2008年06月12日
う～ん。☆☆
ジュリアンムーアが野心家でバイタリティーのある女性を演じていました。
母親殺しの話で、息子に殺されちゃう母親の役なんですけど。。
親しい人によって人間はどのように影響されるのか、運命を手玉に取ったはずが結果的に悲劇を招いてしまった人間の愚かさや、自分の本当の欲求と外れた選択をしてしまった人の姿（そしてそれは環境・教育とどう関係するのか）というところの描写を期待したのだけど。。私には母親も息子も甘えているように見えた。そこに感情移入なり同情なりできんとこういう話はキツイなあ。
やっぱり私はちょっと個人主義すぎるかな。
ジュリアンムーアはさすがの演技。無茶苦茶なキャラを、魅力的・破滅的に演じていました。
この母は、「玉の輿に乗る」っていう人生の一大目的を達成した後、
自分の情熱の持って行き場がなかったんだろうな。。
人生がつまんなくて、見下げてて。。だから近くの人が逃げて行く。
そのへんがリアルで怖かった。