シンポに先立ち興野々寺山遺跡の土器をブログで公開 | しもちゃんのブログ

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愛媛県鬼北町の表記遺跡に関わるシンポが、「もう一つの弥生文化」として1/28(土)午後に同町近永公民館で開催されることは、過日このブログでお知らせした通りです。


これに関わる土器資料をここで事前公開します。土器は弥生後期前半のものと後期末の二段階のものがありますが、今日オープンするのは後期前半段階のモノ。


前半段階の土器は形は西南四国の特徴を色濃く残しながらも、調整施文がそれまでの手痕、櫛描、浮文から脱し、外からの影響を取り入れてハケでもって調整、施文を行うようになることである。そのハケの使い方が全く自己流で”エッ”と思うよ。お足運びを。


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これ甕、口縁に分厚い貼り付けがあり、内傾から外傾する頸部をもち、甕としては小形の西南四国。口縁端部、貼り付け部、頸部とやたらに荒っぽいハケメを残す。

次に下の写真。これは大形の壷の頸部か。数少ないが、伝統的な太い櫛描痕を残す。


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これ横向きだけど、有段口縁、傾斜する頸部に玉葱形の胴部、まるで遠賀川式の小形壷だね。どっこいこれが西南四国の小形壷なんだ。そして、全面をハケメとそれの小口押しつけで飾っている。この時期、こんな土器列島の何処にあるだろう。



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今日の夕食。上は牡蠣鍋、下はタラの白子、それに余り物のポトフ、酒は熱燗とビール。牡蠣鍋は白みそ仕立て、白子はポン酢、どちらも噛むとジューとうま味がしみ出て、ァハーでした。