昨日は三重チャプター第2戦で大ネスト戦だったというお話を書いたばかりですが、そしてボク自身は試合であってもネストはしないと決めていると何度も書いていますが、その賛否はさておき。
今回のウェイインで、いわゆる「完全死魚」の多さがとても気になりました。しかもどれも立派なビッグフィッシュばかり。今回に限らずネスト時期の完全死魚の話は毎年よく聞くように思います。
ネストの魚は、当日までにプラから何度も釣られたり、キャッチされないまでもハリに掛けられたり、ハリが刺さったままラインが切れたり、すごく傷付いています。そして人間が考えている以上に相当の体力の消耗とストレスがかかっているものと思われます。
ネストフィッシュを釣るなとは言えませんが、釣るのであればいつも以上にライヴウェルの中をよく確認し、せめてしっかりとケアしてあげて欲しい。
バスは一部のフィールドを除いては、彼らの自然繁殖力に頼らざるを得ないのが日本の現状です。トーナメントに出ていると、どうしても避けられない死魚はあると思います。だからこそ、ネストフィッシュに限らず、魚のサイズの大小に関わらず、死なせてしまった時はバス1匹の命をもっと大切に考えて欲しい。
トーナメントが終わった時は死魚によってトーナメントのスコアが落ちたことばかり気になってそういうことにまで頭が回らないのは仕方がないと思うけれど、後日気持ちが落ち着いたら、そんなことも少し振り返ってもらえればなと思います。