今回は先日の高山ダムでのBass hunter × Village cup における伊豫部プロとのゲーム詳細です。
湖は相変わらずのフル満水。朝の水温11℃。天気は晴れ。水の色は週半ばに雨がたくさん降ったにも関わらず高山ダムにしては意外なほどのクリアウォーター。
そんな中でのスタートとなりました。

朝はイヨケンプロはスイムジグ+ハートテール、ボクはレイダウンミノーMID 110SP で巻いて行きます。

するといきなりボクのレイダウンミノーにチェイス! しかしバイトには至りませんでした。
早春によくある止めてあげることで魚が出て来るけれど、止めることで見切られてバイトしない状態。
今日はクリアウォーターということもあって難しそうです。
一通り巻き、ちょっと厳しそうなので、次はよさげなエリアを絞ってのカバー撃ちに転じます。

イヨケンプロはチューブルにグラスラトルを挿入したテキサスリグ。ボクは得意のビッグエスケープツイン。
するとイヨケンプロが「今、アタッたけど離した」とのこと。
すぐに同じスポットに入れ直してロングシェイクで誘います。
するといきなりフッキング! と思いきや、スッポ抜け! 「やってもーた~」

うなだれる伊豫部プロ。
千載一遇のチャンスを逃がしてしまします。
チューブルにはビッシリとバスの歯型が。。。

ここからイヨケンプロはバイトがあったそのカバーをそれはそれは丁寧に撃ち始めました。
それこそ10cm刻みに入れて行くくらいの感覚。
しかも何度も何度も入れ直します。
自分だったらここまではしないので、果たしてこれで次のバイトが出るのか興味深々。
でも、そううまくは行きません。
しかしこのバラシでイヨケンプロの今日のゲームの展開は決まったようで、ここからはカバー撃ちをメインにして行きます。
しかもカバーの奥の奥の奥まで撃ち抜く本気の攻め。
↓ こんな感じ。

朝はいろいろアホな話もしながらエンジョイしていたのですが、いつの間にかお互い無口の本気モードに。
一昨年のかつきcup で同船した時も二人してボーズだったので、今回こそは絶対釣る! という気持ちで頑張ります。
そして最後の最後、もう残り30分を切ったところでワンバイトがあったあのスポットへ入り直します。
するとそこでイヨケンプロがまたもバイトを得ますがまた離され、再度入れ直します。
かたずをのんで見守っていると、ついにフッキング動作と共にバンタムロッドが曲がります!
シューター25lbなので一気にブチ抜いてついについに貴重なワンフィッシュをキャーッチ!!!

ようやくイヨケンスマイルが出ました。
やりましたね☆
こうして一日のゲームはあっと言う間に終了し、ウェイインとなります。
イヨケンプロのバスは970g とこのこの時期としてはそんなに大きい魚ではなかったけれど、最後の最後まであきらめない伊豫部プロの執念を見せてもらいました。

今回、伊豫部プロは先述したように本当に丁寧に丁寧に、一つ一つのスポットを撃ってとても長く誘っていました。
アメリカでやっているのでイメージ的にはどんどん船を進めて次へ次へと行きそうですが、決してそうではありませんでした。
伊豫部プロ曰く、「早春のバスが差して来るところは必ず何か理由があり、1匹ということはあり得ないし時間帯でまた上がって来ている可能性が高いのでとにかく何度も入り直すことが大事」とのこと。
そして「この時期はふだんのシーズンより長く誘うことが重要」、「プリの魚はラトルを入れてイラ立たせることも効果的」とのことでした。
おっしゃる通りですね。
分かっていながらも、ボクだと性格的にすぐに次のスポットを撃ちたくなってしまうので(苦笑)、とても勉強になりました。
そして何と言っても今回のヒットルアーである10FTUのチューブル。
自らを「昭和の人間」という伊豫部プロらしいルアーですよね。
その昔、一世を風靡したチューブルアーも今ではほとんど見かけることがなくなりましたが、障害物にとても入れやすく、早春のイラ立っているバスにアピールするラトルを挿入出来ることなどメリットの多いルアーであることをボクも再認識させられました。
そういうカユいところに手が届くルアーを手掛けておられるあたりが伊豫部プロらしいですよね。
ちなみにカラーはチャートリュースペッパー。
クリアウォーターではナゼか効くとオススメしておられましたので参考にしてみていただければと思います。
ということで、一昨年のかつきcup 以来、久しぶりの伊豫部プロとの同船ゲームでしたが、勉強になったのはもちろんのこと、いろんなトークも含めとっても楽しめました。
伊豫部プロおつかれさまでした&ありがとうございました。
ぜひまた来てください。
そしてアメリカ頑張ってくださいね。
友人として、一人のファンとして、応援してます!