最近、スピリチュアルケアについてよく考えますキリッ!
WHOの健康の定義に、身体的、精神的、社会的に満たされている状態という一文に 、【スピリチュアル的】にという項目を追加する提案がなされました。
これが、1998年の話!!
なんと20年も前になるんですね!
スピリチュアルケアも、緩和ケアを中心に広まってきている気がします。
とは言え、
精神的なケアと何が違うの?
スピリチュアル?霊的?うさんくさい?
具体的にどうしたらいいの?
と思いますよね。
私も、その大切さはなんとなく分かるような気がするものの、うーーんと思っていました。
そんな私が、最近こういうことか!と腑に落ちたので、私なりのスピリチュアルケアの考え方を共有したいと思います。
まず!スピリチュアルという言葉のもつイメージを、ちょっと脇においてみてください。
で、深呼吸ーーー。
はい。
あなたが今まで生きてきて、次のように感じた時のことを思い出してみて下さい。
最高に幸せだった瞬間、満たされていた瞬間。
とっても私らしく振る舞えていた!と思えた時のこと。
周りの人からとても大切にされているなあ、愛されているなあと思えた時のこと。
やりたいことや、役割をがんばってやって、嬉しかった時のこと。
今、あなたの身体の感覚はどうですか?
身体が熱くなったり、胸が震えるような感じがしますか?
なぜが涙がでそうになったりしますか?
だれかに感謝の気持ちがあふれたり、思わず神様ありがとう!と言いたくなったりしませんか?
ああ。生きていてよかった!
まさにこの感覚が、スピリチュアル的に満たされている感覚なのだと思うのです。
スピリチュアルケアとは、「生きていてよかった!」を支えるケアだと思うのです。
いくら予後が不良でも、できることがなくなっても、今日、今この瞬間生きている患者さんやご家族が、ただ、精神的に落ち着いているだけでなく。
「ああ、生きていてよかった!」「生きてくれていてありがとう」と感じられるように支えるケアなのだと思うのです。
それは、簡単ではないことかもしれないけど。
複雑なことではないような気がしています。
目の前の人を、自分と同じ人として、尊重すること。
出会いに感謝し、「生きてきてくれてありがとう」「今日も会えて嬉しい」という気持ちで接すること。
相手の事を、人生をより良く生きる力のある人として見ること。
これらは、コーアクティブ® コーチングで学んだ、相手の力を引き出す知恵の一部でもあります。
その人らしく生きる力を支える。
看護とコーアクティブ® コーチングに流れる共通の願いが、スピリチュアルケアの本質を教えてくれたように思っています。
その人らしく生きることを支えるには、ケアする看護師さんが自分らしく生きていることが大切だと感じています。
忙しい毎日、心も身体も疲れている方もいると思います。
でも、ちょっとだけ自分のために時間をとって、
「ああ、生きていてよかったなあ」「幸せー」を思い出したり、味わったりして、あなたの生きる力を取り戻して下さいね
私は最近、河川敷の木の下で昼寝して、「幸せー」を味わいました
医療現場で役に立つ、人の力を引き出す関わりを、理論と実践ですぐに使えるようになります。
6/22【大阪】 7/22【東京】 8/30【福岡】
■受講者の声
・過去にとらわれていた自分と離れ、新しい一歩を踏み出す勇気が出た。日頃実践していくことができる内容で、成果も期待できそう。
・コーチング、ティーチングの違いが良く分かり、気持ちが楽になった。
感情が揺さぶられることの多い医療介護の職場。この研修では、医療介護の現場で働く人たちが、自分らしく、相手も大切にしながら協働していくのに役に立つ、怒りや悲しみといったネガティブな感情との付き合い方を、自己分析や体験学習を通じてお伝えします。
9/27【大阪】 10/18【福岡】 11/22【東京】
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・・・等など。
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