愛媛、四国中央市で「もしや!」の遺構出土 | しもちゃんのブログ

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7世紀の巨大古墳(方墳)、国史跡向山古墳を抱える四国中央市教委は、川之江の宝蔵寺遺跡の発掘を行っている。開発に伴う緊急発掘調査であるが、看過できそうにない遺構が出土している。


開発部に幅(下端)2.5~3mの長ーいトレンチを開けているが、ここから大形の掘立柱建造物が出土している。柱堀方は1m×1.2m、柱痕跡は20cm強、深さは120cmもある大形の掘っ立てで規模が判る一つは3間×2間以上の総柱で、、2棟は判っている。細めのトレンチのため総数は判らない。


出土の遺物からすると7~8世紀の建築遺構と見られ、その規模と出土品からすると、古代の郡役所関連施設とも考えられる。また、瓦とも巨大な容器の一部とも考えられる須恵異の焼き物を出土している。
しもちゃんのブログ 大形の掘立柱建物です


この地は古代も今も”ウマ郡”であり、ウマ評、ウマ郡などの郡役所所在地との関連も視野にいれておく必要があるかもしれない。


登録は宝蔵寺遺跡となっているが、この一帯は要注意の目を光らせて置かねばならない。


しもちゃんのブログ 中央に柱痕跡と柱穴

しもちゃんのブログ これはなんでしょう。