GWの自粛期間中に自分の釣りに関する半生を振り返るシリーズその②は他魚種編です。
トーナメント活動にほとんど全てを注いでいた1990年代でしたが、晩秋~早春のトーナメントオフ期は他魚種の釣りもけっこう楽しんでいました。
晩秋は三重県南部地方に足を延ばしてメッキなどのライトゲーム。
冬はナイトロック。
早春は管理釣り場。
そんな中で、ほぼ3月下旬~GWまでの短期間ですが、最も力を入れていたのがレイクトローリングでした。
メインターゲットはノボリと呼ばれるアマゴが川から湖に下りて大きくなった降湖型のサツキマス。仲間内では主にギンケと呼んでいました。
主なフィールドは池原ダムとその上流の坂本ダム。池原は今のようにレンタルボートもボート昇降業者もなかった時代で、辿り着くまでの道も細くて狭くて人も少なく、まだフロリダは入っていなかった時代ですがバスももちろんいっぱい釣れる状況でした。
ギンケは良くて40cm代後半サイズが一般的なのですが、一度だけ池原でなかなか釣れないと言われる50cmオーバーをキャッチし、この魚は剥製にして今でも実家の部屋に飾っています。
パーマークが消えて銀ピカになるんですが、カッコイイ魚でしょ?!(笑)
そして坂本ダムでは今もたぶん居ると思いますがブラントラウトが天然繁殖しており、ものすごく数が少なくて、しかも賢くて、ほぼ滅多に釣れないのですが、これが釣りたくて毎シーズン通って挑戦していました。
そして通い始めてちょうど10年目でついに念願のブラウンをキャッチ!! 65cmくらいだったと思いますが、嬉しくて嬉しくて、これも剥製にして実家の壁に今も掛かっています。
これまたカッコいいですよね~☆ 真っ茶色な魚体が見えた時の感動は今でも忘れられません。
ちなみにレイクトローリングと言うと関東では芦ノ湖や中禅寺湖なんかでそこそこ有名だと思いますが、東海・関西でやっている人は一握りだったと思います。
それもあって、新たなターゲットとしてフィッシュオン誌のカラーグラビアで取り上げてもらったこともありました。
顔が若いですね(笑)
それくらい熱中していたレイクトローリングでしたが、ブラウンを釣ってものすごい達成感があり、また坂本ダムへの道は険しく危険でボートを降ろすスロープもなく船の積み降ろし作業が毎回地獄だったこともあり、このブラウンをキッカケに一段落を付ける方向となりました。
本当はいつか中禅寺湖でレイクトラウトに挑戦してみたいと思っていたのですが、それは未だ実現出来ていません。
こうして、1990年代はトーナメント活動をメインにしながらもオフシーズンには他魚種にも結構チャレンジしていました。
一つ言えることは、他魚種をやることによって、間違いなくバスにもプラスになったということ。
自分の中で他魚種から得られたことをバスフィッシングにフィードバックして役立てていることは数多くあり、みなさんの中にもバス一筋! という方々も多くおみえになると思いますが、余力があれば少し他のターゲットにチャレンジしてみることをオススメします。
ということで、今回はこの辺で。まだ次回に続きます。





