か観ています。勘があたったというのか嗜好にあう映画でした。

そこそこ売れっ子らしいイラストレーター(イッセイ尾形)が最愛の妻(宮沢りえ)を亡くし、ひとりになることを受け入れるところまでを描く物語で、まるでモノクロで創られたようなシンプルで落ち着いた画面が印象に残ります。75分という短い作品でストーリーは淡々と流れます。



ナレーションとセリフのシンクロもユニークで雨の午後にゆっくり向かい合いたい佳品です。初期の村上春樹作品のリリカルな感じが好きな方にお勧めです。