ぼんやりしてる間に正月休みが終わった…
ワシはこのままダメ人間として朽ちてゆくのであろうか…
大槻ケンジの名曲がアタマの中でリフレインする
「ニンゲーン~ニンゲーン~~♪」
唯一成し遂げた大河ドラマ完視聴のことでも書き置こうか。
溜まっていた『べらぼう』をようやく最後まで見終わったのですよ。
大河を第一話から最終話まで観たのは『黄金の日々』以来か。
それくらいに始まる前から大期待だったのが、
途中もどかしくて離脱しかかったものの、いやあ~
素晴らしかった、最後まで見届けて良かった~と、ワシ内絶賛の嵐でしたよ。
視聴率歴代ワースト2位と低評価だった様だが、大丈夫だ、これからワシが褒める!
以下、マニアックなので、興味ない人は閉じてください。
物語前半の圧巻であった、瀬川の花魁道中や、石坂浩二と渡辺謙の激アツ政争バトル、
平賀源内の壮絶な生き様…などは、キリが無いので今日は飛ばして、
視聴率が寂しくなった後半部のシナリオの凄さを語りたい。
まずは、謀略に嵌められ老中の座から転がり落ちた松平定信が、
蔦重(つたやじゅうざぶろう、ね)と組むというアイデア!
これには膝を叩きましたね。
さすが森下佳子、物語のツボを心得てらっしゃる! 昨日の敵は今日の友!
そして、「写楽」を架空の人物、しかも主に歌麿の所業としてしまう、歴史ミステリーへの名回答!
10ヵ月しか存在しなかったという謎の絵師・写楽に対する新説だが、写楽の絵柄のうえで説得力あふれるアイデア!
これには唸りましたね。
しかも、謎とされながらも史実では写楽の最有力候補と見做されている斎藤十郎兵衛を、捨て置くことなく一橋治済の替え玉として使うという、アッと驚くウルトラC的鮮やかな着地!
これには喝采しましたね。
そうして、全編を通して「一橋治済」という縦軸が浮き彫りになり、
生田斗真の悪役振りも秀逸で、後半では、もはや主役であったな。
なぜ田沼の側近を原田泰造が?という疑問も、全編通すと納得のキャスティング。
立ち位置のアイコンとして判りやすく機能したのですよ。
他のキャスティングも絶妙感あふれていたが、これだけは訴えておきたいのが、
野生爆弾くっきーの北斎だ。
北斎の生涯に想いを馳せると、これくらい破天荒で非常識なキャラ、ってのは説得力あるし、目からウロコが落ちましたぜ。
…だから、惜しむらくは横浜流星だ。
物語が失速し、ワシも一時視聴が滞ったのは、
前半部が軽やかに爽快で、痛快なドライブ感あふれていたのが、
浅間山の噴火や飢饉で経済が停滞し、田沼執政が行き詰まるという、ストーリー背景の重苦しさもあったが、
それより何より、横浜の一本調子の大根演技にあったんじゃないか?
大店の主人の貫禄、が、他人を見下す様な傲岸さとしか伝わらない。
愛嬌も失せて、「べらぼう」じゃなくなっちゃうのよ~。
う~~ん、残念。
『国宝』の役どころは上手く演じ切っていたのになあ~
老け演技は、まだまだだったか・・・
で、じゃあ、誰が蔦重を演じてたらワシ的ベストだったかな?と考える。
答は、ビートたけし、だね。
ただし『戦メリ』の頃の年齢のね。
めちゃめちゃオモロいドラマになってただろうなあ~~~
…と、ただただ夢想するばかり。。。
じゃん、じゃん!
