「L.A.ギャングストーリー」見ました♪ | しのぶのブログ

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主に趣味に関したことと日々の出来事を時々書いています。萬収集家しのぶのブログです。

カミさんと娘が田舎へ帰省したので、私は留守番して映画を見に行きました・・・実在したギャングのミッキー・コーエンとLA警察との壮絶な死闘を描いた話題作「L.A.ギャングストーリー」でした。

2週続けての映画見物となりましたが、先週の「リンカーン」が史実を事実としてキッチリと描いた作品だとすると、本作は史実を映画的にドラマチック&バイオレンスタップリに描いた娯楽作品だと思います。


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舞台は1949年のLAを舞台にしておりますが、40年代から50年代に掛けての作品では「狼たちの街」(1996年)や傑作「L.A.コンフィデンシャル」(1997年)がありますが、この作品はこれら2作を上回る迫力と面白さに溢れておりました。ネタばれ的なことは書かないつもりですが、鑑賞予定の方は見てから読んでねッ!

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本作に登場するミッキー・コーエンという実在したギャングは、いままでにも沢山の映画に出てくる名前であり、アメリカ史大好き親父の私も多少の知識はありましたが、いまや名優と呼ばれているショーン・ペンが独自の解釈で迫力の演技でしたね・・・写真を比べると実物よりかなり悪党顔であります。もともとショーン・ペンという役者さんは善人よりも悪人を演じた方がどの作品もピタッと来る人ですけど、この元マドンナの亭主だった役者さん、私は苦手なんですね~ッ(笑)


そうしてショーン・ペン演じるミッキー・コーエンに挑むLA警察のジョン・オマラ巡査部長を演じるのがジョシュ・ブローリンなんですが、この方素晴らしいですねッ。本作にもパーカー市警本部長を演じているニック・ノルティの20年前を見ているような、タフガイ振りでありまして、そのくせ愛妻に対する愛情表現などがまた繊細な感じでいいのであります。この人は「トゥルー・グリット」で主人公の父親を殺して逃げるトム・チェイニーを憎々しく演じていたのですが、こういうブリブリの熱血漢もすごくいいです。好きになりました。


その他の俳優さんも粒揃いで素晴らしいです・・・コーエンの情婦を寝取るジェリー・ウーターズ巡査部長役のライアン・コズリングという役者さんも、1940年代のファッションがバッチリキマっていてよかったし、
スピルバーグの「プライベート・ライアン」(1998年)で衛生兵ウェイドを演じたジョバンニ・リビシがバイオレンスな中で1人技術屋的なキーラー巡査を演じて印象に残りました。あと大好きなTVシリーズ「X-ファイル」でジョン・ドゲットやシュワルツネッガー主演の「ターミネーター2」(1991年)でT-1000を演じたロバート・パトリックが何とSAAを見事に操るケナード巡査を実に渋くてカッコよく演じています・・・実は見ている間はそれがロバート・パトリックとは気が付きませんで、最後のクレジット・ロールで分かったので、これはDVDが販売されたらしっかりと見ないといけません・・・もう一度見てもいいなッ!

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ま~この作品は語るより見た方がいいので、ストーリーは書きませんが、とにかくこういう作品のガンアクションはやはりアメリカ映画が最高ですな~ッ・・・トンプソン・サブマシンガンやショット・ガン、オートマッチクにリボルバーとバリバリ出て来ます。パーカー市警本部長を演じたニック・ノルティはすでに70代ですが、若ければオマラ巡査部長を自分で演じたいと思ったと思います・・・ウォルター・ヒル監督とニック・ノルティのノリだもんな~この作品は。

「狼たちの街」や「L.A.コンフィデンシャル」のような謎解き的な要素やないし、勧善懲悪なお話しでもないですが、見終わったあと「やったぜ~!」という気分にはなれると思います。私の好みの映画であります♪




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その昔に友人から頂いた「リーサル・ウェポン」(1987年)のメル・ギブソン演じるリッグス刑事の使用するLA警察のポリス・バッチのレプリカです。この映画ではこのバッチ使わないんだ・・・見れが分かります!