2月の読書 | 北東西南

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shimaのアイドル・芸能ブログです。

引越後の我が家から徒歩5分の場所に、かなり大きな図書館がある。
ラッキー♫

ってことで、乱読を始めようと思う。
恩田陸が言っていた。
なんでもほしいものをあげると言われたら、これまで読んだ本が、読んだ順番、年代順にならんだ本棚、と。

そうなんだよね、忘れちゃうんだよ。。。てことで、これからは、読んだ本をメモって行こうと思う。ひとこと感想をそえて。

てことで、2月に読んだ本。

■百年の恋/篠田節子
 作者の名前で借りました。篠田節子は「女たちのジハード」が有名ですけど女をほんとうに正直に書く。
 不必要にドロドロべちゃべちゃしないで女を書けるのは、結構すごい。
 ちなみにこの本のヒロインは、自宅の部屋に食べかけのお菓子と汚れた下着と
会社の書類が突っ込んである、見目麗しいキャリアウーマンです。
 ★★★★


■ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない/黒井勇人
 「電車男」の亜流と決めつけて、勝手に期待していなかったのに面白かったっす
。そういえば「電車男」でも泣いたなあ。
 これは2ちゃんねるで展開されたスレッドが元になっています。
 登場人物のキャラが豊かで、理不尽さ加減が笑えるほど。
 だけど、笑えるほどの理不尽って、けっこうあるよね。。。
 読んでると、誰かを応援するときのあのさわやかなきもちになれます。
 そんで、世の中って悪くはないな、と思えます。
 ★★★★



■今夜 誰のとなりで眠る/唯川恵
 篠田某と違って、ドロドロべちゃべちゃ系。
 30~40代の女のいろいろ、主に苦悩、主に男のこと。
 これくらいまで恋愛を引きずれる女の人ってめっちゃパワーあるなあ、という感想。いろんな意味で。
 ★



■名もなき毒/宮部みゆき
 久しぶりに読みました、宮部みゆき。
 日常を淡々とすすむうちに知らないところで進行するものがたり。
 それがぐっと収束していって、ふわっと、地味に終わる。ある意味終わらない。 やっぱ上手いです~~~~~。
 犯罪者はいつもなにかに怒っている。たしかに、そんな気がする。
 ★★★



■グロテスク/桐野夏生
 しんどい。。。むりかもしれん。。。
 まだ読破できん。。。