宇和島城石垣崩壊ー受難の日々 | しもちゃんのブログ

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数年前、宇和島城の式部丸上方の石垣が突然崩壊した。それの主因は石垣に沿ってクスの大木があり、その根が石垣を圧迫し、崩壊に至らせたものである。圧迫した根はそとに伸ばせないので石垣にそって何重も褶曲していた。


宇和島城の樹木は何十年も放置状態にある。、城が貴重が故、指定され残っているのだが、その余録としての樹木が母体を浸食するのである。もちろん緑は都市にあって貴重であるが、遺跡との共存の限りにおいて損害が許されるモノである。


近年であるが、安易に桜を遺跡などに植え、愉しむ風潮があるが、これははなはだ考え間違いである。例えば能島城ではその桜の根が鎮魂?などのために奉じられた穴のなかの土師器と銅銭の間に割って入、土師器を割っていた。遺跡の破壊をなしているのである。


二年前か松山城では三の丸整備にあたって、専門家による反対意見が出されたにもかかわらず、遺跡の上に新たに桜を沢山植えている。企業や個人から寄付を仰いだりしての植樹らしい。植えた端はなんともないようでも、年月がたつて根が成長し遺跡を破壊しないとどうしていえる。寄付者はきっと善意であるに違いないが、将来結果的に遺跡破壊の手伝いをつることになる可能性があるのだ。そして講師場合、行政は何時も責任を曖昧にする。これが日本、松山。


昨年度宇和島城本丸の石垣が大雨によって崩壊した。雨による自然災害とも言えるが、崩壊場所を掃除してみると、その場所は江戸時代の天麩羅工事の部分がずり落ちているのだ。いい加減な施工をやると、こうして後にツケが回されてくるのだ。宇和島城の担当者、ご苦労です。
しもちゃんのブログ クスの大木で崩壊した宇和島城石垣
しもちゃんのブログ 江戸時代の天麩羅工事によって崩壊した天守石垣

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