私的に「Centre Georges Pompidou」(ポンピドゥーセンター)の目玉は5階にある美術館なんです。主にマティスやピカソ等の近代絵画が中心。来場者の数が適度で、多くもなく少なくもなく。自分のペースでじっくりと鑑賞できました。
全体的に広々しています
お天気が良ければパリ市内の眺望もバッチリ
入口に近いのはマティスの作品。日本でも知っている方、多いですよね。私が好きなのは後期の作品群。それ以前はゴッホから影響を受けたり、ピカソと共に活動したりと色々な変遷を辿っていたようです。
マティスの点描画時代の作品
ピカソ的だけど、明るくて楽しい
マティスが病気で倒れてから、編み出した切り絵
マティスの部屋の次はピカソ。彼も様々な変遷を経ています。後期の理解に苦しむ作品の方が良く知られていますが、初期の頃には真面目(?)な作品を描いてます。ニースから程近いアンティーブのピカソ美術館に行ったことがありますが、今では近くのマルシェで初めて出会ったエシレの方が記憶に残っている有様。う~ん、やっぱり芸術より食欲?
1900年代初期の作品
マティスと微妙に似ているような・・・
1920年代の、この絵は未完成だそうです
誰もが馴染みのあるピカソ後期の作品は省いて、次はパウル・クレー。彼の作品は布地の模様、つまりテキスタイルのように思えてならないんです。買ってみたいなぁと思う絵柄がいっぱい、と言ったら失礼になりますかね。
ねっ、ウールみたいでしょ
こちらはツイード風。コートにしたらステキ!
近代美術館と言うだけあって、この他にエルンストやマン・レイ等々。実験的なオブジェや当時は珍しかった白黒映画が上映されていたり。学生時代の教科書には載っていない作品が満載でした。4階には更に現代美術も展示されているらしいのですが、私達は小雨降る街へと移動することにしました。
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