「ちょっと待ってって、いつまで待たせるんやー」
と患者さんやご家族から怒られることが多い私たちの仕事・・・。
「お待たせする時はちょっとじゃなくて、◯分待ってくださいねと言え!といっとるだろうがーーー!!!
だれじゃー!!!!」
と思いながら、最終的にお怒りの対応をするはめになるリーダー・管理職は思いますよね。
Facebookでの友人の投稿に身をつまされる思いになりました。
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事情により家族が昨日より入院。
そこでのできごと。
お約束どおり、10時に手続きを済ませお部屋へ。
「後ほど看護師がご説明に参ります」と
フロアの事務スタッフの方が案内してくれるも、1時間半誰も来ない。
家族はなんとなく不安が増す。
待つのはいいけど、長いなら
「しばらくお待たせするかもしれませんけど」とひと言言っておいてくれればいいのに。
そして、本日手術日。
「ご家族の方はお昼ごろお越しください。終わったら先生から結果をお話します」
と言われ、11:30ころから待機。
家族は15:00ころ予定どおり部屋に戻る。
「先生は何時ころいらっしゃいますか?」の質問に「別の手術が始まってるので、夕方から夜かと」
えーーーー。夕方から夜っていつ???待つのはいんです、でもあまりにも漠然としすぎてないですか?説明も数分なのに、終わってすぐ説明してくれないの?待機してたのに??
子どもお風呂に入れたいんですけどーー。
わかっています。いろんなことがあることは。
大きな病院です。そんなに融通もきかせられないでしょう。
でも、患者や家族の立場にたつことも大切ではないのかな?
いま、毎日新人研修で
「相手視点だよ」と伝えているけど、
相手の立場に立つことの大切さ&それが大切にされていないときに怒りが湧くことを再確認。
そんなんで、いつ来るかわからんドクター待ちの投稿でした。
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ああ、もう、あるあるすぎて
大変申し訳ございません。と画面の前で思わず謝ってしまいました
私たちの仕事は、緊急度合いで優先度が目まぐるしくかわる。
患者やご家族とのお約束どおりに、事を進められないこともあります。
それは、時と場合によっては本当に仕方のないこともあると思います。
お待たせする時間の目処がつかないこともありますし、そこからさらに延びることもあります。
それはそれで、本当に今の病院システムでは仕方のないことです<キッパリ!
でも、相手の立場に立てないのは仕方のないことではありません。
相手の気持ちを大切にできないことは仕方のないことではありません。
お約束をお断りする時に、相手の立場に立って、相手の気持ちを大切にして、お声掛けすることは可能です。
患者さんやご家族は、「待たされた」ことに心を痛めているのではないのです。
病院の事情や、医師や看護師が忙しいこともご存じですし、待つのは仕方ないと思ってくださっています。
でも、色々な気持ちを抱えて待っているのだということを、「分かってもらえなかった」と感じられた時に、心を痛められるのです。
病気や治療に対する不安や、恐怖だけじゃない。
色々都合をつけて今ここにいること、早く帰って子供をお風呂にいれないといけないこと、そういうこと全部、「分かってもらえなかった」ことが悲しいし、腹が立つし、がっかりするのです。
本当に仕方のないことはいつも、いつも起こります。
その時に、患者さんやご家族の気持ちを大切に、立場を大切にしながら話ができるのは、やっぱり看護師さんなのだと思います。
医師に言えないことを看護師には言える。
やっぱり看護師さんはそんな存在なのだと思うのです。
さっきまでメッチャ怒ってたのに、医師の前ではニコニコしている患者さんやご家族の姿を見ると、損な役回りだと思うときも多々あります。
心が疲れてしまうことも多々あります。
患者さんやご家族との関係を、もっと良くしていくために、医療業界がしなければならないことはいっぱいあるでしょう。
それでも、今、目の前の患者さんやご家族の気持ちに寄り添って、大切にしてあげることができるのは、他でもない看護師さんだと思うのです。
私たち看護師でなければだめなのだと思うのです。
ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが(笑)。
相手の気持ちに寄り添って、大切にする話の聴き方は、コーチング研修で、
心が疲れないコミュニケーションのとり方などは、感情マネジメント研修でお伝えしますので、しんどいなーと思っている方はぜひ来てくださいね
⬇京都舞鶴で4回目の会話術の開催です。
ケアマネージャーの友人が企画してくれています
タイミングが合う方、お待ちしています
日時:4月14日(土)13時半から17時
場所:京都府舞鶴市 舞鶴東体育館多目的ルーム2
テーマ:会話術2人間関係を良くする
申し込み先、合資会社小春日和 松味喜久代
090-5067-5351
k-hiyori@zeus.eonet.ne.jp
医療現場で役に立つ、人の力を引き出す関わりを、理論と実践ですぐに使えるようになります。
6/22【大阪】 7/22【東京】 8/30【福岡】
■受講者の声
・過去にとらわれていた自分と離れ、新しい一歩を踏み出す勇気が出た。日頃実践していくことができる内容で、成果も期待できそう。
・コーチング、ティーチングの違いが良く分かり、気持ちが楽になった。
感情が揺さぶられることの多い医療介護の職場。この研修では、医療介護の現場で働く人たちが、自分らしく、相手も大切にしながら協働していくのに役に立つ、怒りや悲しみといったネガティブな感情との付き合い方を、自己分析や体験学習を通じてお伝えします。
9/27【大阪】 10/18【福岡】 11/22【東京】
■こんな方にオススメ。
・忙しいとついイライラしてしまう
・職場に苦手な人がいる
・当たり前のことができていない人に対して腹が立つ
・自分だけ一生懸命やっているように思えて悲しくなる
・後輩を育成したいが褒めるところがみつからない
・・・等など。
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