映画有頂天ホテルには、2人の客室係が登場する。

散らかった部屋を掃除する2人の客室係は、絶妙のコンビネーションで面白い。


この映画を見ながら思い出したことがひとつ・・・。


7、8年前に青年会議所(JC)のサマーコンファレンス(サマコン)で横浜に行った時のことである。

自宅から約8時間かけて車で横浜へ行き、新横浜プリンスホテルへ5日間滞在した。


当時、JCのメンバーではなかったが、サマコンの模様をインターネットで中継するという画期的な取り組みを行うということを元上司から聞いて、自ら志願し技術スタッフとしてメンバーに加えてもらった。


サマコンの会場は、パシフィコ横浜で行われた。

本番2日前からパシフィコに入り、業者へ依頼していた配線や電源の確認、サーバへの接続、テスト配信を行った。

ケーブルを忘れたり、依頼していたとおりに配線されていなかったりで、準備の時間はどんどん過ぎた。

広いパシフィコの天井裏を配線したり、近くの電気店でケーブルを買い求めるなど、夜にはくたくたになった。


そのため、夜は食事を摂って、軽くビールを飲んでバタンキューであった。

部屋は着替えや空き缶などで散らかり放題だった。

たぶん、客室係は不愉快な思いだったのだろう。


3日目、部屋にかえると散らかっていたはずの着替えがきちんと畳まれていた。

そして、メモが添えてあった。

まだ会ったことのない客室係に感謝したのは言うまでもない。


次の日からはなるべく服もまとめるようにし、部屋も汚さないようにした。

それでも、客室係としては納得いかないのか、さらにきちんと服を畳んでくれていた。


5日間、快適にホテルライフを過ごすことができた。

ホテルの対応に感謝しながら・・・そして、客室係に嫌われないようにしようと思いながら・・・。


追伸、インターネット中継は大成功でした。