愛媛大学の文京遺跡いじめ③ | しもちゃんのブログ

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②で書いた御幸寮事件から一年経った翌年の夏休み頃から、愛媛大学は関連機関のどこにも知らせず、突然グリーンゾーンで工事を敢行し、駐車場にしてしまった。

これには当然社会的反撃がやがて始まり、大學の脳みその薄さ、土建体質などが暴露され、またこれに対する学内文化財関係者の無責任、インチキ性がつぎつぎあらわになってくるのであるが、これについては後日詳細をお知らせすることとし、現状、困ったことが進行しているので、それを先に報告します。


大學はとりあえずグリーンゾーンは保護し、ここには校舎などの建築物は建てないとする決定をしたが(はじめから当たり前のことではないか)、これまでグリーンゾーンと呼称したのをこれから「多目的広場」と呼ぶことに変更する決定をしている。それは昨年(2011年9月ごろ)。

 「遺跡の現状保存・保護を図り、学生・市民の憩いの広場として活用する」とするのであるから、広場は遺跡を活かした場と考えるのが文脈上、当たりまでであり、行政を含めた多くの関係者もそのように理解してきた。

現に、当時の学長は施設部局と調査室は共同して計画案の作製にあたれと学長は指示したと聞いているし、施設はその素案のようなものを作製したらしく、それは文言として残っている。


ところがこの「多目的広場」への変更というのは、「・・保護を図り、学生・市民の・・」の一連の文脈をぶっちぎり、別のモノに読み替えるための策動であるようなのだ。

大學がいかに文脈で読めない、土建ハード頭であることはここにも暴露されている。


そしてその本性を去年年末ごろ、この多目的広場を検討する専門委員会の立ち上げで表した。その委員会は7名で構成され、建築などの事務関係が3名、教員4名である。、教員は文系出身の理事、考古学関係教員となぜか教育学部の教員2名である。


でこの人事の不思議さは以下の2点にある。

一つは、教育学部の教官というのはその専門が体育関係であること。これから推察できることは、グリーンゾーンというきわめてエコ的、ヒューマン的呼び名を「多目的に」読み替えて、肉体的広場に変質させようとしていることではないか。多目的だからイベントとか運動的とかに使い、遺跡遺物を文字通り踏みにじる、「歴史遺産踏みにじり広場」に変えようとしているらしい。よく先人の痕跡の上で、バカ騒ぎをする気になれるな。

しかし、マジにそ奴らのために地下の遺構・遺物が損壊されはしないかと、心配される。


他の一つは経過的にも現実的にも業務的にも一番関わりが深いはずの、埋蔵文化財調査室長がオミットされていることである。しかし、内情耳にするところによれば、不思議でもなんでもないらしい。長年本務をないがしろにし、そのさまざもの悪結果がバレ、大學上層の不興を買い、信用されなくなったのが原因のようである。