先日はメタルワサビーでのゲームを楽しんだわけですが、時々、この手のジギングスプーンゲームにはどんなタックルがいいんですかという質問を受けることがありますので、バーチカルゲーム主体という前提でこの機会にご紹介したいと思います。
まずロッドですが、ボクはロードランナーハードベイトスペシャルHB600Mを使用しています。いろいろ試しましたがボクにはコレが一番ですね。
まず6フィートという長さがちょうど良い。最近は長いロッドが多いですが、あまり長いとバーチカルゲームでは思ったように操作がしにくく、逆に短いとリフト時のストロークが取れないので、これくらいがしっくり来ます。
それとあまり高弾性でカキッとした硬い竿だと障害物をかわせずに手元に感じた時にはもう根掛かっているというようなことが起こります。低弾性なハードベイトスペシャルは適度に遊びがあるのでほぼロストゼロ、そして肝心のバイトがあった時にははじかずしっかりとルアーが魚の口に吸い込まれます。
次にライン。ボクはフロロの12~14lbを使用しています。立ち木等の障害物の多いフィールドは14lb、あまり根掛かりの心配がないところでは12lb。12lbの方が水深20mを超えて来るとボトムに速く到達させて操作しやすいのでどちらかと言うと12lbの方が出番が多いです。
そして今回は夏に出たシューターFCスナイパーBMS AZAYAKA をメタルゲームにデビューさせてみましたが、非常に良かったです。ラインの視認性が上がることで、今、ルアーが沈んでいる途中なのか、着底したのかがすぐ分かります。この手のゲームでは着底直後にすぐアクションに入ることがとても大事ですし、フォール時のバイトがとれることもとても重要ですので、見やすいラインは大きなアドバンテージになります。
当日はローライトでどちらかと言うとラインが見にくい日でしたが、そんな中でもこんな感じ。

そして肝心のルアーですが、当然、信頼のワサビー。今回は水深が最大で30mと深かったので18gを用いました。ワサビーにはノーマルとハンマードがありますが、ハンマードの方がノーマルよりスライド幅が大きく、かつ、キラメキは鈍くなります。写真は同じメタルスプレイドグラスですが、随分光り方が違うのが分かりますよね?

クリアウォーターなどで魚が強いキラメキを嫌うように感じる時は光を抑えたハンマード。冬は1ヶ所に魚が固まることも多いので、2タイプをローテーションさせて、かつ、ウェイトやカラーも変えて行くことで見え方が変わり、魚をスレさせずに釣り続けることが可能になるようなこともあります。
ざくっと説明しますとこんな感じですが、参考になりましたでしょうか。
関西系のリザーバーは難しいところが多く、ディープではどうしてもライトリグで粘るアングラーさんが大多数のように思いますが、この冬はぜひメタルゲームにも挑戦してみていただければと思います。勝負が早いし、イイのが来る可能性も高いし、世界が広がると思いますヨ!