今シーズン、ここぞのクワセが必要な時に助けてもらっていることが多くなっているノリーズ・パドチュー。

 

多用するようになったのは、5月に君ケ野ダムに行った時にアフターで喰い渋る中、パドチューのダウンショットだけはバイトが多く得られたことが一つのキッカケでした。

 

ただ、その時は良い魚をファイト中にいくつもフックオフでミスしてしまい、それまではいわゆるチョン掛けで使っていたのですが、アフターの吸い込みが弱い時期だったとは言うものの、これだけバレるのはフックのセッティングに何か理由があるのではと思い、この3~4ヶ月、いろいろな針と刺し方を試して来ました。

 

そして行き着いたのが、がまかつのコンタクトマスターを使って縫い刺しにセットすること。

写真では分かりにくいかも知れませんが、フックのアイもパドチューの中空のボディーの中に埋め込んでしまいます。

 

こうすることで、以下のようなメリットが得られます。

・フックが魚から見えにくくなる(バイト増につながる)。

・フックの先端が少ししか出ていないので根掛かりしにくくなる。

・それでいて、バイトがあった時はパドチューの中空ボディーが潰れてしっかりとフックが掛かる。

・動きもチョン掛けの時よりロッドアクションがキビキビ伝わるようになる。

(フックの刺し方を変えると動きが変わるのはよくあることですがパドチューの場合は劇的に変わりますのでぜひ体感していただきたいです)

ということで、このセットにしてからというもの、事実としてとにかくバイトは増え、ミスの数は激減しました。

 

そして、どこのメーカーのものもたいていそうですが、マスバリタイプはフトコロの広い形状のフックが多く、スモールワームを縫い刺しにするには座りがイマイチ良くないのを我慢して使うみたいなところがあるんじゃないかと思うのですが、コンタクトマスターというストレートシャンクのマスバリを用いることにより、この点も解消出来ました。

 

「マスバリ・リグ=チョン掛け」というのが何だか当たり前になっているような世の中ではありますが、こういうちょっとしたことで確実に手に出来る魚が増えたと思っています。

 

そんなの以前からやってるよという方々もおみえになるかも知れませんが、特にパドチューにおいては中空ボディーというこのルア-の特徴を最大限に活かしたセットだと思っています。

パドチューの場合はやはり中空ボディーという潰れてくれる特徴を活かしてのオフセットフックという選択肢もあり、この辺りは状況によって使い分けていただければと思います。

 

ということで、ぜひお試しいただければと思います。