1993年初版(日本語版)のピーター・ラッセル著「ホワイトホール・イン・タイム」はとても影響を受けた本のひとつです。
物理学者であり神秘主義者でもあるピーター・ラッセルが人間とは何か、進化の方向について考えを提示した本で、「進化の意味と人間の未来」という副題がついています。
私たちの進化の形は長さが有限のらせん状になっていて、どんどん速度を増していく。最終的な進化の終わりは、集合的な高い意識の状態が中心点「時間のホワイトホール」に到達することであり、私たちはそこに向けて急速に近づいていると述べています。
世の中はひどい状態に見えるけれど、もしかしたら、私たちには素晴らしい未来があるのかもしれないと楽観視できるきっかけをもらえた本でした。
時間のホワイトホールがあるとしたらいつなのだろう。
今、到着が近いですよと時計のアラームが鳴り始めているかもしれない…
でも、大事なことは、今に集中すること。
いつでも創造点はいまにあります。
過去や未来にフォーカスしすぎない。
そう。
今起きている戦争などの恐ろしい出来事や悲しい出来事に意識をフォーカスしすぎないこと。
今、立っている場所で穏やかな気持ちで最善を尽くすこと。
「ホワイトホール・イン・タイム」本文の一部を抜粋します。
「愛は心の重力なり」
重力は質量がそれ自身を引きつける力です。
同じように、愛は生命が生命を引きつける力であると考えられます。
つまり、意識の統合への欲求です。
その究極の表現は、私たちの源との再統合、つまり私たちの意識の本質との統合です。
私達に進化のらせんをたどらせ、時の特異点へとどんどん加速しながら引き寄せてゆくのは、この力なのです。
「時の終わり」
らせんの中心へ到達することは、世界の終わりを意味してはいません。
私たちの世界に対する執着に終止符が打たれるということです。
私たちが今見ている世界が終わるのです。
自分が本質的には「心」であり、時間にかかわりのない存在であることを知るのです。
私達はやっと自由に本当の自分たちの世界を楽しみ始めるのです。
そしてずっとずっとその状態が続くでしょう。
先日、ルロイ・アンダーソン作曲の「シンコペイテッド・クロック」を箏二重奏にアレンジしました。
時計アラームのつもりで箏のトレモロを入れてみました。
初心者から弾けるアレンジで、琴柱の移動もありません。
楽譜は11月15日頃、mucomeさんに出版申請の予定です。
くまのぬいぐるみを振りながら「ラッタータッターラッタラー」と歌うと、おもちも一緒に首を振ります
シンコペイテッドクロックのリズムは鳥さんにとってもノリがいいらしいです。