感じの悪い人に心を振り回されずにすむ話の聴き方 | ナース☆きらり リーダー・管理職お悩み解消コーチ

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看護管理職の現場経験とコーチングのプロの知恵とスキルで、現場のリーダー・管理職の部下育成、チーム創りを応援します。

患者さんや家族さんの対応も、看護師の大事な仕事の一つ。

良い関係性をつくるためにも、気持ち良いやりとりをしたいものです。

でも、まあ、色んな方がいらっしゃいますよねドキドキ

 

 

以前、家族さんからやたらとツンケンした感じで話しかけられました。

「テレビは見ていんですかっむかっ

「消灯は何時ですかっむかっ

言葉の最期に「っ」と「むかっ」がついているような感じ滝汗

おーーーっとぅ、なんか怒ってらっしゃる?

どしたどした?クレームか???と身構えたのですが、どうやらそういう話し方の人のようで、

「ありがとうございましたっむかっ」と笑顔で帰って行かれました(笑)

 

 

私たちはついつい、相手の態度や言葉に反応してしまいます。
感じの悪い人に出会った時。

ムカムカっと嫌な気持ちや、反論したい気持ちが湧いてきますムキー

または、自分を責める気持ちや、なんで分かってくれないの?という悲しい気持ちに陥ることもチーン

 

この反応は、生きるための防衛反応です。

相手の態度や言葉から、「傷つけられるのでは?!」というのを察すると、私たちは一瞬で、

無意識に「傷つけられてたまるか!」「間違っているのはソッチのほうだ」というモードに入ります。

その昔、生命を守るために神様が人間につけた機能の一つ。

だからそれ自体は悪いことではありません。

 

でも、生命の危険のない今の世の中では、いたずらに心を振り回す原因になります。

いつもだれかの態度や言葉に反応し、怒ったり悲しくなったりしていては、心が疲れてしまいます。

それに、相手に寄り添って話を聴くこと(傾聴)ができなくなってしまいますし、患者さんやご家族とも、より良い関係性を創ることができなくなってしまいます。

 

ではどうしたらいいか。

ただ、「私は今、相手の態度や言葉に反応しているんだ」と気付くことだけでいいですウインク

反応していることに気付くと、

「傷つけられてたまるか!!」というモードから、

「なんだいなんだい、聴いてやろうじゃないか」モードに変わります。

 

出典:https://bokete.jp/odai/441276

 

この時に、相手の態度や言葉の奥にある「気持ち」に意識をぐーーーーっと向けて下さい。

この人が本当に聴いてほしいことはなんだろう?

「わからないことが不安なのかな?」

「どうしたら安心できるかな?」

「プライドを傷つけられるのが怖いのかな?」

「さみしいのかな?」

 

相手の態度や言葉に反応して関わるのではなく、

相手の気持ちに意識を向けて耳をすませることができたら、

目の前の人に、心を振り回されずにすむようになりますよドキドキドキドキドキドキ