紀ノ川の青石で畿内型の石庖丁作製に挑戦 | しもちゃんのブログ

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ところで、西予市教委埋蔵担当は12/3日に市民を対象に石庖丁作りを行った。小学生を中心に、年配者、大学生、考古資料館勤務者など20人強。午前中は下條愛媛大学名誉教授の石庖丁に関わる話と、西予市担当者(児玉氏)の話があり、午後は実大の図面サンプルを参考にそれに準じた型式のものをつくることに取りかかる。


これよくあるような、型式の規制無く石庖丁を作り、機会を得て実際に稲穂を摘み、ご飯にして食べようと言った、まあ娯楽石庖丁作りとは二味くらい違う試みなんですよ。


昨年の伊予の石庖丁作りの困難性から得た、課題解決のための挑戦として行われているの。伊予の石庖丁はホントに形を整えるのが難しく、実際その出土品を見ても、決まらないというか、半端な形が多い。

それに比べ、なんで畿内南部方面のそれは端正な形で決まっているのであろうか。


同じ中央構造線の結晶片岩を材としながら「何故」となった。

そこで秋に紀ノ川、吉野川で少し材を拾い、今回挑戦となったのである。


さてその結果はどうか。発掘品や図面を見ただけでは判らない、困難性もあれば、「いけるじゃないか」と言った容易性がこもごもに現出しながら、進行した。発見があって面白いね。なにより一心不乱に親子関係なく集中できたのがよいと言う人が多いよ。浮き世のつまらん雑念から解放されてね。これ、金のかからない癒しでもあります。


やっと形を整え、砥石にかけてる最中で時間となって、あとは来週の第2回チャレンジまで宿題となった。それについては次回にね。


吉野川水系の青石にも挑戦しているよ。


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