7月22日からの大雨で、私の働く町は避難所の設置などの対応をした。
私はとある避難所の責任者になっているので、今回の避難所の運営について少しまとめてみたい。
まず、私の家から避難所までは車で20分はかかる。
そのため、避難所の設置を予想して、少し早めに家を出て職場に行き、仕事をしながら待機した。
そのため、指示があってすぐに避難所設置に動きだすことができた。
それから、避難してくる人数は過去の経験から30人と予想し、毛布や水、軽食を準備した。
実際に避難してきたのは、20人ほどだったので予想より少なかった。
和室に座布団を敷いて、非常用の毛布を出して寝てもらった。
スタッフは8人で、避難所が落ち着いてきたころには交代で帰って休んでもらってもよかったが、深夜にしかも大雨の中の移動は事故につながることも考えられるため、避難所で仮眠をとってもらい、明るくなるのを待って帰宅してもらった。
これも正しい選択だったと思う。
しかし、本部からの要請で、ある職員に夜に大雨の中を別の避難所へ応援に行ってもらったことは、安全面を考えてもあってはならないこと。いまでも残念に思っている。
これは、全体を把握できていない本部の失態だと思っている。実際に待機していた職員もいたため、こちらに動いてもらうべきだったと思う。
本部にはかなり強く言ったが、こちらの言い分が通らなかったのは残念で仕方がない。
次に避難者の食事についてだが、避難してきた時点で夜の8時ころのため、夕食は食べてきていた。
朝食はどうしようかと思ったが、雨も少し弱くなってきていたので、朝になれば帰る人がほとんどだと予想し、準備していた軽食以外に何も準備しなかった。
案の定、朝6時には全員が帰宅した。
まあ、これは避難者の顔触れを見ての判断なのだが、予想は的中した。
まあ、このようなことができたのも自分の頭の中での予測なのだが、これができる人間は少ないと思う。
今回はスタッフの協力もあり、スムーズに避難所の運営ができた。スタッフには感謝しているし、あとで丸ごとピーチでも奢ってあげたいと思っている。
残念だったのは、本部からの指示系統が複数あり混乱したこと。
それから、物品庫にインスタントの味噌汁がほとんどなかったこと。
本部が全体を把握できていなかったことで、無駄に待機が多かったこと。
責任者の交代要員はいなかったことなど。
最終的には本部をあてにせず、自分の考えで動いていったことがよかったと思う。
臨機応変に動いていくことは、誰にでもできることではない。さまざまな経験を積んで、先輩の動き方を見て、自分なりに動ける後輩が育つことを期待したい。
他にも記録しておきたいことはあるが、自分が避難所を運営するのはこれが最後になるだろう。そのためにもブログに記録として書き残しておきたいと思うし、気が向いたら第2弾を書こうかとも思っている。