1年前に倫理法人会からの依頼で、40分間の講話をさせていただきました。
その時に資料として自分のプロフィールを作成しながら思ったのは、4年間の民間企業の経験、25年間の行政の経験、どっちも貴重な経験だったなということ。
民間では、まだ23歳の若造に責任あるポジションを任せていただき、苦しかったけど、勉強にもなったと記憶している。

行政(町役場)で働くようになってからは、12回の人事異動(うち3回の出向)を経験させてもらった。
概ね2年毎の人事異動で、一番長かった部署でも4年だった。
県庁、社協などにも行かせてもらった。
そのような経験が今でも生きているし、人と人とのつながりの大切さをしみじみと感じている。
写真はカントリーエレベーターで、この建設にも事務担当として携わった。
行政経験の中で一番に思ったのは、常に住民目線でなけれなばならないこと。
それは今も同じで、常に患者さん目線でありたいと思っているし、患者さんのニーズにはできるだけ応えていきたいと思っている。
実は、昨年末からずっと気になっていたことがあったが、ようやく解決に向けて動きだしたように思っている。
私たちのクリニックのある市では、社会福祉施設等原油高騰対策支援事業を行っている。
これは、事業者にとってはとってもありがたい事業で、市もいろいろ考えてくれているんだなと思っていた。
しかしながら、この事業の補助事業対象者が次のとおりで、当院で行っている通所リハビリテーションはみなし指定のため、補助対象外とのことだった。同じことをしていて、みなし指定を対象外されるのは納得がいかなかった。
「【補助対象事業者】申請日において、大仙市内に所在する《別記》に記載するサービス種別の福祉施設等を運営する社会福祉法人等の民間事業者とします。 ただし、医療系サービスみなし指定事業所は対象外です。 」※別記は省略します。
そのため、市の職員と何度もメールや電話でやり取りをして、交渉するも返答は対象にはならないのでご理解くださいばかり。
市町さんも巻き込むような形になってしまったが、そういえば補助金交付要綱を見てなかったと思いさっそく取り寄せてみた。
すると、要綱にはみなし指定が対象にならないとは書いていなかったので、すぐに申請書を作成して市に簡易書留で郵送した。
まず一番最初にするべきことを忘れていた自分が少し情けなかった。
行政を離れて4年が過ぎて、少しそのあたりの感覚が鈍ってきているのかもしれない。
これで一件落着するとは思えない部分もあるが、まずは一歩全した形になったのでよしとしようと思う。
なにせ、担当者さんは私たちが介護保険法に基づいてい行っている通所リハを医療と思っているようで、そのあたりも理解してほしいなとは思っています。
私がこの補助金にこだわったのは、私たちがやっていることを市(市長)にも理解してほしかったということで、お金は二の次だった。
確かに、コロナ過で、さらに電気料金が1.5倍になっているという厳しい現状はあるが、本音としては私たちの取り組みを理解してもらって、次につなげていきたいということ。
そのため、市町さんも巻き込んでしまい、貴重な時間を費やさせてしまったということは、本当に申し訳なく思っており、この件が決着したら、市町さんには謝りにいきたいと思っている。
最後に、この件については、知り合いの弁護士にでも相談しようかと思っていましたが、現時点では私が関係する法令を調べ、過去の経験を糧に行ってたということを書き記しておきます。
