ぼうたろうは、山の麓で生まれ、高校を卒業するまでここで暮らす。
その後、進学のためある港町で数年を過ごす。
歩いて10分ほどで海まで行くことができる小さな港町だ。
この頃から海が好きになり、潮風を感じているとなんとなくホッとするようになる。
波の音、潮の香りがなんともいえない。
先般、神奈川県の三崎港を訪れる機会があった。
この街はどこに行ってもマグロ、まぐろ、鮪。
活気のあるいい街だ。
この街を訪れるのは2度目だが、もう何回も訪れているような感じがする。
ちっちゃな写真館や小高い岡の神社、雰囲気のいい石畳の道。
ちょっとタイムスリップしたような、そんな感じさえある。
いつか、この街に住んでみたい。
そう思いつつ三崎を後にした。