15-16世紀、瀬戸内の海賊、能島村上氏の居城となった国史跡能島城は城であることは間違いないが、島外から見ると、長らく単なる小島とほとんど変わらなかった。名は有名であるが、実態としてはどれがって状態であったが、関係者の長らくの努力もあって、随分城らしい容貌をあらわにしてきた。廓の平坦部が認識できるようになってきたのが大きい。
これは昨年12月の写真です。
村上水軍博物館の展示と現地とがなかなか一致しなかったが、これで大部両者の歩調があってきた。博物館もスタートして10年近くなる。その間、能島城の調査も大幅に進捗し、相当の発掘資料も蓄積されてきている。
両者タイアップしたリニューアルによる一層のグレイドアップの基盤が整ったと言えよう。期待したい。