ロバート・A・ハインライン | 北東西南

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2008年02月07日

私はもともと本を読むのが好きで。

でも読書は時間をとりますから。

仕事も休息も嵐(2008年はイケイケ)も映画も。。の毎日の中、なかなか本に手がのびなかったこの頃。


久々に、読まずにはいられない級の作家と出会いました。と言うか。。再会、かな。


ロバート・A・ハインライン。


ジャンルはSFです。


私はもともとジャンルというか、作家で本を選ぶタイプで。
「おっ!これは!」と思ったらその作家に飽きるまで、その作家をずーっと追いかけます。
今日も本屋で大人買い♪
文庫6冊、しめて5千円。
大人になってよかったなーと思うのは、こういうささやかなエンタメ。


ハインラインさんは、アメリカSF文学の巨匠で、ものすごーく有名なかたらしい。
(日本で言うところの星一や田辺聖子的?)
私もだいぶ前に友人の薦めで読んでいたんだけど、最近のお風呂の共にと再読したところ。
再読で、ネタバレなのに面白い!

「夏の扉」
☆☆☆☆☆
1970年から2000年に凍結睡眠によってタイムスリップした男の話。
この話は1950年頃に書かれた話なので、1970年も、ましてや2000年も先の未来のことでした。
2000年はその頃からみると「近未来」で充分にSFの舞台になりうるわけで。
2008年にの今、読むと、まだまだ追い付いてないなというか、自身がタイムパラドックスを経験したような、変な感じで読めて、楽しいです。
主人公は発明者(設計士)で、彼(=作者)の奇抜なアイディアが。。
ハインラインの妄想世界の拡がりが、楽しい。
訳者(福島正実)のウデもいいのだろう、文体もスピードとリズムとウィットも感じられる気持ち良いものだし。
(この訳者凄いよ。ウィットの意味が初めて理解できた。)
主人公が偏ってて素敵。
共感。