⑥パリに到着 CDG空港にて | 私的パリ案内

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大好きなパリ!美術館も音楽もいいけれど
美味しいものもチョコッと食べてみたい
そんなおばさんの旅レポートです

 ほぼ予定時間通りに、CDG空港に到着。パリは晴れ。気温は18度。時間は

1541。入国審査は出国と違ってものすごく簡単。手荷物検査が無いため呆気

ないど。ただ機内に預けたキャリーケースや母のリュックを引き取るのに時間

掛った。母と娘には窓際の椅子に座って貰い、私が荷物を運ぶことに。待てど

らせど来ないと思ったら、本当に最後の最後だった。気掛かりは1630に空港

出口待ち合わせている、日本でチャーターした貸切タクシー。この調子では間

に合ないと心配したが、やはり出口で1635。5分の遅れ。

 周囲を目で探してもそれらしき人がいない。内心少し焦る。だが数分後

に、大きく私の名前(英字で)を表示したiPadを持った運転手さんが現れ

た。パリで最初のミッションはどうやら成功のようだ。


ANAの荷物受取場所


空港内荷物受取


 前回、私と娘がパリに数十年ぶりの訪れた時のこと。大きな駅以外、

トロにはエレベーターが無いことにまず驚いた。もちろんエスカレータ

もある筈がない。母がパリへもう一度行けるだろうかと言い出した時に、

まず頭に浮かんだのがそれだった。大きな荷物を持って階段を移動する

のがやっとやっとだったのに、更に母のサポートも出来るか?多分、それ

は無理。そこでCDG空港からの移動をどうしたらいいのか?と考えて〝送

あり”のホテルを選ぶことにした。

 今回選んだホテル「Adajio Paris Montmartre」(アダージョ・パリ・

モンマルトル)はCDG空港までのシャトル・サービスがある。予約後に早

速メールでそのサービスを依頼した。ところが〝送り”だけで〝迎え”は

やっていないという返事が来る。がーん、そっかー。じゃあ、どうする?

と再び考えているうちに、送迎サービスを専門にしている会社があること

を思い出した。確かHISのサイトの広告だったような気がする。

 そして色々と調べた幾つかの会社の中から、私が選んだのは「Veltra

(ベルトラ)。口コミをかなり読んでから決めたが、心配だったのは交通

事情によるタクシーの遅れ。その時は電話で連絡をしてくれとプリントア

ウトしたバウチャーには書いてある。つまり、早速携帯電話を使う羽目に

なるってわけだ。最初から面倒な事にはなりたくないなというのが、私の

本音だった。


 他の方法としては、前回と同じようにエールフランスのバスを使うと

いう手がある。空港から出ているので階段の心配は要らないし、大きな荷

も専用の場所に係員が収納してくれる。料金は往復で30€。3人分の片

道を計算して45€。だがパリ市内では決まった場所にしか停まらない。各

々のホテルまで送り届けてくれるわけではないのだ。今回のモンマルトル

にあるホテルの場合は〝凱旋門”のバス停からタクシーを使うことにな

だろう。15€ぐらいで行ってくれたとして、合計60€。全く同じ料金。そ

なら真っ直ぐホテルに行ってくれるチャーターの方が断然楽だと判断した。


<参考>Veltra」(ベルトラ)の貸切チャーター

 調べ方:サイトに入り「主要テーマから探す」→「空港送迎」→

「出発地」(フランス)→「貸切チャーター」CDG空港⇔パリ市内


 料金 1名~3名 60€~(値段は変動あり)

 英語ドライバー

 時間 24時間可能(時間により料金に違いあり) 


この車がチャーターした車。

口コミによれば、車種は色々あるよう


送迎者①


キャリーケース等を積み込んだ車の後部


送迎者②

  

 無事、私達を載せた車はホテルに向けて出発。パリ市内に向かう道路は

空いていた。逆方向は随分混んでいたけれど。口コミを読んだ範囲では携

帯電話をしながらの運転も珍しくないようだったが、我が家の運転手さん

は寡黙な人だった。愛想が悪いわけではないが、ホテルに着くまでほとん

ど会話が無かった。それはそれで少し淋しい感じだが、贅沢は言えない。

 車は裏道からモンマルトルに入ったため、気が付けばホテルという感じ

だった。約40分。難なくホテルに着いて、ホッとする。黒人の運転手さん

はキャリーケースを一度に両手に持って車から降ろした。そしてニコッと

笑いながら手を振って去って行った。最初に私と娘が使ったフランス語は

「有難う」と言う意味のMerci 」(メルシー)。あまりにもスムースで

チップを上げる暇もなかった。上げたかったなと、チラリと思った。